ラスナマエ(Lasnamäe)〔エストニア語での発音は「ラスナメェー」に近い〕とは、エストニアの首都タリンにおける行政地域の一つ。タリンの中でもロシア系住民が多数を占める地区として知られる。人口は約11万3千人(2006年)。
周辺に石灰石が多く埋蔵しており、中世より採掘されていた。
かつてのソビエト統治時代には軍需工場があったが閉鎖された。
エストニア内でも治安の悪い地域であり、日本の外務省も注意を喚起している。
FCアヤックス・ラスナマエが、ラスナマエ地区を本拠地とするサッカークラブである。
- 原翔 『バルト三国歴史紀行Ⅰ エストニア』 彩流社、2007年