ラス・シャイロ(Ras Shiloh、出生名:トマス・ウィリアムズ Thomas Williams、1974年6月3日[1] - )は、2002年のアルバム『From Rasta To You』や、ラスタファリ運動によって神(ジャー)の化身、ないし、神から指名された王とされるエチオピア帝国皇帝ハイレ・セラシエ1世についてとりあげた2007年のアルバム『Only King Selassie』を制作した、アメリカ合衆国のレゲエ・ミュージシャンで。ニューヨーク市ブルックリン区[2]、ないし、ニューヨーク州スタイブサント生まれ[3]。彼のテノールの声は、亡くなったガーネット・シルクに準えられることがよくある[4][5]。シャイロ自身もインタビューで「尊敬するアーティスト」としてシルクの名を真っ先に挙げ、続けてサム・クック、ジェイコブ・ミラー、デニス・ブラウン、シズラに言及している[6]。
1980年代半ばからニューヨーク市ブルックリン区でレゲエ・ミュージシャンとしての活動をはじめ[6]、1990年代半ばに活動の拠点をジャマイカへ移し、当地の音楽プロデューサーたちと作品を制作するようになった[3]。2007年には、日本ツアーも行なっている。