ラムトン城 | |
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Lambton Castle | |
![]() 19世紀後期のラムトン城 | |
ラムトン城の位置 | |
概要 | |
用途 | カントリー・ハウス |
自治体 | チェスター・ル・ストリート、ダラム州 |
国 | イングランド |
座標 |
北緯54度52分01秒 西経1度32分10秒 / 北緯54.867度 西経1.536度座標: 北緯54度52分01秒 西経1度32分10秒 / 北緯54.867度 西経1.536度 NZ298526 |
文化財指定 | 第二*級指定建築物 |
ラムトン城(英語: Lambton Castle)は、イングランドのダラム州チェスター・ル・ストリートにある邸宅。、ダラム伯爵ラムトン家が代々暮らしてきたカントリー・ハウス。イングランド第二*級指定建築物の中分類に指定されている。
庶民院議員ウィリアム・ラムトンは一族の領地ハラトン・ホールの旧邸宅跡地に新たなカントリーハウスを建設することとした[1]。1796年にイタリア出身の建築家ジョセフ・ボノミに設計を依頼したが、ウィリアムは翌年に結核のため急死してしまう[1][2]。その息子のジョン・ラムトンはカナダ総督も務めたホイッグ・急進派の政治家であったが、彼が父の遺志を継いでラムトン城の改築を進め完成させた[2]。
この城は、上述のジョセフ・ボノミとその息子イグナティウスによって設計され、当時の流行であったノルマン様式建築の城である[3]。
イギリス出身の建築家であるシドニー・スマークによる1862年から1865年における大広間を含む増築部分は1932年にその大部分が解体された[3]。解体理由は建造物が地盤沈下していたことにある[4]。1930年代にラムトン家は敷地内にあるより小規模なビディック・ホールに移ることになった[5]。
城の周辺にある公園は高い壁に取り囲まれている。それでもラムトン家は恒例行事となっているキジ狩りを続けた。1972年から1980年までラムトン・ライオン・パークというベンチャー企業があった[6]。
のちにラムトン家はホートン・ル・スプリングにあるA182道路からA690道路までの連結路線の実現と新しい事業分野を担うビディック・ウッズを売却した[7]。
2012年には英国放送協会(BBC)の主要チャンネルである「BBC One」のドラマシリーズ『The Paradise』の舞台になった[8]。
2015年12月30日、不動産開発会社は公園の保存・維持管理を理由に、地元の建物と雇用資金に2600万から2850万ボンドをかけて、城そのものを結婚式会場、ブティックホテル、若しくはその両方に還元する構想計画を地域計画局に提出した。なお、この構想計画はラムトン家の代理として財産権を管理している「1989年ダラム伯爵の任意委譲管財人」(Trustees of Lord Durham's 1989 Voluntary Settlement)によって提出されたものである[9]。