ランベール・ロンバール Lambert Lombard | |
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![]() 自画像 | |
生誕 |
1505年か1506年 リエージュ |
死没 |
1566年 リエージュ |
ランベール・ロンバール(Lambert Lombard、1505年か1506年生まれ、1566年没)はフランドルの画家、学者である。イタリアでルネサンス美術を学び、ネーデルランド地域の美術に影響を与えた。
10世紀以来、リエージュ司教領であったリエージュに生まれた。アントウェルペンで画家としての訓練を受け、ミデルブルフやゼーラントでヤン・ホッサールト(c.1478-c.1532)やヤン・ファン・スコーレル(1495-1562)といった画家から絵を学んだ。ドイツやフランスも旅したとされる。
1532年からリエージュ司教の、エラール・ド・ラ・マルク(Érard de la Marck: 1472–1538)に仕え、1537年にイングランドの枢機卿、レジナルド・ポールに随行してローマへ旅し、司教のために美術品を購入し、修行するように命じられた。ローマではミケランジェロ(1475-1564)らのイタリア・ルネサンスの巨匠たちと知り合った。
リエージュに戻ると、ネーデルランド最初の美術学校を開き、フランス・フロリス(1519/1520-1570)やウィレム・カイ(Willem Key: 1516–1568)、スアヴィウス(Lambert Suavius: 1510-1567)、ドミニクス・ランプソニウス(Dominicus Lampsonius: 1536-1599)、ピーター・フルニウス(Pieter Jalhea Furnius:1545-1610)といったフランドルの画家に影響を与えた.[1]。