『ラヴ・ユー・ライヴ』 | ||||
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ローリング・ストーンズ の ライブ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 |
1975年6月14日、17日、 7月9日、16日、 1976年5月26日、 6月5日 - 7日、 1977年3月4日、5日、 Overdubs: 1977年5月25日 - 6月20日 | |||
ジャンル | ロック | |||
時間 | ||||
レーベル |
Rolling Stones
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プロデュース | グリマー・ツインズ | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
All Music Guide link | ||||
ローリング・ストーンズ アルバム 年表 | ||||
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『ラヴ・ユー・ライヴ』(Love You Live, 旧邦題:感激! 偉大なるライヴ)は、ローリング・ストーンズのライブ・アルバム。本作はストーンズ2作目、アメリカでのみリリースされた『ガット・ライヴ・イフ・ユー・ウォント・イット!』を加えると、3作目の公式ライブ・アルバムである。
本作には、1975年夏の北米ツアー、1976年のヨーロッパ・ツアー、1977年のトロント公演が収録されたほか、1977年3月4日・5日にトロント、エル・モカンボ・クラブでの模様が収録された。このクラブはキャパシティが500人の小クラブで、観客は「なぜ私はローリング・ストーンズのパーティに行きたいか」というラジオ・プログラムでの当選者であった。
トロント入りする直前の2月27日に、キース・リチャードはヘロイン不法所持によってカナダの騎馬警察隊に逮捕され、後に1,000ドルの保釈金を支払い釈放された。また、カナダ首相ピエール・トルドーの夫人、マーガレット・トルドーが鑑賞に訪れ、その後メンバーと共にプライヴェート・パーティに参加したが、後日ゴシップ紙にロン・ウッドやミック・ジャガーとの関係を書き立てられることとなった。
オーヴァーダビングとミックスは1977年5月半ばから6月にかけて行われ、ビリー・プレストンおよびイアン・スチュアートのピアノが加えられた。アートワークはアンディ・ウォーホルが担当した。イギリスでは3位、アメリカでは5位に達しゴールド・アルバムを獲得した。
『ラヴ・ユー・ライヴ』は、ワーナー・ミュージックによって世界的に配給された最後のアルバムとなった。ローリング・ストーンズ・レコードはワーナーとの契約を北米でのみ継続し、他の地域では新たにEMIとの配給契約を結んだ。
さらに、「キース・リチャード」としてクレジットされた最後のアルバムとなり、翌1978年の『女たち』からその姓を「リチャーズ」に戻した。
収録されたうちの2曲が別のタイトルで表記されており、「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」はアポストロフィーが「g」に変更され(ただし、再発売されたCDでは以前の表記に戻っている)、「イッツ・オンリー・ロックンロール」は (But I Like It) が省略された。
1998年にヴァージン・レコードによって、2009年にはユニバーサル ミュージック グループによってリマスター盤が発売された。