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設立 | 1998年 | |||
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AOC # | R61A758X[3] | |||
拠点空港 | ||||
マイレージサービス |
AAdvantage (アメリカン・イーグル) スカイマイル (デルタ・コネクション) マイレージ・プラス (ユナイテッド・エクスプレス) | |||
航空連合 |
ワンワールド (アメリカン・イーグル) スカイチーム (デルタ・コネクション) スターアライアンス (ユナイテッド・エクスプレス) | |||
親会社 | リパブリックエアウェイズ・ホールディングズ | |||
保有機材数 | 221機 | |||
本拠地 | インディアナ州インディアナポリス | |||
代表者 | ブライアン・ベッドフォード (CEO) | |||
外部リンク | https://rjet.com/ |
リパブリック航空(リパブリックこうくう、英:Republic Airways)は、アメリカ合衆国インディアナ州インディアナポリスに本社を置く、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズ傘下の地域航空会社である[5]。アメリカン航空下のアメリカン・イーグル、デルタ航空下のデルタ・コネクション、ユナイテッド航空下のユナイテッド・エクスプレスのブランドとして、エンブラエルE170及びエンブラエルE175で路線を運航している。コールサインのBrickyard(ブリックヤード)は、本社のあるインディアナポリスに位置する有名なサーキットであるインディアナポリス・モーター・スピードウェイのニックネームに由来している。
"リパブリック航空株式会社" (Republic Airline, Inc.) は1999年にリパブリックエアウェイズ・ホールディングズの子会社として設立された[6]。しかしながらリパブリック航空は2004年まで活動が行われず、2005年に航空運送事業許可を取得するまでの6年間航空運送事業を行えない状態であった[3]。2004年にリパブリックエアウェイズ・ホールディングズはアメリカン航空からの訴えに対応してリパブリック航空の活動を開始した。
アメリカン航空は座席数44席のリージョナルジェットを当時リパブリックエアウェイズ・ホールディングズの主要運営子会社であったシャトークア航空に委託運用していた。しかし、後にシャトークア航空が70席のリージョナルジェットをユナイテッド航空から委託運用するようになると、アメリカン航空のスコープ・クローズで当時定められていた"アメリカン航空からの委託運用を行う地域航空会社はアメリカン航空以外からの委託運用であっても座席数50席以上の機材を運用してはならない"という条項に引っ掛かった。このため、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズはリパブリック航空の活動を開始させ、2005年に航空運送事業許可を取得し[7]営業可能になると問題であった70席のリージョナルジェットをシャトークア航空からリパブリック航空に移管し、スコープ・クローズ違反状態を解消した。また問題解決のため、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズはアメリカン航空パイロット組合に660万ドルを支払った[8]。
2007年、フロンティア航空はリパブリック航空と11年間のコードシェア便運航を行う契約を結んだ。契約に基づき、リパブリック航空の保有する17機のエンブラエルE170をコードシェア便用として運用することになった。最初のコードシェア便は2007年3月に就航し、2008年12月までに全コードシェア便の運航が開始される予定であった。しかしながら、翌2008年4月10日、フロンティア航空は連邦倒産法第11章(チャプター11)を申請した[9][10]。このためリパブリック航空は同月23日に契約を終了、第11章適用時の救済措置として同年8月13日にフロンティア航空を買収し完全子会社化した[11]。その後はフロンティア航空のブランドとしてリパブリック航空の保有する機材を運航していたが、2013年12月にフロンティア航空はリパブリック航空からインディゴ・パートナーズへ売却され、それと共にフロンティア航空ブランドでの自社機の運航を終了した[12]。
2008年9月3日、リパブリック航空はミッドウエスト航空と10年間のコードシェア便運航契約を新たに締結した。2008年10月1日よりカンザスシティ国際空港を拠点とし、12機の航空機がミッドウエスト航空とのコードシェア便としての運航を開始した。その後2009年6月23日、リパブリック航空はミッドウエスト航空を3100万ドルで買収すると発表した[13]。
2013年1月、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズは同年中頃より開始される予定であるアメリカン航空下の新ブランド、アメリカン・イーグルとしてエンブラエルE175を運航するためにアメリカン航空と契約を結んだ[14]。2013年8月1日、リパブリック航空はアメリカン・イーグルブランドとしてシカゴ - ニューオーリンズ・ピッツバーグ・アルバカーキ線の運航を開始した[15]。
2016年2月25日、リパブリック航空は連邦倒産法第11章を申請した。当時リパブリック航空はパイロット不足により大きな打撃を受けていたが、2015年10月に締結された新しい契約により会社の立て直しが促進されていた。第11章申請時、リパブリック航空は29億7,000万ドルの負債と35億6,000万ドルの資産を保有していた[16][17]。2016年11月16日、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズは2017年第1四半期中にリパブリック航空を第11章適用下から脱却させるための再編計画を提出した[18]。
再編計画では、リパブリックエアウェイズ・ホールディングズの子会社であるシャトル・アメリカとリパブリック航空を合併しリパブリック航空を存続させるとされ、2017年1月31日にシャトル・アメリカはリパブリック航空と合併した。2018年12月、リパブリック航空は親会社の名称にあわせて"Republic Airline"から"Republic Airways"に改称された。
以下は2019年9月現在のリパブリック航空の就航都市の一覧である。表においてはアメリカン・イーグル、デルタ・コネクション、ユナイテッド・エクスプレスのどのブランドで就航しているかも記載している。
2020年5月現在の運用機材は以下の通りである[21]。
機種 | 運用中 | 注文中 | 座席数 | 備考 | |||
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F | Y+ | Y | 合計 | ||||
エンブラエルE170 | 22 | 9 | 12 | 48 | 69 | デルタ・コネクションとして運航。 | |
37 | 6 | 16 | 70 | ユナイテッド・エクスプレスとして運航。 | |||
3 | 必要に応じリパブリック航空のブランドで運航。 | ||||||
エンブラエルE175 | 85 | 12 | 20 | 44 | 76 | アメリカン・イーグルとして運航。 | |
46 | 0 | 20 | 44 | デルタ・コネクションとして運航。 | |||
28 | 16 | 48 | ユナイテッド・エクスプレスとして運航。 | ||||
合計 | 221 | 0 |
機種 | 引退年 |
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エンブラエルE190 | 2015年 |
ボンバルディアQ400 | 2017年 |