ルイーズ・ド・プリー(Louise de Prie, 1624年 - 1709年)は、ブルボン朝時代フランスの宮廷女官で、王家のガヴァネスをきわめて長期間務め、ルイ14世王(1661年 - 1672年)、その嫡子グラン・ドーファン(1682年 - 1691年)及び嫡孫ブルゴーニュ公(1704年 - 1709年)それぞれの子女の養育の責任者であった。
トゥシ侯爵ルイ・ド・プリーとその妻フランソワーズ・ド・サン=ジュレ=リュジニャン・ド・ランサックの間の次女で、両親の相続人としてトゥシ女侯爵となる。1650年11月22日陸軍元帥・カタルーニャ副王を務めたカルドヌ公爵フィリップ・ド・ラ・モート=ウーダンクールと結婚し、ラ・モート元帥夫人と呼ばれた。夫との間に3人の娘をもうけるが、1657年夫と死別した。
1709年ヴェルサイユで亡くなった。85歳だった。次女と三女が王家のガヴァネスを引き継いだ。