ルオヤンギア(学名 Luoyanggia 「洛陽(中国の地名)産」の意味)は、中国河南省の如陽盆地の前期白亜紀の地層である郝嶺層(英語版)から産出されたオヴィラプトル科(英語版)の恐竜の属。模式種であるルオヤンギア・リウディアネンシス[1]の一種のみ知られる。トーマス・ホルツは2007年、ルオヤンギアを全長約1.5メートル、体重約2.27〜9.1キロと推定した[2]。2016年にモリーナ・ペレスとララメンディはルオヤンギアを同様の全長1.2メートルと推定したが、体重は約8.5キロと推定した[3]。ルオヤングギアとも表される。
ルオヤンギアと共存していた恐竜には、ルヤンゴサウルス(英語版)、ゾンギュアンサウルス、ユンメンロン(英語版)、シャンシャノサウルス、フアンヘティタン、ルヤンゲンシスなどが含まれる。ルオヤンギアのタイプ層準は当初、後期白亜紀のセノマニアン期に遡ると考えられていたが、如陽盆地と無脊椎動物と微化石の集団における広範なフィールドワークにより、ハオリング層のアプチアン期からアルビアン期が示唆されている[4]。
- ^ Lü., J., Xu, L., Jiang, X., Jia, S., Li, M., Yuan, C., Zhang, X. and Ji, Q. (2009). "A preliminary report on the new dinosaurian fauna from the Cretaceous of the Ruyang Basin, Henan Province of central China." Journal of the Palaeontological Society of Korea, 25: 43-56.
- ^ Holtz, Thomas R., Jr.; Rey, Luis V. (2007). Dinosaurs(英語版) ([1]). New York: Random House. ISBN 978-0-375-82419-7.
- ^ Molina-Pérez & Larramendi (2016). Récords y curiosidades de los dinosaurios Terópodos y otros dinosauromorfos. Spain: Larousse. pp. 271
- ^ Xu, L., Pan, Z.C., Wang, Z.H., Zhang, X.L., Jia, S.H., Lü, J.C., Jiang, B.L., 2012. Discovery and significance of the Cretaceous system in Ruyang Basin, Henan Province. Geological Review 58, 601-613.