ル・ナン兄弟

ル・ナン兄弟
Frères Le Nain
1642年のアントワーヌ・ル・ナン作の集団肖像画
生誕 別記
3人ともフランスのラン
死没 別記
3人ともパリ
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農民の家族ルーヴル美術館[1]
牛乳売りの家族エルミタージュ美術館

ル・ナン兄弟(ルナンきょうだい、Le Nain brothers)は、17世紀のフランス画家で、アントワーヌ・ル・ナンAntoine Le Nain、1588年頃 - 1648年)、ルイ・ル・ナンLouis Le Nain、1593年頃 - 1648年)、マチュー・ル・ナンMathieu Le Nain、1607年 - 1677年)の3兄弟のこと。彼らは風俗画と肖像画を主に手掛けた。

略歴

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ル・ナン兄弟はフランス北部のランで生まれた。裕福な役人の息子に生まれ、兄弟が誰から絵を学んだかは知られていないが、外国人から絵を学んだと伝える資料があり、おそらくフランドル出身の画家から絵を学んだと考えられている。1629年に兄弟はパリに移り、サン=ジェルマン=デ=プレに住み、長兄のアントワーヌをリーダーにして工房を開いた。

1648年、アントワーヌとルイは、創設されたばかりの王立絵画彫刻アカデミーの会員に選ばれたが、その年の5月にルイが亡くなり、その2日後にアントワーヌが亡くなった。マチューは 1677年まで生き、1662年にはサンミッシェル勲章を授与された。

3人の絵のスタイルは似ていて、作品に姓のみのサインをしたため、作品の作者を区別するのが困難であり、多くの作品は共作である可能性もある。、

脚注

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