ルーク・ジャクソン (野球)

ルーク・ジャクソン
Luke Jackson
アトランタ・ブレーブス #22
アトランタ・ブレーブス時代
(2018年8月8日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 フロリダ州フォートローダーデール
生年月日 (1991-08-24) 1991年8月24日(33歳)
身長
体重
6' 2" =約188 cm
210 lb =約95.3 kg
選手情報
投球・打席 右投右打
ポジション 投手
プロ入り 2010年 MLBドラフト1巡目追補
初出場 2015年9月4日
経歴(括弧内はプロチーム在籍年度)

ルーク・レイ・ジャクソンLuke Ray Jackson, 1991年8月24日 - )は、アメリカ合衆国フロリダ州フォートローダーデール出身のプロ野球選手投手)。右投右打。MLBアトランタ・ブレーブス所属。

経歴

[編集]

プロ入りとレンジャーズ時代

[編集]

2010年MLBドラフト1巡目追補(全体45位)でテキサス・レンジャーズから指名され、プロ入り。

2011年に傘下のA級ヒッコリー・クロウダッズでプロデビュー。19試合に先発登板して5勝6敗、防御率5.64、78奪三振を記録した。

2012年はA級ヒッコリーとA+級マートルビーチ・ペリカンズでプレーし、2球団合計で26試合に先発登板して10勝7敗、防御率4.65、146奪三振を記録した。

2013年はA+級マートルビーチとAA級フリスコ・ラフライダーズでプレーし、2球団合計で25試合(先発23試合)に登板して11勝4敗、防御率2.04、134奪三振を記録した。

2014年はAA級フリスコとAAA級ラウンドロック・エクスプレスでプレーし、2球団合計で26試合(先発24試合)に登板して9勝5敗1セーブ、防御率5.41、126奪三振を記録した。オフの11月20日に40人枠入りした[1]

2015年は開幕からAAA級ラウンドロックでプレー。8月6日にメジャー初昇格を果たした[2]が、この時は登板機会がないまま11日にAAA級ラウンドロックへ降格した[3]。ロースター拡大後、9月4日のロサンゼルス・エンゼルス・オブ・アナハイム戦でメジャーデビュー。この年メジャーでは7試合に登板して防御率4.26、6奪三振を記録した。

2016年は8試合に登板して防御率10.80、3奪三振を記録した。

ブレーブス時代

[編集]

2016年12月8日にタイレル・ジェンキンスブレイディ・フェイグル英語版とのトレードで、アトランタ・ブレーブスへ移籍した[4]

2017年は43試合に登板して2勝0敗、防御率4.62、33奪三振を記録した。オフの12月20日にDFAとなり、2018年1月4日にマイナー契約に切り替わって傘下のAAA級グウィネット・ストライパーズへ配属された[1]

2018年の開幕はAAA級グウィネットで迎え、4月4日にメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[5]が、4月15日にDFAとなり、18日に40人枠を外れる形でAAA級グウィネットへ配属された[1]。5月6日に再びメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[6]が、登板が無いまま8日に40人枠を外れる形でAAA級グウィネットへ配属された[7]。6月5日に三たびメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りしたが、13日にDFA、14日に40人枠を外れる形でAAA級グウィネットへ配属された[1]。6月16日にFAとなったが、翌17日にシーズン4度目となるメジャー契約を結んでアクティブ・ロースター入りした[8]

2019年フィラデルフィア・フィリーズとの開幕戦で7回から登板し、リース・ホスキンスに満塁本塁打を打たれるという最悪のシーズン初登板となったが[9]、それ以降は14試合連続無失点を続け、クローザーとして抜擢されてシーズン18セーブを挙げた[1]

2021年はクローザーのウィル・スミスにつなぐセットアッパーとして71試合に登板し、2勝2敗、防御率1.98、リーグ2位となる31ホールドを挙げた[10]。また、ヒューストン・アストロズとのワールドシリーズ(WS)では3試合に登板して2ホールドを挙げた[11]。ブレーブスは4勝2敗で26年ぶり4度目のWS優勝を果たし、自身初めてとなるWS優勝を経験した[12]

2022年は、4月3日に右尺骨側副靭帯の損傷により60日間の負傷者リスト入り[1]。4月13日にトミー・ジョン手術を受けてシーズン全休となった[13]。オフの11月6日にFAとなった[14]

ジャイアンツ時代

[編集]

2023年1月9日にサンフランシスコ・ジャイアンツと2年契約を結んだ。年俸は2023年は300万ドル、2024年は650万ドル。2025年は球団がオプションを行使すれば700万ドル、行使されない場合はバイアウトとなり200万ドルを受け取る[15]

ブレーブス復帰

[編集]

2024年7月29日にタイラー・マツェック、サビン・セバロスとのトレードで、ホルヘ・ソレアと共にかつて在籍したブレーブスへ移籍した[16]

投球スタイル

[編集]

最速98.9mph[17](約159.2km/h)のフォーシームにキレのあるスライダーを組み合わせる。

詳細情報

[編集]

年度別投手成績

[編集]




















































W
H
I
P
2015 TEX 7 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 27 6.1 5 1 2 0 0 6 1 0 3 3 4.26 1.11
2016 8 0 0 0 0 0 0 0 0 ---- 62 11.2 22 4 8 0 0 3 0 0 14 14 10.80 2.57
2017 ATL 43 0 0 0 0 2 0 0 1 1.000 224 50.2 55 4 19 4 4 33 4 0 26 26 4.62 1.46
2018 35 0 0 0 0 1 2 1 3 .333 184 40.2 41 3 21 3 2 46 6 1 22 20 4.43 1.52
2019 70 0 0 0 0 9 2 18 9 .818 315 72.2 76 10 26 4 2 106 3 0 34 31 3.84 1.40
2020 19 0 0 0 0 2 0 0 1 1.000 132 26.1 39 2 13 0 2 20 3 0 23 20 6.84 1.97
2021 71 0 0 0 0 2 2 0 31 .500 261 63.2 45 6 29 2 2 70 3 1 15 14 1.98 1.16
2023 SF 33 0 0 0 0 2 2 0 4 .500 143 33.1 26 3 15 2 1 43 3 1 14 11 2.97 1.23
MLB:8年 286 0 0 0 0 18 8 19 49 .692 1348 305.1 309 33 133 15 13 327 23 3 151 139 4.10 1.45
  • 2023年度シーズン終了時

年度別守備成績

[編集]


投手(P)












2015 TEX 7 0 0 0 0 ----
2016 8 0 1 0 0 1.000
2017 ATL 43 4 4 0 1 1.000
2018 35 0 6 1 0 .857
2019 70 1 5 2 1 .750
2020 19 0 2 0 0 1.000
2021 71 2 3 0 0 1.000
2023 SF 33 0 1 0 0 1.000
MLB 286 7 22 3 2 .906
  • 2023年度シーズン終了時

背番号

[編集]
  • 53(2015年)
  • 77(2016年、2019年 - 2024年途中)
  • 58(2017年)
  • 64(2018年)
  • 22(2024年途中 - )

脚注

[編集]
  1. ^ a b c d e f MLB公式プロフィール参照。2023年4月7日閲覧。
  2. ^ T. R. Sullivan (2015年8月6日). “Rangers to call up No. 9 prospect Jackson” (英語). MLB.com. http://m.mlb.com/news/article/141589398/prospect-luke-jackson-to-be-called-up-to-texas/ 2017年5月26日閲覧。 
  3. ^ “Rangers' Cole Hamels won't make Thursday start due to sore groin” (英語). Associated Press. ESPN. (2015年8月11日). http://www.espn.com/dallas/mlb/story/_/id/13419895/cole-hamels-texas-rangers-miss-start-sore-groin 2017年5月26日閲覧。 
  4. ^ http://sportsday.dallasnews.com/texas-rangers/rangers/2016/12/08/rangers-deal-luke-jackson-pair-pitching-prospects-including-another-rotation-candidate
  5. ^ Aimee Sachs (2018年4月4日). “Stewart DFA'd; Jackson recalled as fresh arm” (英語). MLB.com. 2018年4月13日閲覧。
  6. ^ Mark Bowman (2018年5月6日). “Resting Swanson now will help in long run” (英語). MLB.com. 2018年5月7日閲覧。
  7. ^ Mark Bowman (2018年5月8日). “Gohara rejoins Braves as long-relief option” (英語). MLB.com. 2018年5月10日閲覧。
  8. ^ Mark Bowman (2018年6月17日). “Gohara sent down to Triple-A to make starts” (英語). MLB.com. 2018年6月18日閲覧。
  9. ^ Atlanta Braves vs Philadelphia Phillies Box Score: March 28, 2019”. Baseball-Reference.com. 2023年4月7日閲覧。
  10. ^ JOEL REUTER (2021年11月30日). “MLB Player Rankings for the Top 25 Relief Pitchers of 2021 Season”. Bleacher Report. 2023年4月7日閲覧。
  11. ^ Luke Jackson Postseason Pitching Game Logs”. Baseball-Reference.com. 2023年4月7日閲覧。
  12. ^ Anthony Castrovince (November 2, 2021). “Braves win 1st World Series title since 1995” (英語). MLB.com. November 3, 2021閲覧。
  13. ^ Injured reliever Luke Jackson loses salary arbitration hearing vs. Atlanta Braves”. ESPN.com (2022年5月20日). 2023年4月7日閲覧。
  14. ^ 131 Players Become XX(B) Free Agents” (英語). mlbplayers.com (November 6, 2022). November 14, 2022閲覧。
  15. ^ Giants agree to two-year contract with RHP Luke Jackson”. MLB.com (2023年1月10日). 2023年4月7日閲覧。
  16. ^ Braves Acquire Jorge Soler” (英語). MLB Trade Rumors (2024年7月29日). 2024年7月30日閲覧。
  17. ^ 2015年9月4日 エンゼルス戦で計測

関連項目

[編集]

外部リンク

[編集]