レイトン・ルーカス(Leighton Lucas、1903年1月5日 - 1982年11月1日)は、イギリスの作曲家、指揮者。
ロンドンで作曲家のクラレンス・ルーカスの子として生まれた。1918年からセルゲイ・ディアギレフ率いるバレエ・リュスでダンサーを目指すが、19歳のときにバレエ指揮者に転向。同時に独学で作曲を学んだ[1] 。
特に映画音楽の分野で活躍し、代表作にアルフレッド・ヒッチコック監督の『舞台恐怖症』(1950年)、『揚子江死の脱走』(1957年)などがある。ベンジャミン・ブリテンと親しく、ブリテンはルーカスの『パルティータ』を「とても面白くてかわいらしいサラバンド」と評している[2]。また『シンフォニア・ブレヴィス』はガムランの効果を初めて取り入れたイギリスの楽曲で、それを聴いたブリテンはオペレッタ『ポール・バニヤン』でその効果を採用している[3]。