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IUPAC命名法による物質名 | |
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臨床データ | |
販売名 | デエビゴ |
ライセンス | US Daily Med:リンク |
法的規制 | |
薬物動態データ | |
血漿タンパク結合 | 94%[1] |
代謝 | 肝臓 (major: CYP3A4, minor: CYP3A5)[1] |
代謝物質 | M10[1] |
半減期 | 17–19 時間[1] |
排泄 | 糞: 57.4%[1] 尿: 29.1%[1] |
データベースID | |
CAS番号 | 1369764-02-2 |
ATCコード | None |
PubChem | CID: 56944144 |
DrugBank | DB11951 |
ChemSpider | 34500836 |
UNII | 0K5743G68X |
KEGG | D11022 |
ChEMBL | CHEMBL3545367 |
別名 | E-2006 |
化学的データ | |
化学式 | |
分子量 | 410.42 g·mol−1 |
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レンボレキサント(Lemborexant)は、成人の入眠困難および睡眠維持困難を特徴とする不眠症の治療薬である[1][2]。レンボレキサントは、2019年12月20日に不眠症の成人による使用がアメリカ合衆国で承認され[3][4][2]、2020年1月23日には日本での使用が承認され[5]、エーザイから商品名「デエビゴ」で発売されている[5]。 薬機法や向精神薬に関する条約による向精神薬指定されていないためゾピクロンやフルニトラゼパムのような処方制限が無い。 2021年に販売された新薬かつ特許有効中なので後発医薬品は存在しない。
代表的な副作用(以下)
精神障害
・睡眠時の悪夢(異常な夢)1.8%
神経系の障害
・日中時の傾眠(倦怠感も)10.7%
・頭痛 4.2%
・浮動性めまい、睡眠時麻痺 1~3%
頻度不明の副作用
・レム睡眠行動障害(具体的な症状は、壁を叩く・蹴る、叫ぶ、など)また以下の症状は悪夢や異常な夢などが原因だという説も。
出典先=[7]
レンボレキサントは、オレキシンの受容体OX1RおよびOX2Rの二重拮抗薬である[8][9][10]。
レンボレキサントの濃度がピークに達するまでの時間は1 - 3時間である[1]。高脂肪・高カロリーの食事を摂ると、ピークレベルに達する時間が2時間遅れる[1]。試験管内での血漿タンパク質結合率は94%である[1]。レンボレキサントは、主にCYP3A4で代謝されるが、CYP3A5による代謝は少ない[1]。レンボレキサントの排泄半減期は17 - 19時間である[1]。本剤は、糞(57%)および尿(29%)から排泄される[1]。
2016年6月、エーザイは米国、フランス、ドイツ、イタリア、日本、ポーランド、スペイン、英国で第III相臨床試験を開始した[11]。
2019年12月、SUNRISE 1およびSUNRISE 2の第III相臨床試験の結果に基づき、米国で使用が承認された[2][12]。
2020年1月23日、用量反応試験(外国201試験)、国際共同303試験、外国304試験の結果にもとづき、日本での使用が承認された[5][13]:1。