『ロスト・イン・ヨンカーズ』(Lost in Yonkers)は、ニール・サイモンによる戯曲。1990年12月31日にウィンストン・セーラムの舞台芸術センターにて初演後、1991年2月21日よりブロードウェイに移り780回におよぶ上演が行われた。頭の弱いベラおばさんやギャングになったおじさんや子供たちや祖母が繰り広げる喜劇で、マーセデス・ルールがベラおばさんを演じた。1991年度ピューリッツァー賞、トニー賞受賞作。
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これは1942年のニューヨーク州ヨンカーズのあるドイツユダヤ系アメリカ人の一家の物語である。
ジェイとアーティの兄弟は、借金返済のために南部へ働きに行った父・エディの帰りを待つために、エディの母であるミセス・カーニッツのもとに預けられることになった。エディの兄弟には頭の弱いベラや、犯罪組織に入り命を狙われたルイ、そして幼いころ猩紅熱にかかったときの出来事のせいで話しているうちに感情の抑制が利かなくなるガートがいた。あるとき、ミセス・カーニッツと同居していたガートが結婚したいと言い出し、母はそれに反対した。
1993年に『ニール・サイモンの ヨンカーズ物語』というタイトルで公開された。日本では劇場未公開だが、WOWOWで『ヨンカーズ物語/思い出の街角』として放送された。
日本初演は1992年3月に「ヨンカーズ物語 LOST IN YONKERS」として青井陽治の演出で上演された[3]。 ミセス・カーニッツ役は、草笛光子がヨンカーズ物語に続き2013年の上演でも同役を務めた。
2013年10月に「ロスト・イン・ヨンカーズ」として三谷幸喜の演出で上演された[4][5]。