ロナルド・レーガン・ビルディング(英語表記Ronald Reagan Building)は、第40代アメリカ合衆国大統領であるロナルド・レーガンにちなんで名づけられた建築物。正式名称は、The Ronald Reagan Building and International Trade Center。合衆国首都ワシントンD.C.に位置し、国営・私営各部門への使用目的を意図して設計された、ワシントンD.C.初の連邦建築物である。
共通役務庁によって管理され、ワシントンD.C.において最も大きな面積を誇る建造物である。
建物はイオ・ミン・ペイの運営する建築会社がデザインした。当時連邦政府は1920年代に一帯の土地を購入したが、同建造物が完成する1998年まで開発が進められていなかった。
国際貿易とグローバリゼーションの発展を推し進める目的として、米国議会から特権を与えられている建物でもある。米国国際開発庁、米税関・国境警備局、アメリカ国土安全保障省、ウッドロウ・ウィルソン国際学術センター(通称ウィルソンセンター)などの本部が置かれている。また、会議や国際見本市、文化的催しや野外コンサートなども主催する。
住所は 1300 Pennsylvania Avenue, NW であり、オスカー・シュトラウス記念館の前方向に位置する。また、ワシントンメトロの Blue または Orange Line の、Federal Triangle Metro station 真上に位置する。ここはかつてワシントンD.C.で酒場と売春宿で溢れ返っていた plague-spot(疫病流行地)として名高い。