ロブシング徴候

ロブシング徴候( - ちょうこう、英:Rovsing's sign または Rovsing's symptom)とは、腹膜炎の際に、腹壁を強く圧迫し、左下腹部を圧迫すると右下腹部の痛みが増強する徴候である。壁側腹膜の炎症性刺激によると考えられ、ローゼンシュタイン徴候などともに重要な腹膜刺激症状である。

名称は、この徴候を報告したデンマーク人外科医ネルス・トーキルド・ロブシング (Niels Thorkild Rovsingに由来する[1]

脚注

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  1. ^ 石田多香雄編『研究社医学英和辞典』(第2版)研究社、2008年、1648頁。ISBN 4-7674-3462-9