ロマノフ家の末裔 〜それぞれの人生〜 | |
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ジャンル |
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原案 | マシュー・ワイナー |
監督 | マシュー・ワイナー |
作曲 |
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オープニング | トム・ペティ&ザ・ハートブレイカーズ「Refugee」 |
国・地域 | アメリカ合衆国 |
言語 | 英語 |
シーズン数 | 1 |
話数 | 8(各話リスト) |
各話の長さ | 63–88 分 |
製作 | |
製作総指揮 |
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プロデューサー | Nick Pitt |
撮影監督 | Christopher Manley |
撮影体制 | シングルカメラ |
編集 |
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製作 |
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放送 | |
放送チャンネル | Amazonビデオ |
映像形式 | 4K解像度 (UHDTV) |
音声形式 | ドルビーデジタル |
放送期間 | 2018年10月12日 | - 2018年11月23日
公式サイト |
『ロマノフ家の末裔 ~それぞれの人生~』(The Romanoffs)は、アメリカ合衆国のアンソロジードラマシリーズであり、マシュー・ワイナーが創作し、脚本、製作、監督を担当し、2018年10月12日にAmazonビデオで配信された。シリーズはエピソードごとに別々のキャストを起用するが、ジョン・スラッテリー、JJ・フィールド、ルイーズ・ブルゴワン、アーロン・エッカート、ダイアン・レインらは複数のエピソードに登場する。2019年7月、次のシーズンへ更新されないことが発表された[1]。
シリーズは、ロマノフ家の末裔だと信じ、各国に住む人々に関する別個の物語からなるアンソロジー・シリーズである[2][3]。
※括弧内は日本語吹替
通算 話数 | タイトル | 監督 | 脚本 | 公開日 | |
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1 | "ヴァイオレット・アワー" "The Violet Hour" | マシュー・ワイナー | マシュー・ワイナー | 2018年10月12日 | |
パリに住むグレッグ・モファットとガールフレンドのソフィは、ロマノフ家の末裔だと信じるグレッグの伯母のアヌシュカが倒れたと聞いて駆けつける。二人は、密かにアヌシュカが死んで豪華なアパートメントを相続することを望む。アヌシュカのために家政婦のアジャルを雇うが、イスラム教徒のアジャルとアヌシュカは当初気が合わない。だが次第に二人は親しくなり、アヌシュカはアジャルに遺産を残すよう遺言書を書き換える。グレッグは遺産をあきらめさせるためにアジャルを食事に誘い、二人は一夜を共に過ごす。アジャルはアヌシュカの仕事を辞め、グレッグは別のロシア人の家政婦を雇う。二か月後、アジャルは妊娠していることをグレッグに告げ、グレッグは喜び、ソフィは彼のもとを去る。アヌシュカはロマノフ家の血筋が続くことを歓迎する。 | |||||
2 | "空しい望み" "The Royal We" | マシュー・ワイナー | Michael Goldbach&マシュー・ワイナー | 2018年10月12日 | |
ロマノフ家の末裔と信じるマイケル・ロマノフと妻のシェリーは倦怠期を迎える。シェリーはロマノフ家の末裔が参加するクルーズを予約する。マイケルは裁判で陪審員となり、美しいイギリス人の女性と知り合って、意図的に評決を遅らせてシェリーを一人でクルーズに行かせる。週末、マイケルはミシェルと一夜を過ごす。ミシェルはクルーズで男と出会い魅かれるが、マイケルを裏切ることはできない。評決後もマイケルはミシェルに執着するが断られる。マイケルは戻ったシェリーが邪魔になり、殺そうとして失敗する。 | |||||
3 | "栄華の果てに" "House of Special Purpose" | マシュー・ワイナー | Mary Sweeney & マシュー・ワイナー | 2018年10月19日 | |
ロマノフ家を描くミニシリーズでニコライ2世皇后アレクサンドラ 役を演じるため、アメリカから女優のオリビア・ロジャースがオーストリアにやって来る。自分がロマノフ家の末裔だと信じる監督のジャクリーンはオリビアの演技が気に入らず衝突する。周りの人間は奇妙な振る舞いを見せ、異常な出来事が起き、ジャクリーンは一夜を過ごしたラスプーチン役の俳優に撮影現場で襲われる。ついに耐えられなくなったジャクリーンは、アメリカからやってきたエージェントのボブに撮影を降りると言う。オリビアはボリシェビキの格好をした兵士たちに誘拐され、他の俳優たちとともに地下室に連れていかれる。他の俳優たちは銃殺され、オリビアは恐怖のために死ぬ。だがこれはオリビアにリアルな演技をさせるための芝居であったことがわかる。 | |||||
4 | "秘密の重み" "Expectation" | マシュー・ワイナー | Semi Chellas | 2018年10月26日 | |
ニューヨークに住むジュリアの一日を描く。ジュリアは初孫を身ごもる娘のエラと朝食をともにし、次に夫の親友のダニエルと会う。ダニエルは第二話のクルーズ船で講演をした小説家であり、ロマノフ家に関する著書に基づいて第三話のミニシリーズが製作される。フラッシュバックで、エラは夫のエリックではなくダニエルとの不倫の子であることがわかる。ジュリアはエリックを選んだ決断を振り返って酔っ払い、エラの義理の両親を出迎える。胆石で入院したジュリアを見舞いに来たエラはダニエルとの不倫を知っていたという。 | |||||
5 | "虚像の調べ" "Bright and High Circle" | マシュー・ワイナー | Kriss Turner Towner & マシュー・ワイナー | 2018年11月2日 | |
ロマノフ家の末裔でロシア文学の大学教授であるキャサリン・フォードは、三人の息子にピアノを教えるゲイのデヴィッド・パットンが未成年への不適切な行動で告発されていることを知る。困惑したキャサリンは子供たちと話すが不審な点は見つからない。だがほかの生徒の親と話すうちに、デヴィッドが自分の過去を偽り、不適切なジョークを使い、勝手に人の家に入ることを知り、キャサリンはデヴィッドを不信の目で眺め始める。やがて、デヴィッドは未成年の生徒にアルコールを与えたと告発されただけであることがわかり、キャサリンは再び子供たちにレッスンを受けさせる。 | |||||
6 | "パノラマ" "Panorama" | マシュー・ワイナー | Dan LeFranc & マシュー・ワイナー | 2018年11月9日 | |
メキシコ・シティのジャーナリストのエイベルは富裕層相手の病院が末期患者に偽の治療を施して不当に稼いでいると疑い調べる。エイベルは病院で、血友病の少年ニックの母親でロマノフ家の子孫のアメリカ人ヴィクトリアと知り合う。エイベルはヴィクトリアに魅かれ、彼女とその息子に数々の観光名所を見せる。一方でエイベルは病院の問題行為を知る。ヴィクトリアの別居中の夫がメキシコにやって来て、ヴィクトリアは悩みをエイベルに打ち明ける。エイベルは調べた内容を編集長のフランクに見せるが、記事ではないと言われる。エイベルは辞職する。 | |||||
7 | "End of the Line" | マシュー・ワイナー | Andre Jacquemetton & Maria Jacquemetton | 2018年11月16日 | |
ロマノフ家の子孫であるアメリカ人のアンカとジョーの夫妻は子どもに恵まれず、養子をとるためにウラジオストックに来る。だが見せられた赤ん坊には健康上の問題がある。アンカは養子を拒否しようとするが、ジョーは養子に取る義務があると主張して言い争いになる。アンカは不妊治療の苦労をジョーが理解しないと責め、ジョーは黒人の養子をアンカが拒否したと責める。最終的にジョーは折れ、二人は養子を拒否すると仲介者のエレーナに告げる。エレーナは別の健康な赤ん坊を見せ、二人は養子縁組に合意してアメリカに連れ帰る。 | |||||
8 | "The One That Holds Everything" | マシュー・ワイナー | Donald Joh & マシュー・ワイナー | 2018年11月23日 | |
ロンドンへ向かう列車の中で、脚本家のジャック・エドガーは隣に座った女性からロマノフ家の末裔のサイモンの話を聞かされる。子どものころ、火事で母のナタリーは死んでサイモンは死にかけ、サイモンはベビーシッターで父のジョージの愛人のオンディーヌによる放火を疑う。サイモンは寄宿制の学校に送られ、父とオンディーヌは結婚して息子のジャックをもうける。サイモンは香港で働き、同性愛の恋人に捨てられる。数年後、サイモンは重病の父を見舞った後に自殺を図って精神病院に収容され、自分がトランスジェンダーであることを受け入れ、やがて女性としてキャンディスを名乗る。キャンディスはオンディーヌを訪ねて家宝のイアリングを要求するが、ジャックに贈ったと言われる。現在、ジャックは隣の女性が腹違いの兄サイモンであることに気づく。キャンディスに毒を盛られたジャックは死に、キャンディスは荷物の中から母のイアリングを盗んでつける。列車を降り、駅で待つオンディーヌとジャックの婚約者の前を通り過ぎる。 |