『ロング・コールド・ウィンター』 | ||||
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シンデレラ の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
ジャンル | グラム・メタル、ハードロック、ブルースロック | |||
時間 | ||||
レーベル | マーキュリー・レコード | |||
プロデュース | アンディ・ジョンズ、トム・キーファー、エリック・ブリッティンガム | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
チャート最高順位 | ||||
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シンデレラ アルバム 年表 | ||||
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『ロング・コールド・ウィンター』(Long Cold Winter)は、アメリカ合衆国のヘヴィメタル・バンド、シンデレラが1988年に発表した2作目のスタジオ・アルバム。
アルバム『ナイト・ソングス』(1986年)リリースに伴うツアーで、フレッド・コウリーが正式ドラマーとして加入したが、本作のレコーディングでは、プロデューサーのアンディ・ジョンズの判断により、外部ドラマーのコージー・パウエルとデニー・カーマッシが起用された[9]。なお、コウリーは1987年12月、手を怪我したスティーヴン・アドラーの代役として、ガンズ・アンド・ローゼズのツアーに参加している[10]。
母国アメリカでは合計66週Billboard 200入りして最高10位を記録し、前作『ナイト・ソングス』(1986年)に続く全米トップ10アルバムとなった[2]。スイスではバンド初のアルバム・チャート入りを果たし、初登場7位というヒットを記録して、10週連続でトップ30入りした[1]。また、イギリスでも自身初の全英アルバムチャート入りを果たし、6週トップ100入りして最高30位を記録した[6]。
日本のヘヴィメタル専門誌『BURRN!』1988年8月号には、4人の評者によるクロス・レヴューが掲載され、うち最低の87点を付けた後藤加代子は「渋い! いくらブルーズ色を引きずってきたCINDERELLA(イヤ、この場合トム・キーファーと言った方がいいかもしれない…)とはいえ、ここまで徹底した音をやってしまうとは…!」「R&Rのアルバムとしての仕上がりとして考えれば文句無しだが、もう少しHR色を残して欲しかったというのが正直なところ」、最高の96点を付けた増田勇一は「A1のイントロに続き、ブルーズの唱法としか思えないヴォーカルが聴こえてきた時には、本気で震えた」「ノリのいい曲でも軽薄さは皆無」と評している[11]。また、スティーヴ・ヒューイはオールミュージックにおいて5点満点中4点を付け「シンデレラの移行期に当たるアルバムで、『ナイト・ソングス』以上に印象的なポップ・メタル系の楽曲と、ローリング・ストーンズやエアロスミス風の気骨あるブルースロックという新生面を混ぜ合わせた」と評している[12]。
特記なき楽曲はトム・キーファー作。
アディショナル・ミュージシャン