ロン・レニキー

ロン・レニキー
Ron Roenicke
ミルウォーキー・ブルワーズでの監督時代
(2013年4月1日)
基本情報
国籍 アメリカ合衆国の旗 アメリカ合衆国
出身地 カリフォルニア州ロサンゼルス郡コビーナ
生年月日 (1956-08-19) 1956年8月19日（68歳）
身長
体重		 6' 0" ＝約182.9 cm
180 lb ＝約81.6 kg
選手情報
投球・打席 左投両打
ポジション 外野手
プロ入り 1977年 6月MLB二次ドラフト1巡目
初出場 1981年9月2日
最終出場 1988年5月21日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴
監督・コーチ歴
この表について

ロナルド・ジョン・レニキー（Ronald Jon Roenicke, 発音: [ˈrɛnɨki] REN-i-kee, 1956年8月19日 - ）は、アメリカ合衆国・カリフォルニア州ロサンゼルス郡コビーナ出身の元プロ野球選手（外野手）。左投両打。現在は、MLBのロサンゼルス・ドジャースでGM特別補佐を務める。

ドジャースやロサンゼルス・エンゼルス、ミルウォーキー・ブルワーズでコーチや監督を務め、2018年シーズンからボストン・レッドソックスのベンチコーチに就任。2020年シーズンにはレッドソックスの監督を務めた[1]。

兄のゲイリー（英語版）もボルチモア・オリオールズなどでプレーした元メジャーリーガーであり、その息子（ロンにとって甥）のジョシュはコロラド・ロッキーズなどに在籍した元メジャーリーガー（投手）である。

経歴

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1988年

MLBドラフトでは高校時代から数えて計5度指名され、UCLA在学時の1977年に1巡目（全体17位）でロサンゼルス・ドジャースから指名を受け、プロ入り。現役時代は控え外野手として実働8年間で6球団を渡り歩き、1988年に引退。

ロサンゼルス・エンゼルスでのコーチ時代
(2004年8月8日)

引退後は、古巣ドジャース、ロサンゼルス・エンゼルスでコーチを務め、2011年よりミルウォーキー・ブルワーズ監督に就任。同年は、監督1年目にして地区優勝に導く見事な手腕を見せた。

2012年5月8日にブルワーズと2年契約（2015年の球団オプション付き）に合意[2]。2014年3月22日に2015年の球団オプションを行使することが発表された[3]。

2015年は5月3日時点で30球団ワーストの7勝18敗と低迷し、同日に解任された（後任はクレイグ・カウンセル）[4][5]。7月6日に第4回WBC予選のニュージーランド代表ベンチコーチを務める事が発表された[6]。8月17日より三塁コーチとしてドジャースへ復帰した[7]。オフの11月18日に2016年シーズンより三塁コーチとしてエンゼルスへ復帰する事が発表された[8]。

2018年シーズンからはボストン・レッドソックスのベンチコーチに就任した[9]。2017年、2018年シーズンにヒューストン・アストロズが犯したサイン盗みで主導的な役割を担ったことが明らかになったアレックス・コーラに代わって、2020年シーズンからは監督代行を務める。ただし、レッドソックスのチーフベースボールオフィサーであるハイム・ブルーム（英語版）は「代行」の肩書きについて、サイン盗みに関する調査が終わるまでのものとしている。ブルームは「調査の結果、レニキーについて悪い事実が明らかになるとは思ってもいないが、進行中の調査は尊重しなければならない。調査が終了するまでは『代行』とすることにした」と語っている[10]。

2020年4月22日に正式にレッドソックスの第48代監督に就任したことが発表された。契約期間は1年間である[11]。

2021年、ドジャースのGM特別補佐に就任した。

人物

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ゴルフや釣り、木工細工を趣味としている[12]。

詳細情報

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年度別打撃成績

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年

度		 球

団		 試

合		 打

席		 打

数		 得

点		 安

打		 二
塁
打		 三
塁
打		 本
塁
打		 塁

打		 打

点		 盗

塁		 盗
塁
死		 犠

打		 犠

飛		 四

球		 敬

遠		 死

球		 三

振		 併
殺
打		 打

率		 出
塁
率		 長
打
率		 O
P
S
1981 LAD 22 54 47 6 11 0 0 0 11 0 1 1 1 0 6 0 0 8 0 .234 .321 .234 .555
1982 109 170 143 18 37 8 0 1 48 12 5 0 3 1 21 3 2 32 2 .259 .359 .336 .695
1983 81 164 145 12 32 4 0 2 42 12 3 2 4 1 14 1 0 26 5 .221 .288 .290 .577
SEA 59 237 198 23 50 12 0 4 74 23 6 2 2 2 33 1 2 22 2 .253 .362 .374 .735
'83計 140 401 343 35 82 16 0 6 116 35 9 4 6 3 47 2 2 48 7 .239 .332 .338 .670
1984 SD 12 22 20 4 6 1 0 1 10 2 0 0 0 0 2 1 0 5 0 .300 .364 .500 .864
1985 SF 65 170 133 23 34 9 1 3 54 13 6 2 1 1 35 3 0 27 1 .256 .408 .406 .814
1986 PHI 102 343 275 42 68 13 1 5 98 42 2 2 4 3 61 4 0 52 4 .247 .381 .356 .737
1987 63 92 78 9 13 3 1 1 21 4 1 0 0 0 14 1 0 15 2 .167 .293 .269 .563
1988 CIN 14 42 37 4 5 1 0 0 6 5 0 0 0 0 4 0 1 8 1 .135 .238 .162 .400
MLB：8年 527 1294 1076 141 256 51 3 17 364 113 24 9 15 8 190 14 5 195 17 .238 .353 .338 .691

年度別守備成績

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年
度		 球
団		 一塁（1B） 左翼（LF） 中堅（CF） 右翼（RF）
試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率		 試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率		 試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率		 試

合		 刺

殺		 補

殺		 失

策		 併

殺		 守
備
率
1981 LAD - 5 6 0 0 0 1.000 6 18 0 0 0 1.000 10 15 1 0 1 1.000
1982 - 21 10 0 0 0 1.000 18 23 1 0 0 1.000 39 24 0 1 0 .960
1983 - 9 2 1 0 0 1.000 17 28 0 0 0 1.000 44 44 0 1 0 .978
SEA 8 44 1 1 4 .978 16 16 5 1 1 .955 38 103 7 0 3 1.000 4 6 0 0 0 1.000
'83計 8 44 1 1 4 .978 25 18 6 1 1 .960 55 131 7 0 3 1.000 48 50 0 1 0 .960
1984 SD - 7 7 0 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000 2 2 0 0 0 1.000
1985 SF - 9 13 0 0 0 1.000 - 20 43 1 1 0 .978
1986 PHI - 24 24 0 0 0 1.000 63 143 3 2 0 .986 8 11 0 0 0 1.000
1987 - 9 3 0 0 0 1.000 15 15 1 0 0 1.000 4 8 0 1 0 .889
1988 CIN - - 5 7 0 0 0 1.000 10 11 0 0 0 1.000
MLB 8 44 1 1 4 .978 100 81 6 1 1 .989 170 348 13 2 3 .994 141 164 2 4 1 .976

年度別監督成績

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年度 球団 地区 年齢[13] 試合 勝利 敗戦 勝率 順位/チーム数 備考 ポストシーズン
勝敗
2011 MIL NL 中 55歳 162 96 66 .593 1 / 6 　 5勝6敗
2012 56歳 162 83 79 .512 3 / 6 　 　
2013 57歳 162 74 88 .457 4 / 5 　 　
2014 58歳 162 82 80 .506 3 / 5 　 　
2015 59歳 25 7 18 .280 5 / 5 途中解任 　
2020 BOS AL 東 64歳 60 24 36 .400 5 / 5 　 　
MLB：6年 733 366 367 .499 　 　 5勝6敗

背番号

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  • 50（1981年）
  • 40（1982年 - 1983年途中）
  • 21（1983年途中 - 同年終了）
  • 41（1984年）
  • 34（1985年）
  • 17（1986年 - 1987年）
  • 39（1988年）
  • 68（1992年 - 1993年）
  • 12（2000年 - 2005年）
  • 10（2006年 - 2015年途中、2016年 - 2018年、2020年）
  • 48（2015年途中 - 同年終了）
  • 30（2019年）

脚注

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  1. ^ Ian Browne (2020年2月13日). “Roenicke named Boston's interim skipper” (英語). https://www.mlb.com/redsox/news/ron-roenicke-red-sox-interim-manager 2020年2月13日閲覧。 
  2. ^ “Brewers extend contracts of Melvin and Roenicke” (英語). MLB.com (May 8, 2012). March 23, 2014閲覧。
  3. ^ “Brewers exercise 2015 club option on manager Ron Roenicke” (英語). MLB.com (March 22, 2014). March 23, 2014閲覧。
  4. ^ Craig Counsell named Brewers manager MLB.com Press Release 英語 (2015年5月4日) 2015年6月21日閲覧
  5. ^ “ブルワーズ　成績不振でレネキー監督を解任”. スポーツニッポン (2015年5月4日). 2015年5月5日閲覧。
  6. ^ Team NZ WBC Coaching Staff Named[リンク切れ] Baseball New Zealand （英語） (2015年7月6日) 2015年8月20日閲覧
  7. ^ Eric Stephen (August 17, 2015). “Dodgers hire Ron Roenicke as third base coach in staff shuffle per reports” (英語). SB Nation. Octorber 18, 2015閲覧。
  8. ^ “Ron Roenicke returns to LA Angels as third base coach”. USA Today (November 18, 2015). December 1, 2015閲覧。
  9. ^ Ian Browne (2017年11月2日). “Roenicke among Red Sox's coaching additions” (英語). http://m.redsox.mlb.com/news/article/260459976/red-sox-announce-additions-to-coaching-staff/ 2017年11月8日閲覧。 
  10. ^ Ian Browne (2020年2月13日). “Roenicke named Boston's interim skipper” (英語). https://www.mlb.com/redsox/news/ron-roenicke-red-sox-interim-manager 2020年2月13日閲覧。 
  11. ^ “レッドソックス、レネキー氏が正式に監督就任 - ＭＬＢ : 日刊スポーツ”. nikkansports.com. 2020年5月7日閲覧。
  12. ^ 「ミルウォーキー・ブルワーズ」『2012MLB選手名鑑全30球団コンプリートガイド』 日本スポーツ企画出版社 101頁
  13. ^ その年の満年齢で表記。

関連項目

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外部リンク

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監督
14 マイク・ソーシア

コーチ
04 アルフレド・グリフィン（一塁）
07 ミッキー・ハッチャー（打撃）
12 ロン・レニキー（三塁）
13 ボビー・ラモス（ブルペン）
24 バド・ブラック（投手）
70 ジョー・マドン（ベンチ）

   

監督
20 アレックス・コーラ

コーチ
10 ロン・レニキー（ベンチ）
51 ティム・ハイアーズ（打撃）
52 カルロス・フェブレス（三塁）
53 クレイグ・ビョルンソン（ブルペン）
58 アンディ・バーケット（打撃補佐）
60 デイナ・レバンジー（投手）
82 トム・グッドウィン（一塁）
86 ブライアン・バニスター（投手補佐）

ニュージーランドの旗 野球ニュージーランド代表 - 2017 ワールド・ベースボール・クラシック
監督
コーチ
投手
捕手
内野手
外野手
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