ワイス(Wyeth, NYSE: WYE)は、かつて存在したアメリカ合衆国と日本の大手医薬品メーカー。
医療用医薬品部門の日本法人「ワイス株式会社」が東京都品川区大崎一丁目に本社を置いていた。
AHPのアメリカン・サイアナミッド買収により、1953年8月に武田薬品工業とアメリカン・サイアナミッド・カンパニーの合弁会社として設立された「日本レダリー株式会社」と、1957年設立の「日本ワイス株式会社」が合併し、1998年(平成10年)12月1日に「日本ワイスレダリー株式会社」が発足。合併当時の出資比率は米ワイス社:武田薬品工業=8:2であったが、2007年(平成19年)4月に米ワイス社の100%完全子会社となり、同時に「ワイス株式会社」に社名変更した。
主に日本向けの医療用医薬品の製造販売を手がけていた。また、旧・日本ワイスは粉ミルクの製造販売でも知られていたが、1999年(平成11年)に粉乳部門をアドバンテッジ パートナーズに売却した。その後、同部門はアイクレオへと社名変更し、2001年(平成13年)以降は江崎グリコの子会社となっている。また、一般用医薬品部門として、「ホワイトホールジャパンコーポレーション株式会社(旧・アメリカンドラッグコーポレーション)」があったが、2001年(平成13年)に小林製薬に買収されている。