『ワイド・アングルズ』 | ||||
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マイケル・ブレッカー の スタジオ・アルバム | ||||
リリース | ||||
録音 | 2003年1月22日 - 24日 ベネット・スタジオ[3] | |||
ジャンル | ジャズ | |||
時間 | ||||
レーベル | ヴァーヴ・レコード | |||
プロデュース | マイケル・ブレッカー、ギル・ゴールドスタイン | |||
専門評論家によるレビュー | ||||
マイケル・ブレッカー アルバム 年表 | ||||
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『ワイド・アングルズ』(Wide Angles)は、アメリカ合衆国のジャズ・サクソフォーン奏者、マイケル・ブレッカーが2003年に録音・発表したスタジオ・アルバム。日本で先行発売された[4]。
ブレッカーは2002年、オーボエやストリングスなども含む大編成のグループでイギリス・ツアーを行い、それが本作のアイディアにつながった[5]。本作のレコーディングはスタジオ・ライヴ形式で行われ、3日間で終了した[3]。
アメリカでは『ビルボード』のジャズ・アルバム・チャートで14位を記録した[6]。第46回グラミー賞では、本作が最優秀ラージ・ジャズ・アンサンブル・アルバム賞を受賞し、収録曲「ティンブクトゥ」が最優秀インストゥルメンタル編曲賞を受賞した[7]。また、収録曲「ブロードバンド」は最優秀インストゥルメンタル作曲賞にノミネートされたが、受賞には至らなかった[7]。
デヴィッド・ジェフリーズはオールミュージックにおいて5点満点中2.5点を付け「実に多くの偉大なプレイヤーが集まった大編成のバンドにしては、うわべだけの結果になってしまった」「本当に詩的な演奏が聴けることもあるが、ソロイストとアンサンブルの間の相互作用は希薄である」と評している[2]。一方、John Fordhamは『ガーディアン』紙のレビューで5点満点中4点を付け「ブレッカーのキャリアにおいて、中年期の飛躍と言えるプロジェクトで、斬新なアイディアに満ちており、ギル・エヴァンス風の温かく複雑なアレンジによって、このサクソフォーン奏者が、ソロをどのように展開していくべきかを再考する必要に迫られた」と評している[5]。また、『CDジャーナル』のミニ・レビューでは「テナーの響きがこれほどひとの心を打つのは、編曲の妙によるところも大だ」と評されている[1]。
特記なき楽曲はマイケル・ブレッカー作曲。
# | タイトル | 時間 |
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1. | 「ブロードバンド - Broadband」 | |
2. | 「クール・デイ・イン・ヘル - Cool Day in Hell」 | |
3. | 「アングル・オブ・リポーズ - Angle of Repose」 | |
4. | 「ティンブクトゥ - Timbuktu」 | |
5. | 「ナイト・ジャスミン - Night Jessamine」 | |
6. | 「スキュラ - Scylla」(Michael Brecker, George Whitty) | |
7. | 「ブレクステリティ - Brexterity」 | |
8. | 「イヴニング・フェイセズ - Evening Faces」(Don Grolnick) | |
9. | 「モダス・オペランディ - Modus Operandy」 | |
10. | 「ネヴァー・アローン - Never Alone」 |
# | タイトル | 時間 |
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11. | 「モンクス・ムード - Monk's Mood」(Thelonious Monk) |