ワット・プラシーラッタナーマハータート วัดพระศรีรัตนมหาธาตุ Wat Phra Sri Rattana Mahathat | |
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礼拝堂と塔堂 | |
基本情報 | |
座標 | 北緯16度49分25.5秒 東経100度15分45秒 / 北緯16.823750度 東経100.26250度座標: 北緯16度49分25.5秒 東経100度15分45秒 / 北緯16.823750度 東経100.26250度 |
宗教 | 仏教 |
地区 | ピッサヌローク |
州 | ピッサヌローク県 |
国 | タイ |
建設 | |
形式 | クメール(塔堂) |
様式 | スコータイ様式 |
着工 | 1357年 |
完成 | 14-15世紀中頃 |
ワット・プラシーラッタナーマハータート (Wat Phra Sri Rattana Mahathat、タイ語: วัดพระศรีรัตนมหาธาตุ) は、タイの北部、ピッサヌローク県の県庁所在地(ムアン)ピッサヌロークにある仏教寺院(ワット、wat)である。一般にワット・ヤイ (Wat Yai、タイ語: วัดใหญ่) とも称される。
ワット・プラシーラッタナーマハータートは、ピッサヌローク市内の西側を流れるナーン川に架かったナレースワン橋(英語: Naresuan Bridge)の東岸に位置する[1]。その面積は、57,600平方メートル(36ライ〈1ライは1,600平方メートル〉)とされる[2]。
地元において「ワット・ヤイ」として知られるワット・プラシーラッタナーマハータートは、1357年にスコータイの王リタイ(在位1347-1368年/74年)により創建された[3]。17世紀初頭[3]、アユタヤ王朝のエーカートッサロット(在位1605-1610年)の統治時代に仏像には金箔が施され、寺院はその後ラーマ5世(在位1868-1910年)やチャクリー王朝のラーマ9世(在位1946-2016年)により発展した。
寺院は、プラプッタチンナラート(Phra Phuttha Chinnarat、タイ語: พระพุทธชินราช、「勝利の王」[1])と称される金色の仏像で非常に有名であり、それはタイ国内で最も美しい仏像であると見なされている。その仏坐像は高さ3.5メートルで[4]、王マハータンマラーチャー4世(在位1419-1438年)の統治時代に鋳造された[5]。
金色の仏像を安置する大きな礼拝堂(ウィハーン、wihan)は、1756年に王ボーロマコートより寄進された螺鈿で装飾される大きな中央入口を持つ。礼拝堂の後方には、高さ36メートルのクメール様式の塔堂(プラーン、prang)があり[1][4]、階段を通じて行くことができる。塔堂には仏舎利が納められているといわれる。
寺院の敷地に位置するプッタチンナラート国立博物館には、スコータイ時代の美術品が数多く収蔵されている。
祝祭が毎年1月、寺院の敷地内でプラプッタチンナラート市などが行われる。また、10月の第1週目の週末にはピッサヌローク・ドラゴンボートレースが寺院の外を流れる川で開催される[6]。