ワーズ・アイランド橋 (Wards Island Bridge)または103丁目歩道橋 (103rd Street Footbridge)は、ニューヨーク市 のマンハッタン島 とワーズ島 の間に架かる歩行者用の橋 である。この昇開橋 は、鉄塔 と大梁 から成る合計12のスパンを持つ[ 1] 。橋を渡れるのは、歩行者 と自転車 のみである。
川のマンハッタン側では、橋の入口はFDRドライブ の14、15番出口の間、103丁目の東側に位置する。橋からは、FDRドライブを横切ったイースト・リバー遊歩道やスパニッシュ・ハーレム のイースト・リバー・ハウス団地へアクセス可能である。橋は対岸のワーズ島の南西を結び、ランドールズ・アンド・ワーズ・アイランド・パークの多くの競技場や海岸通りにアクセスできる。
1680万ドルのインフラ計画のため、2年間は閉鎖されていたが、2012年6月1日に再開し、年中24時間通ることができる[ 2] 。以前は、4月から10月までの昼間のみ使用できた。
ワーズ島への最初の橋は、島の北西部とマンハッタンの東114丁目との間にあり、木製の跳ね橋 だった。橋は、嵐によって破壊され、フィリップ・ミレドラーとバーソロミュー・ワードによって営まれる綿産業に利用するため、1807年から1821年にかけて再建された[ 3] 。
1936年にトライボロー・ブリッジ・アンド・トンネル・オーソリティ によってトライボロー橋 が建設されたことで、マンハッタン島からランドールズ島とワーズ島 へ徒歩で初めてアクセスできるようになった。マンハッタンの住民に、ワーズ島の公園へのよりよいアクセスルートを提供する計画は、1937年にロバート・モーゼス によって展開されていたが、橋の建設は1949年まで始まらなかった[ 4] [ 5] 。設計は、ハーレム川歩道橋などで知られるオスマー・アマン が担当した[ 6] 。橋は、トライボロー・ブリッジ・アンド・トンネル・オーソリティによって建造され、ニューヨーク市に譲渡された[ 7] 。
マンハッタン側ランプから見た橋
ワーズ・アイランド橋は、1951年5月18日に、210万ドルのコストをかけて、歩行者向けに開通した[ 8] 。橋は1967年には、自転車にも開放している[ 9] 。橋はもともと、赤、黄色、青のカラーでデザインされていたが、1986年に瑠璃色とエメラルドグリーンになった[ 10] 。
夜間と冬の数ヶ月間の橋の橋のアクセス制限は、マンハッタン州立精神療養所 とイースト・リバー・ハウスの間を橋を利用して住民が頻繁に行き来した、1980年代と1990年代に遡る。住人は、患者には犯罪 の増加に責任があると信じていた[ 11] 。
1999年、ニューヨーク市交通局が、橋の固定化を提案した。しかし、この提案は、3番街橋 、ウィルス・アベニュー橋 、145丁目橋 の改造プロジェクトで使用する建設機械をハーレム川で運ぶため、間隔が必要となり、遅れた[ 12] 。
ワーズ・アイランド橋は、2010年4月から2012年4月にかけて改装された。これには、通路デッキ、金属製上部構造、電気システム、機械操作システムの改装も含まれている[ 1] 。
歩行者横断用に、リフトを下げたワーズ・アイランド橋
橋は、シナジーによる1979年のアルバム 「Games」のカバーに使用されている。この写真は、夜間に、長時間露出 写真 として撮影された。
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^ “NYC DOT Commissioner and Council Member Mark-Viverito Reopen Wards Island Bridge ”. New York City Department of Transportation. 2012年12月14日 閲覧。
^ “Wards Island Park Historical Sign ”. New York City Department of Parks & Recreation. 2009年8月8日 閲覧。
^ “Foot Bridge Urged for Wards Island; Moses Wants 790-Foot Span to Link Manhattan to Park Site at 103rd Street” . The New York Times . (November 8, 1937). http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F20C13FA3859177A93CAA9178AD95F438385F9 2009年8月8日 閲覧。
^ “Bridge to Be Built to Wards Island; Pedestrian Span Across the Harlem Will Open New Park Facilities to East Siders” . The New York Times . (June 9, 1949). http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F40815FF3A5F177B93CBA9178DD85F4D8485F9 2009年8月8日 閲覧。
^ Rastorfer, Darl (2000). Six Bridges: The Legacy of Othmar H. Ammann . Yale University Press. p. 31. ISBN 0-300-08047-6
^ “Robert F. Kennedy Bridge ”. MTA Bridges & Tunnels. 2009年8月8日 閲覧。
^ “Wards Island Footbridge and Park Open; Moses Calls 'Planning Experts' No Help” . The New York Times . (May 19, 1951). http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F30910FE39591A7B93CBA8178ED85F458585F9 2009年8月8日 閲覧。
^ “Bridge to Wards Island Is Opened to Bicyclists” . The New York Times . (September 15, 1967). http://select.nytimes.com/gst/abstract.html?res=F50D1FFB3E5C107B93C7A81782D85F438685F9 2009年8月8日 閲覧。
^ Anderson, Susan Heller; Prial, Frank J. (September 15, 1986). “For Wards I. Bridge, A Change of Colors” . The New York Times . http://www.nytimes.com/1986/09/15/nyregion/new-york-day-by-day-for-wards-i-bridge-a-change-of-colors.html 2009年8月8日 閲覧。
^ Carvajal, Doreen (January 8, 1995). “Wards I. Bridge: History of Problems” . The New York Times . http://www.nytimes.com/1995/01/08/nyregion/wards-i-bridge-history-of-problems.html 2009年8月8日 閲覧。
^ 2003 Bridges and Tunnels Annual Condition Report . New York City Department of Transportation. (2004). p. 87. http://www.nyc.gov/html/dot/downloads/pdf/bridgerpt03_2.pdf 2008年8月8日 閲覧。 .