ヴァーテイン Watain | |
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![]() 2010年8月のライヴ(ベルゲン) | |
基本情報 | |
出身地 |
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ジャンル | ブラックメタル |
活動期間 | 1998年 - |
レーベル |
ドラッカー・プロダクション シーズン・オブ・ミスト センチュリー・メディア・レコード 日本コロムビア |
公式サイト | www.templeofwatain.com |
メンバー |
エリック・ダニエルソン (ボーカル、ベース) ペレ・フォシュベリ (ギター) ホーカン・ヨンソン (ドラムス) |
旧メンバー | C・ブロム (ギター) |
ヴァーテイン (Watain)は、スウェーデン出身のブラックメタルバンド。バンド名は、アメリカ合衆国のブラックメタルバンド、Vonの同名楽曲に由来する。
1998年、スウェーデン中東部の都市、ウプサラで結成[1]。当初のメンバーは、エリック・ダニエルソン (Vo、B)、ペレ・フォシュベリ (G)、ホーカン・ヨンソン (Ds)、C・ブロム (G)の4名。結成年中にデモ『Go Fuck Your Jewish "God"』をリリース[1]。翌年には、自主制作でライヴアルバム『Black Metal Sacrifice』をリリースし、更にスウェーデンのインディペンデント・レコードレーベル、Grim Rune ProductionsからEP『The Essence of Black Purity』を300枚限定でリリースしている[1][2]。
2000年に1stアルバム『Rabid Death's Curse』をリリース[1][2]。当初は、End All Lifeから通常のLP300枚とApocalyptor RecordsからピクチャーディスクLP300枚の限定リリースであった[1][2]。その後、2004年にドラッカー・プロダクションからCD盤が発売された[1][2]。1stアルバムリリース頃に、C・ブロムが脱退。トリオ編成で活動を継続する[注釈 1]。また、ダーク・フューネラルやロッティング・クライストらとヨーロッパツアーを敢行している[1]。
フランスのインディペンデント・レコードレーベル・ドラッカー・プロダクションと契約[注釈 2]。2003年に2ndアルバム『Casus Luciferi』をリリース。前述のように1stアルバムのCD盤も発売された。2004年には、活動再開したディセクションのリバース・オヴ・ディセクション・ツアーに同行した[1]。この際、ディセクションのステージで、エリック・ダニエルソンがライヴ・ベーシストとして出演している[1]。2007年に、メイヘムなどが所属するシーズン・オブ・ミストに移籍。3rdアルバム『Sworn to the Dark』をリリース。同アルバムには、セット・テイタン(元ディセクション等)が作詞・作曲で参加し、一部楽曲でギター・ソロを演奏している[1]。また、エントゥームド、フェイス・ダウンなどでドラマーとして活動経験のあるピーター・スターンヴィンドがゲスト・ボーカルとして参加している[1]。同アルバムのリリース後には、再結成したセルティック・フロストやクリーター、リージョン・オブ・ザ・ダムドらとツアーも行った[1]。
2010年に4thアルバム『Lawless Darkness』をリリース。同アルバムは、テロライザーなどの音楽雑誌でも評価が高く、スウェーデンの音楽賞にもノミネートされている[1]。同アルバムは、欧州リリースより1年以上遅れたものの、2011年秋に日本コロムビアより日本盤がリリースされ、日本デビュー盤となった。同アルバムリリース後、ベヒーモスと北米ツアーを行う予定であったが、ベヒーモスのネルガルが白血病に罹り、ツアーをキャンセルしたため、ヴァーテインがヘッドライナーとなり、北米ツアーを敢行することとなった[1]。2011年には、シャイニングらとヨーロッパツアーを行い、秋にはヴェイダー、ウィッチリーと共にEXTREME THE DOJO Vol.28に出演。初来日を果たした。
その後、シーズン・オブ・ミストから離脱し、センチュリー・メディア・レコードへと移籍した。
同国のディセクションやマーダック、ダーク・フューネラルと同じ系列に属するブラックメタルで[1]、ディセクションと比較されることが多い。影響を受けたバンドとしてはバソリー、初期メイヘム、マーシフル・フェイト、デス・SS、サマエル、Necrovore、Ofermodが挙げられている。
各メンバーは、ファーストネームの頭文字1文字で省略して書かれることが多い