三匹の侍

三匹の侍
ジャンル 時代劇
原作 五社英雄、柴英三郎、細野耕三
脚本 柴英三郎、阿部桂一、大垣肇石堂淑朗猪俣勝人、丹菊保寿、茂木草介、寺田信義、愛川直人、竹内勇太郎、馬場当、生駒千里、渡辺臣蔵、大野靖子、浅間虹児、榎本滋民早坂暁、大工原正泰、山内鉄也野上龍雄田上雄星川清司、関上芳裕、下飯坂菊馬、有高扶桑、勝目貴久、津上忠寺島アキ子、播磨幸治
監督 五社英雄、藤井謙一、勝目貴久、荒井忠、内野満寿男、須藤実、岡田太郎
出演者 丹波哲郎
平幹二朗
長門勇
加藤剛
時代設定 文政年間
製作
プロデューサー 五社英雄
制作 フジテレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
第1シリーズ
放送期間1963年10月10日 - 1964年4月9日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送枠フジテレビ木曜夜8時枠時代劇
放送分56分
回数26
第2シリーズ
放送期間1964年10月1日 - 1965年4月15日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送分56分
回数27
第3シリーズ
放送期間1965年10月7日 - 1966年4月7日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送分56分
回数27
第4シリーズ
放送期間1966年10月6日 - 1967年3月30日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送分56分
回数26
第5シリーズ
放送期間1967年10月5日 - 1968年3月28日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送分56分
回数26
第6シリーズ
放送期間1968年10月3日 - 1969年3月27日
放送時間木曜20:00 - 20:56
放送分56分
回数25

特記事項:
モノクロ作品。第1-3シリーズは一部VTR撮影を導入した生放送のため現存せず。
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三匹の侍』(さんびきのさむらい)は、1963年(昭和38年)から1969年(昭和44年)にかけてフジテレビ系列で毎週木曜日20時から20時56分に放映された連続テレビ時代劇。最高視聴率は42パーセントを記録した。全6シリーズ(157話)。第3シリーズまで生放送・一部モノクロフィルムおよびVTR、第4シリーズ以降モノクロVTR・一部モノクロフィルム作品。

第1シリーズ放映終了後に松竹とさむらいプロの共同制作により、五社英雄監督の演出で映画化された(後述)。

1970年にはレギュラー出演者を代えた『新 三匹の侍』(しんさんびきのさむらい 13話・カラーフィルム作品)が制作された。この項目では『新 三匹の侍』についても後述する。

三匹の侍

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文政年間を舞台に、宿場から宿場へと、あてどのない流浪の旅を続ける三匹の凄腕浪人が、庶民を苦しめる権力や悪人と闘う、というストーリー[1][2]。当初は丹波哲郎平幹二朗長門勇の3人がレギュラーに起用されたが、第2シリーズからはリーダー格の丹波に代わって時代劇初出演の加藤剛がレギュラーに加わり、平がリーダー格となった。当時、浅草のコメディアン出身で全国的には無名だった長門は、この作品で『おえりゃあせんのう』などのとぼけた岡山弁を操る槍の名手・桜京十郎を演じ、人気俳優となった[3]

演出を担当したのは当時フジテレビのディレクターだった五社英雄。それまでの時代劇にはなかった独自のアクション表現が話題を呼んだ。かつてない斬新な殺陣とカメラワークに加え、刀で人を斬る演技の際に、リアル感を表現するために、時代劇ではじめて効果音が使われた[4][注釈 1]

当時はテレビドラマは生放送が当たり前の時代で、映画と違って休憩をはさみながらカットごとに殺陣を撮影するという手段が使えず、俳優への負担が危惧されたが、当時の新技術であったVTRの一部導入で乗り切った[3]

レギュラー放送終了後の1983年に「時代劇スペシャル」枠で新作の放送を予定していたが、五社のスケジュールの問題で頓挫した(詳細は陽暉楼#逸話を参照)。

放送期間(三匹の侍)

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  • 三匹の侍
    • 第1シリーズ:1963年10月10日~1964年4月9日 (全26話)
    • 第2シリーズ:1964年10月1日~1965年4月15日 (全27話)
    • 第3シリーズ:1965年10月7日~1966年4月7日 (全27話)
    • 第4シリーズ:1966年10月6日~1967年3月30日 (全26話)
    • 第5シリーズ:1967年10月5日~1968年3月28日 (全26話)
    • 第6シリーズ:1968年10月3日~1969年3月27日 (全25話)

キャスト(三匹の侍)

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  • 柴左近:丹波哲郎 (第1シリーズ) ※他に第2シリーズ第12話に同役でゲスト出演
  • 桔梗鋭之介:平幹二朗 (第1シリーズ~第6シリーズ)
  • 桜京十郎:長門勇 (第1シリーズ~第6シリーズ)
  • 橘一之進:加藤剛 (第2シリーズ~第6シリーズ)

スタッフ(三匹の侍)

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放映リスト(三匹の侍)

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三匹の侍 第1シリーズ

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  • 1963年10月10日~1964年4月9日(全26話)
柴左近 ・・・ 丹波哲郎
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 剣豪無宿 1963/10/10 柴英三郎 五社英雄 芦田伸介宮口精二藤原釜足木村俊恵、佐々木愛、井川比佐志
佐々木孝丸小松方正上田吉二郎梅津栄平沢幸太郎水島真哉
宮沢元神田正夫森幸太郎
2 剣法無頼 1963/10/17 阿部桂一 加藤武三原葉子佐々圭子北見治一北町史郎
3 讐鬼血笑 1963/10/24 柴英三郎 信欣三楠侑子浦里はるみ高倉みゆき東恵美子
4 一殺多生 1963/11/7 大垣肇 戸浦六宏成瀬昌彦小林昭二穂積隆信松本克平旗和子刈屋ヒデ子
5 黄金非情 1963/11/14 柴英三郎 五社英雄 安井昌二稲垣美穂子石山健二郎青木義朗初井言栄大塚周夫
伊達正三郎
6 江戸無惨 1963/11/21 高田敏江川喜多雄二天本英世近藤宏名和宏阿部寿美子
上月左知子村上冬樹
7 仇討御免 1963/11/28 石堂淑朗 柳永二郎高津住男浅野進治郎渥美国泰
8 虚空殺法 1963/12/5 猪俣勝人 清水元大塚道子中谷一郎飯田覚三永井清弘
9 群狼乱舞 1963/12/12 阿部桂一 小松方正、角梨枝子高野真二、上田吉二郎、富田仲次郎田島義文
10 快刀乱麻 1963/12/19 大垣肇 藤井謙一 藤田進市川小太夫明智十三郎中川弘子鶴見丈二
11 左近見参 1963/12/26 柴英三郎 松本克平、田中邦衛伊藤久哉北川町子伊藤弘子、伊達正三郎、
赤沢亜沙子永田靖
12 愛怨両断 1964/1/2 柴英三郎
丹菊保寿
五社英雄 八千草薫小山田宗徳河野秋武渋沢詩子天路圭子若宮忠三郎
武藤英司朝雲照代
13 生々流転 1964/1/9 茂木草介 清水一郎梅野泰靖吉行和子佐野浅夫加茂良子山本勝
14 浪人墓場 1964/1/16 寺田信義
愛川直人
五社英雄 北村和夫鳳八千代小笠原良智外山高士露口茂
15 逆臣二代 1964/1/23 寺田信義
愛川直人
藤井謙一 中山昭二、佐々木愛、田浦正己小林重四郎久米明入江洋佑三上真一郎
16 白刃無情 1964/1/30 竹内勇太郎 五社英雄 多々良純殿山泰司阪口美奈子三原葉子佐々圭子
17 忠臣異聞 1964/2/6 寺田信義
愛川直人
藤井謙一 岩井半四郎戸浦六宏、天路圭子、斎藤チヤ子小坂一也
18 浪人悲章 1964/2/13 阿部桂一 五社英雄 野々村潔柳川慶子高城淳一三条美紀、村上冬樹
19 剣風流転 1964/2/20 多々良純根上淳桑山正一山岡久乃炎加世子
20 真贋破邪 1964/2/27 茂木草介 藤井謙一 高田敏江、清水元、上田吉二郎、江見俊太郎福田豊土
21 春雷有情 1964/3/5 柴英三郎 五社英雄 嵐寛寿郎市村家橘石山健二郎名和宏小山明子
22 白梅讐刃 1964/3/12 馬場当
生駒千里
藤井謙一 岩崎加根子安井昌二高津住男、永田靖、市原悦子
23 剣影無情 1964/3/19 阿部桂一 五社英雄 宝みつ子瞳麗子加代キミ子、松本克平、浅野進治郎、大塚周夫
24 北辺乱刃 1964/3/26 大垣肇 藤井謙一 桑山正一北沢典子原知佐子花沢徳衛松本染升
25 殺法無頼 1964/4/2 茂木草介 星美智子吉田義夫原田甲子郎森幹太加茂嘉久
26 逆徒群狼 1964/4/9 寺田信義
愛川直人
加賀まりこ安部徹清川新吾、小林重四郎、稲葉義男

三匹の侍 第2シリーズ

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  • 1964年10月1日 - 1965年4月15日(全27話)
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
橘一之進 ・・・ 加藤剛
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 紅蓮殺風 1964/10/1 柴英三郎 伊藤雄之助津島恵子長谷川季子
2 傀儡乱舞 1964/10/8 寺田信義
愛川直人
石浜朗中谷一郎榊ひろみ稲葉義男
3 九天無頼 1964/10/29 大垣肇 島田正吾高倉典江秋月正夫郡司良清水彰
4 燐光刀影 1964/11/5 柴英三郎 根上淳小畠絹子吉行和子宇治みさ子
5 修羅妖心 1964/11/12 竹内勇太郎 高田敏江松村達雄野口ふみえ小栗一也
6 孤雲飄々 1964/11/19 茂木草介 辰巳柳太郎高倉典江香川桂子秋月正夫野村清一郎大山克己、清水彰
7 剣風繚乱 1964/11/26 阿部桂一 北上弥太朗中原早苗、明智十三郎、利根はる恵
8 活刃殺法 1964/12/3 竹内勇太郎 藤井謙一 神田隆、村上冬樹、天路圭子、伊藤弘子、山東昭子加代キミ子浮田左武郎
森幸太郎
9 流離空拳 1964/12/10 柴英三郎 青木義朗原保美清水良太、清水一郎
10 愁刃有情 1964/12/17 阿部桂一 宮口精二名和宏佐野浅夫、木村俊恵、若杉嘉津子、上田吉二郎、嵯峨善兵
笈田勝弘
11 濁流青雲 1964/12/24 榎本滋民 黛ひかる高野真二成瀬昌彦南道郎梅津栄富永美沙子中村是好
小瀬朗
12 江戸有情 1964/12/31 竹内勇太郎 丹波哲郎高千穂ひづる阪口美奈子、神田隆
13 品川初春 1965/1/7 榎本滋民 中原早苗、雪代敬子、沢村宗之助、市川小金吾河上一夫小林勝彦遠藤辰雄
14 破邪天風 1965/1/14 柴英三郎 岩崎加根子赤沢亜沙子川口敦子内田稔金内吉男、明智十三郎、
伊達正三郎、高木久芳
15 六道無限 1965/1/21 富士真奈美玉川伊佐男、楠侑子、山岡久乃、花沢徳衛
16 白刃無頼 1965/1/28 三津田健細川俊夫加藤武稲野和子
17 寒月狼声 1965/2/4 竹内勇太郎 今井健二、河野秋武、三条美紀加藤嘉柳川慶子村瀬幸子宮沢元大井潤
18 神泉残照 1965/2/11 柴英三郎 花柳小菊、佐々木孝丸、小松方正、小林裕子
19 愛炎無情 1965/2/18 茂木草介 村松英子稲葉義男日塔智子新村礼子
20 白梅草紙 1965/2/25 大野靖子 藤間紫清村耕次真山知子武智豊子蜷川幸雄高橋正夫
21 静狼流転 1965/3/4 関上芳裕
丹菊保寿
大友柳太朗稲垣美穂子名和宏、清水元、北条きく子
22 廃山光芒 1965/3/11 柴英三郎 原知佐子梅宮辰夫筑紫あけみ北原義郎
23 江戸大逆 1965/3/18 寺田信義
愛川直人
原保美弓恵子、吉田義夫、柳永二郎高野真二
24 剣風花暦 1965/3/25 竹内勇太郎 小林哲子宮口精二八代真矢子横内正
25 落人濶歩 1965/4/1 榎本滋民 岸田今日子中村歌門花柳喜章花沢徳衛
26 飢餓無残 1965/4/8 早坂暁 柳永二郎御木本伸介結城美栄子、小林昭二
27 大道無門 1965/4/15 柴英三郎 清水まゆみ、中原早苗、和田孝

三匹の侍 第3シリーズ

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  • 1965年10月7日 - 1966年4月7日(全27話)
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
橘一之進 ・・・ 加藤剛
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 素浪人 1965/10/7 柴英三郎 梅宮辰夫名和宏北条きく子黛ひかる
2 暴れろ半造 1965/10/14 辰巳柳太郎、藤間紫、清水彰、郡司良山岡徹也
3 縄張荒し 1965/10/21 渡辺臣蔵 水城蘭子斎藤チヤ子石川秀樹[要曖昧さ回避]沼田曜一雪代敬子、清水一郎
4 秋日和のやくざ 1965/10/28 榎本滋民 島田正吾、大山克巳高倉典江香川桂子
5 仇討ごよみ 1965/11/4 竹内勇太郎 犬塚弘藤田佳子北あけみ標滋賀子中山昭二志賀山章
6 妻恋い双六 1965/11/11 柴英三郎 名和宏久保菜穂子、今井健二、吉行和子
7 偽ものまかり通る 1965/11/18 竹内勇太郎 南原宏治小畠絹子、天路圭子
8 炎の女 1965/11/25 里見浩太郎岩崎加根子一ノ木真弓、沢村宗之助
9 名刀しぐれ 1965/12/2 柴英三郎 河野秋武、津島恵子夏圭子戸上城太郎小栗一也工藤堅太郎
10 やはり野におけ蓮華草 1965/12/9 野上龍雄
播磨幸治
信欽三青山京子久松保夫
11 殴り込み 1965/12/16 野上龍雄
下飯坂菊馬
姫ゆり子太田正孝見明凡太郎高木二朗石井伊吉
12 武士は喰わねど 1965/12/23 市村俊幸南道郎香月美奈子、中村是好、村田正雄北町史郎
13 ああ義侠伝 1965/12/30 榎本滋民 加藤武、小林勝彦、市川和子小堀明男
14 狂い菊 1966/1/6 岡崎二朗小林千登勢、市川小太夫、永井秀明沢ひろ子近藤準中島正二
15 夢を見てせざるは 1966/1/13 安井昌二、沢村宗之助、磯村みどり
16 寒鼓 1966/1/20 柴英三郎 藤井謙一 佐々木愛、井上孝雄、江見俊太郎、村上冬樹
17 狂犬狩り 1966/1/27 野上龍雄 中谷一郎、木村俊恵、倉田爽平館敬介
18 旅路いずこ 1966/2/3 柴英三郎 辰巳柳太郎水戸光子富士真奈美早川保
19 湯けむり巷談 1966/2/10 竹内勇太郎 中原早苗、中村歌門、吉田義夫、野口ふみえ
20 狂った剣 1966/2/17 東千代之介弓恵子加藤嘉杉狂児武内文平
21 三匹ひとり旅 1966/2/24 品川隆二名和宏入江若葉、小松方正
22 夫婦雛 1966/3/3 菅貫太郎坪内ミキ子二村忍桑山正一
23 流れ椿 1966/3/10 大野靖子 藤間紫、今井健二、待田京介柳永二郎、藤原釜足
24 甲州贋小判 1966/3/17 高松英郎戸浦六宏野々村潔、太田正孝
25 下郎の牙 1966/3/24 南廣中真千子高倉みゆき浮田左武郎
26 あばれ師範 1966/3/31 久米明寺田誠、小林哲子、高木二朗、穂高稔高城淳一
保科三良中江隆介
27 風雲を斬る 1966/4/7 柴英三郎 土屋嘉男花園ひろみ嵯峨善兵鶴見丈二小堀明男

三匹の侍 第4シリーズ

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  • 1966年10月6日 - 1967年3月30日(全26話)
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
橘一之進 ・・・ 加藤剛
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 吠えろ剣 1966/10/6 柴英三郎 藤井謙一 水島道太郎小畠絹子原知佐子久松保夫、吉田義夫、浜村純
太田正孝、塚本信夫西田昭市灰地順宮沢元
2 血闘 1966/10/13 馬場当 戸上城太郎、江見俊太郎、今橋恒丹羽又三郎田武謙三庄司永健
土方弘渡辺篤史柳谷寛
3 弁天楼異聞 1966/10/20 渡辺臣蔵 荒井忠 三条美紀北あけみ小堀明男葉山葉子中村歌梅津栄阿部寿美子
水島真哉寺田農森野五郎丹羽研二金井進二沢ひろ子
4 麝香丸の亡霊 1966/10/27 竹内勇太郎 藤井謙一 高松英郎、楠侑子、永田靖、清水まゆみ森山周一郎梅津栄保科三良
宮沢元西川ひろみ金井進二
5 二足の草鞋 1966/11/3 柴英三郎 南廣玉川伊佐男高倉みゆき、沢村宗之助、川口知子植村謙二郎
宮沢元、小玉修嗣、高木久芳、笠井ひろ
6 血と砂金 1966/11/10 大野靖子 荒井忠 小川真由美、河野秋武、近藤宏、青木義朗、武藤英司、小栗一也
佐藤京一河野彰、高木久芳、岡村春彦丹羽研二、金井進二
7 刺客 1966/11/17 浅間虹児 藤田進、佐々木孝丸、長内美那子村田知栄子根岸明美三上真一郎
森塚敏江幡高志天本英世上原ゆかり松山照夫、今井和子、
伊達正三郎
8 おんな三題 板橋の宿 1966/11/24 榎本滋民 藤井謙一 雪代敬子中村メイ子、藤間紫、初井言栄西山辰夫、山岡徹也、河上一夫
9 1966/12/1 柴英三郎 藤井謙一 松村達雄、沢村宗之助、入川保則北見治一北条きく子
10 群狼 1966/12/8 大工原正泰 荒井忠 入江若葉井上孝雄二本柳寛小笠原弘宗方奈美杉狂児、永井秀明、
高橋正夫、大塚周夫、早川研吉加藤土代子
11 小仏峠まかり通る 1966/12/15 榎本滋民 藤井謙一 曽我廼家五郎八長谷川待子飯田蝶子波野久里子浅野進治郎
木田三千雄、中村是好、市川小金吾、刈屋ヒデ子穂積隆信本郷淳
12 悪銭 1966/12/22 渡辺臣蔵 荒井忠 加藤嘉富永美沙子見明凡太郎、高木二朗、茅島成美、清水一郎、
森幹太磯野秋雄中村次朗小玉修嗣宮沢元金井進二
13 抜け忍非情 1966/12/29 山内鉄也 大友柳太朗菅貫太郎宮園純子浜村純、吉田義夫、青木義朗
本間文子二見忠男東光生高桐真
14 新宿七福神 1967/1/5 榎本滋民 藤井謙一 市川翠扇三島雅夫横山道代丸井太郎大村文武石井竜一
沢村いき雄三角八郎土方弘三島謙
15 負け犬 1967/1/12 野上龍雄 荒井忠 根上淳左時枝東野孝彦富永美沙子山路義人陶隆宮沢元
森川公也加藤土代子、西川ひろみ、小笠原弘子
16 秘宝 1967/1/19 柴英三郎
田上雄
藤井謙一 千秋実、藤原釜足、小林勝彦、高野真二山本麟一津々井功二伊達強
17 悪童ども 1967/1/26 星川清司 荒井忠 袋正馬渕晴子、工藤堅太郎、江見俊太郎、香川良介浦山珠美
茅島成美今橋恒磯野秋雄島米八中島正二渡部猛
18 処刑 1967/2/2 藤井謙一 石浜朗和田孝名和宏堀井永子嵯峨善兵桑山正一、武藤英司、
田村保灰地順早川研吉松山照夫
19 木枯の女 1967/2/9 柴英三郎 荒井忠 小山明子、今井健二、千之赫子、伊藤弘子、成瀬昌彦北原義郎
若宮忠三郎、代志住正宮沢元
20 京十郎祭り囃子 1967/2/16 藤井謙一 鳳八千代仲宗根美樹内田朝雄青木義朗阿部寿美子笹川恵三
池田忠夫小川真司木下陽夫
21 復讐 1967/2/23 浅間虹児 荒井忠 入川保則三条江梨子見明凡太朗菅井一郎加代キミ子渡辺篤、小松方正、
瀬良明深水吉衛長島隆一西田昭市岡村春彦中江真司三浦威
22 流転逆手斬り 1967/3/2 野上龍雄
播磨幸治
市川小太夫、山下洵一郎新井茂子舟橋元森幹太園田哲也
里木左甫良、森幸太郎、中江真司
23 死霊を斬る 1967/3/9 竹内勇太郎 藤井謙一 中原早苗、中村歌門、清水一郎、大泉滉今橋恒渡真二刈屋ヒデ子
24 一匹狼 1967/3/16 渡辺臣蔵 荒井忠 東千代之介加賀邦男山本耕一塚本信夫野々村潔真弓田一夫
岸本教子中島正二
25 闘い 1967/3/23 浅間虹児 内野満寿男
須藤実
荒井忠
小川知子深江章喜植村謙二郎利根はる恵丹羽又三郎岸田森
井上清子富田浩太郎田口計、渡部猛、吉村実子、渡辺篤史
26 斬る 1967/3/30 柴英三郎 藤井謙一 若山富三郎稲垣美穂子久松保夫北原義郎小堀明男、近藤宏、
伊達正三郎、近江俊輔西田昭市滝那保代、太田正孝、宮沢元

三匹の侍 第5シリーズ

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  • 1967年10月5日 - 1968年3月28日(全26話)
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
橘一之進 ・・・ 加藤剛
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 われらお尋ね者 1967/10/5 柴英三郎 荒井忠 柳永二郎根岸明美田島和子岩下浩堀井永子
葉桐次裕藤岡重慶浮田左武郎五月晴子池田和歌子
2 痩せ犬 1967/10/12 野上龍雄
播磨幸治
内野満寿男 江見俊太郎、夏圭子幸田宗丸鶴丸睦彦今村原兵星野久
3 ゆすり 1967/10/19 浅間虹児 荒井忠 神田隆、瞳麗子亀石征一郎青木義朗金内吉男
浅野進治郎川副博敏本間文子杉義一
4 狼が死んだ 1967/10/26 富永卓二 河野秋武、高島史旭香川良介山田巳之助天本英世
須藤健藤田淑子武智豊子国景子柴田秀勝
5 1967/11/2 渡辺臣蔵 荒井忠 桑山正一嘉手納清美原田甲子郎上田忠好
内田裕也、中村是好、小杉義男、村田正雄
6 にがい汐 1967/11/9 大野靖子 内野満寿男 馬渕晴子北原義郎上野山功一、小林重四郎、
嵯峨善兵保科三良大山尚雄生井健夫
7 1967/11/16 浅間虹児 荒井忠 吉村実子蜷川幸雄、近藤宏、花沢徳衛、市川和子、今井健二、高木二朗
8 三匹廃墟をゆく 1967/11/23 竹内勇太郎 富永卓二 中原早苗、久米明磯部玉枝小峰千代子飯田覚三
大宮悌二杉義一守田比呂也納谷六朗
9 鶴之助参る 1967/11/30 大野靖子 荒井忠 上原ゆかり、宍戸錠、田村奈巳、吉田義夫、市村俊幸、島田順司見明凡太郎
富永美沙子松川純子木田三千雄杉田康松山照夫福山象三
10 白疾風 1967/12/7 柴英三郎 内野満寿男 中山昭二黒丸良太刀川寛江幡高志
姫ゆり子瀬良明三島一夫亀谷了
11 1967/12/14 大工原正泰 荒井忠 吉村実子高橋長英八木昌子東光生
美田園子森山周一郎津野哲郎里木佐甫良
12 女がやって来た 1967/12/21 浅間虹児 富永卓二 堀井永子長谷川待子、沢村宗之助、今井健二、
野々村潔穂積隆信村上不二夫
13 不毛の掟 1967/12/28 柴英三郎 内野満寿男 河原崎長一郎市川春代入江若葉二宮ゆき子中村雅子
林孝一新井和夫入江洋佑日恵野晃
14 空っ風野郎 1968/1/4 野上龍雄
播磨幸治
荒井忠 ジェリー藤尾茅島成美、上田吉二郎、本間文子今橋恒
西田昭市江幡高志早川研吉島米八市川好郎
中村上治磯野秋雄渡真二小高まさる
15 どぶねずみ 1968/1/11 有高扶桑 富永卓二 水島道太郎宗方奈美武内文平新井茂子島田多恵子
16 大当り百番富 1968/1/18 渡辺臣蔵 荒井忠 佐々木功川辺久造北あけみ岸久美子阿部寿美子
小峰千代子、高橋正夫、巽秀太郎近江俊輔、鮎川浩、
宮本満里子、河野彰、浜村純佐山俊二、渡辺篤
17 帰ってきた剣鬼 1968/1/25 星川清司 内野満寿男 田村高廣井上孝雄、楠侑子、戸浦六宏
見明凡太朗小池正史荒木肇新橋耐子
18 つわものの夢 1968/2/1 柴英三郎
田上雄
荒井忠 金内吉男白木マリ、佐々木愛、菅井一郎、高木二朗、小林清志阪脩
19 冬の旅 1968/2/8 勝目貴久 富永卓二 宮園純子松本錦四郎、若宮忠三郎、増田順司
美田園子里木左甫良伊東秀郎高松政雄
20 白い幻花 1968/2/15 大野靖子 荒井忠 村松英子川地民夫玉川良一岩下浩宮本信子保科三良
中村次朗福地悟郎牧田正嗣、渡部猛、佐々倉英雄
21 助三郎覚書 1968/2/22 有高扶桑 富永卓二 大友柳太朗山形勲、小林勝彦、渡辺篤、浮田左武郎鈴村由美
島田多恵子、山岡徹也、二見忠男、長島隆一安藤三男
22 燃える 1968/2/29 浅間虹児 荒井忠 下元勉、市川小太夫、青木義朗、川口敦子、青柳美枝子、永井秀明、
富川澈夫河村又子中尾彬蟹江敬三林秀樹渡辺晃三
横井徹田中淑隆望月七生美相沢俊夫平野充久
23 紙人形 1968/3/7 大野靖子 内野満寿男 葉山良二新藤恵美前田吟、信欽三、加賀邦男、久松保夫
杉狂児高杉玄、杉田康、丹羽又三郎中庸介、河野彰、水沢摩耶
24 殺生封印切り 1968/3/14 馬場当 富永卓二 宍戸錠、神田隆、長谷川待子、山本麟一、戸田皓久成田恒二
25 愛憎三猿 1968/3/21 大野靖子 内野満寿男
富永卓二
第一章:小林千登勢上野山功一須藤健守田比呂也
第二章:吉行和子玉川伊佐男石山雄大藤岡重慶青木義朗
第三章:伊藤栄子、亀石征一郎、常田富士男
26 浪人天国 1968/3/28 柴英三郎 荒井忠 加賀まり子原保美、小林昭二、下川辰平
宗近晴見住吉正博中庸介奥村公延

三匹の侍 第6シリーズ

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  • 1968年10月3日 - 1969年3月27日(全25話)
桔梗鋭之介 ・・・ 平幹二朗
橘一之進 ・・・ 加藤剛
桜京十郎 ・・・ 長門勇
話数 サブタイトル 放映日 脚本 監督 ゲスト出演者
1 荒野に在り 1968/10/3 柴英三郎 岡田太郎 野々村潔玉川伊佐男近藤洋介赤座美代子多田幸雄中田博久丹羽研二伊藤惣一
2 噛ませ犬 1968/10/10 野上龍雄 内野満寿男 原田芳雄、高松英郎、嘉手納清美北沢典子中井啓輔溝口舜亮
浅野進治郎、近藤準、綾川香中庸介金親保雄波戸崎徹
3 裂けた風 1968/10/17 星川清司 荒井忠 伊藤孝雄宮園純子田武謙三樋口年子山本清東光生
大井潤市村昌治波戸崎徹渡真二西村淳二星野久
三原博荒木肇、伊達強、高峰竜三津々井功二
4 さらば愛しき女よ 1968/10/24 大野靖子 岡田太郎 河村有紀永山一夫金内吉男井上清子、山本清、
里木左甫良柴田秀勝、渡真二、内田勝正
5 浪人志願 1968/10/31 渡辺臣蔵 荒井忠 河原崎建三小栗一也葉山葉子、武藤英司、青木義朗梅津栄
土方弘瀬良明磯野秋雄、高木久芳、石井竜一、中村次朗
6 地獄を見た 1968/11/7 柴英三郎 内野満寿男 待田京介長谷川稀世片山明彦河村弘二勝部演之岡部正純今橋恒
長谷川弘北川美佳津崎恵二曾我廼家一二三池田忠夫、渡部猛、高橋英二
7 女ごころ 1968/11/14 渡辺臣蔵 荒井忠志 姿美千子北あけみ佐藤友美、藤原釜足、久松保夫桜むつ子、小林昭二
8 犬侍奮戦録 1968/11/21 馬場当 荒井忠 春川ますみ、高橋長英、渡辺篤史、岸久美子島米八坂口蓮本郷淳入江洋祐
中村孝雄杉義一、杉田康、長島丸子舟橋元、沢村いき雄、市村俊幸、若宮忠三郎
9 逃散 1968/11/28 津上忠 内野満寿男 中村翫右衛門嵐圭史三好美智子飯田徹也いまむらいづみ郡司良
中村靖之介宮島誠瀬川新蔵細川智岡田映一北相馬宏
10 花かげろう 1968/12/5 野波静雄 久保菜穂子松本錦四郎佐藤博、高木二朗、穂積隆信
森山周一郎藤江リカ杉浦直三雄、星野久、波戸崎徹
11 あゝ武士道 1968/12/12 竹内勇太郎 岡田太郎 児玉清なべおさみ小畠絹子宝生あや子高城淳一
岸本教子梶哲也南祐輔北町史朗黒木憲三
松本染升福山象三池田よしゑ東山照子甲斐あきら
12 土は哭いていた 1968/12/19 大工原正泰 荒井忠志 石立鉄男島かおり、河野秋武、高木二朗、加賀邦男、村田正雄、浮田左武郎
陶隆高野通子小野寺昭水島真哉、二見忠男、宗近晴見穴井寛二
13 下郎 1968/12/26 田上雄 内野満寿男 上杉高也樋浦勉、市川和子、高橋正夫、近藤宏、梶健司
金光満樹守田比呂也佐々木一哲椎橋健男伊藤一美、星野久
14 俺は抜かない 1969/1/9 星川清司 荒井忠志 明星雅子、ささきいさお、津坂匡章桑山正一、山本麟一、
村上冬樹、江見俊太郎、上田忠好、鮎川浩、高木久芳、
中村次朗、小野寺昭、石井富子、波戸崎徹、佐藤典幸
15 吹き溜り 1969/1/16 本田英郎 内野満寿男 川合伸旺南廣浦里はるみ高品格竜崎一郎清川新吾
萩玲子富田浩太郎真山知子永井柳太郎、市村昌治、長谷川弘
16 死にたい女 1969/1/23 野上龍雄 荒井忠志 春の章 お君:加賀まりこ、渡辺篤、星野兼児郎曽我廼家明蝶
冬の章 武家の女:加賀まりこ、蜷川幸雄塚本信夫阿佐美那柳谷寛
夏の章 ひさ:加賀まりこ、今井和子緋多景子林昌子
    三島圭一郎柴内美昇、金内吉男、日高澄子
17 山の血が騒ぐ 1969/1/30 柴英三郎 河原崎長一郎、神田隆、楠侑子、今井健二、富永美沙子左時枝下川辰平、河野彰
18 裏切りの季節 1969/2/6 大野靖子 岡田太郎 根上淳稲垣美穂子、吉田義夫、寄山弘江守徹酒井修樋浦勉林秀樹
渚健二地井武男、工藤堅太郎、秋元羊介代志住正山本武高井章子
19 女が待っている 1969/2/13 浅間虹児 荒井忠志 吉村実子馬渕晴子、青木義朗、浜畑賢吉原泉戸上城太郎
中村是好、柴田秀勝、青山宏幸田宗丸早川研吉大坪日出代
田中力芹川洋高野ひろみ富士七生美竹沢テイ子
20 あぶら花 1969/2/20 大野靖子 内野満寿男 木村俊恵、佐竹明夫北原義郎、沢村宗之助、市川祥之助二本柳敏恵
中原功二、寄山弘、岡部正純、三原博、伊原静江剣持伴紀
21 女代官 1969/2/27 竹内勇太郎 天路圭子、永田靖、明智十三郎、植村謙二郎瞳麗子富山真沙子、磯野秋雄、
小川真司、笹川恵三、瀬良明、高峰竜三、渡辺久子藤田千賀子
22 苦い米 1969/3/6 野上龍雄 荒井忠志 九重佑三子、内田朝雄、三条美紀、小松方正、長沢純
中尾彬、松山照夫山本紀彦奥村公延、中村次朗
23 謀殺 1969/3/13 大野靖子 内野満寿男 山本豊三渚まゆみ、市川小太夫、細川俊夫、亀石征一郎、三田村元服部哲治
今橋恒、佐々倉英雄岡部行宏、中村孝雄、高杉哲平、加藤久美子
24 白刃有情 1969/3/20 大野靖子 内野満寿男
大野三郎
荒井忠志
原知佐子、永山一夫、高橋悦史真屋順子
江見俊太郎、中村玉緒、武藤英司、戸島和美
25 夜明け 1969/3/27 柴英三郎 荒井忠志 東野英治郎香山美子、川口敦子、稲野和子高原駿雄原田清人
入江洋祐、本郷淳、酒井久美子泉三枝子青山加津子

放映ネット局(三匹の侍)

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☆=フジテレビ系、●=日本テレビ系、△=TBS系、■=NETテレビ(現:テレビ朝日)系

映画

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三匹の侍
監督 五社英雄
脚本 阿部桂一
柴英三郎
岸本吟一
五社英雄
製作 岸本吟一
丹波哲郎
出演者 丹波哲郎
長門勇
平幹二朗
桑野みゆき
香山美子
藤原釜足
織本順吉
青木義朗
石黒達也
音楽 津島利章
撮影 酒井忠
編集 太田和夫
配給 松竹
公開 日本の旗 1964年5月13日
上映時間 94分
製作国 日本の旗 日本
言語 日本語
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テレビドラマ版の人気を受けて制作され、第1シリーズ放映終了後の1964年5月13日に公開[9]。五社英雄の初監督映画。ストーリーはテレビドラマ版の第1シリーズ第1話『剣豪無宿』をベースにしている。

あらすじ

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浪人・柴左近(丹波哲郎)は、一人旅の途中に立ち寄ったある村で、折からの凶作と代官・松下宇左衛門(石黒達也)の圧政に苦しめられている百姓たちに出会う。年貢の減免を代官に交渉しようと、甚兵衛(藤原釜足)、五作(今橋恒)ら三人の百姓が代官の娘の亜矢(桑野みゆき)を人質にして水車小屋に立てこもっていた。

最初は高みの見物を決めこんでいた柴だったが、騒動に巻き込まれる形となり、成り行きで百姓たちに加勢。代官は娘を取り返すため、用心棒の桔梗鋭之介(平幹二朗)と浪人・桜京十郎(長門勇)らを水車小屋へ差し向けるが、柴から事情を聞かされた百姓出身の桜は寝返って百姓側につく。

騒ぎの果てに、柴は百姓三人の罪は問わないことを条件に亜矢を代官に返し、首謀者として自ら捕えられるが、代官は百姓が藩主に直訴することを恐れ、浪人(織本順吉、保科三良)たちを使って密かに三人の百姓を殺害。柴も拷問にかけられてしまう。半死半生となった柴は亜矢と桜に救出され、江戸から帰って来る藩主の大名行列が通過する道で百姓たちに強訴させようという計画を立てて水車小屋に潜む。

当初は一連の動きを第三者的立場でクールに眺めていた桔梗だったが、百姓との騒動を藩主に知られたくない代官が全ての関係者の口を封じるために差し向けて来た浪人(佐藤京一)らに女郎屋で襲撃を受け、愛人であった女郎屋の女将(三原葉子)をも殺されたことで柴に加勢。が、惚れた百姓女・おいね(木村俊恵)を人質に取られてしまった桜が、柴たちの居所を代官に喋ってしまう。

やがて藩主行列の先触れとして代官屋敷に到着した大内(青木義朗)が代官から事情を聞き、柴たちを始末するべく手勢を率いて水車小屋を襲撃。拷問の傷がまだ癒えない柴と女郎屋での不意打ちで傷を負っている桔梗は多勢に無勢もあって大苦戦。

一度は柴たちを見捨てて、おいねと共に村を出た桜であったが、自責の念にかられ、おいねの制止を振り切って村へ引き返し、柴たちの元へ駆けつける。三匹の侍は力を合わせて敵に立ち向かう。死闘の末に大内を倒した柴は単身で代官屋敷に乗り込むが…。

スタッフ(映画)

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  • 企画:松竹、さむらいプロダクション
  • 製作:岸本吟一(松竹)、丹波哲郎
  • 監督:五社英雄
  • 脚本:阿部桂一、柴英三郎、岸本吟一、五社英雄
  • 撮影:酒井忠
  • 美術:大角純一
  • 録音:福安賢洋
  • 音楽:津島利章
  • 照明:染川広義
  • 編集:太田和夫
  • 助監督:増田彬
  • 進行:内藤誠
  • 装置:林弘保
  • 装飾:田尻善一
  • 衣裳:藤田茂
  • 技髪:村田春松
  • 結髪:木村よし子
  • 時代考証:林悌三
  • 殺陣:湯浅謙太郎
  • 撮影助手:藤井重光
  • 録音助手:太田弘
  • 照明助手:正堺信太郎
  • 編集助手:木村幸雄
  • 音響効果:高井唯夫、篠原利夫
  • スチール:佐々木千栄治
  • 現像:東洋現像所

キャスト(映画)

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  • 南泰介
  • 滝左太郎
  • 田中謙三
  • 倉新八
  • 門田高明
  • 永井邦近
  • 岡本忠行
  • 西宮健二
  • 安田昌平
  • 松本宗四郎
  • 和歌浦糸子
  • 笹川富士夫
  • 光妙寺三郎
  • 鎭目勲
  • 成田舟一朗
  • 蓑和田良太
  • 曽呂勝
  • 中勢謙次郎
  • 大北和男
  • 宮城稔
  • 浅岡譲
  • 河内麗子
  • 剣睦会(湯浅剣睦会)
    • 荒木肇
    • 林扇太朗
    • 三原博
    • 橋爪譲二
    • 星野久
    • 津々井功二
    • 伊達力(現・波多江清)
    • 波戸崎徹
    • 津山伸一
    • 藤沢竜二

新三匹の侍

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新 三匹の侍
ジャンル 時代劇
企画 五社英雄
脚本 柴英三郎、大野靖子、石川孝人、有島扶桑、田坂啓、馬場当、勝目貴久
監督 五社英雄、田中徳三、深田昭、松野宏軌貞永方久、富永卓二
出演者 安藤昇
高森玄
長門勇
菊ひろ子
オープニング 『三匹の唄』 銀座ミユキ
エンディング 同上
製作
プロデューサー 佐々木孟(松竹)
富永卓二(フジテレビ)
制作 フジテレビ松竹
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1970年7月6日 - 9月28日
放送時間月曜20:00 - 20:56
放送枠フジテレビ月曜8時枠の連続ドラマ
放送分56分
回数13

特記事項:
フィルム撮影・カラー作品
テンプレートを表示

五社英雄アワー 新 三匹の侍(ごしゃひでおアワー しんさんびきのさむらい)は、1970年(昭和45年)7月6日から9月28日にかけてフジテレビ系列で毎週月曜日20時から20時56分に放映された連続テレビ時代劇。全13話。

前作の長門勇以外のレギュラー・キャストを一新し、五社英雄監督の親友・安藤昇を主役に起用した。

放送期間(新三匹の侍)

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  • 新 三匹の侍:1970年7月6日~9月28日 (全13話)

キャスト(新三匹の侍)

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スタッフ(新三匹の侍)

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  • 企画:五社英雄
  • プロデューサー:佐々木孟(松竹)、富永卓二(フジテレビ)
  • 脚本:柴英三郎大野靖子石川孝人有島扶桑田坂啓馬場当勝目貴久
  • 監督:五社英雄、田中徳三深田昭松野宏軌貞永方久富永卓二
  • 撮影:酒井忠、倉持友一、町田敏行、石原興
  • 音楽:津島利章
  • テーマ音楽:佐藤勝
  • 美術:倉橋利韶、川村鬼世志
  • 照明:染川広義
  • 録音:二見貞行
  • 調音:木村清二郎
  • 編集:園井弘一、河合勝巳
  • 記録:野口多喜子、石田照
  • 助監督:山本憲
  • 装飾:稲川兼二
  • 装置:新映美術工芸
  • タイトル:藤沢良昭
  • 進行:松本靖男、下川護
  • 制作補:佐相惣一郎
  • 床山結髪:八木かつら店
  • 衣裳:松竹衣裳
  • 現像:東洋現像所
  • 制作主任:小島清文、井上鉄治
  • 殺陣:湯浅謙太郎、湯浅剣睦会
  • 制作協力:京都映画
  • 主題歌 「三匹の唄」(作詞・五社英雄、作曲・佐藤勝、唄・銀座ミユキ)
  • 制作:松竹、フジテレビ

放映リスト(新三匹の侍)

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話数 サブタイトル        放映日 脚本     監督     ゲスト出演者
1 男が男が抜いた時 1970/7/6 柴英三郎 五社英雄 辰巳柳太郎大辻伺郎石浜朗深江章喜梅津栄中村たつ今橋恒大井潤宮沢元北町史郎丘夏子新条多久美黛康太郎太田優子渡真二
2 申の刻には獣が死ぬ 1970/7/13 大野靖子 高城丈二水野久美菅貫太郎五味竜太郎青木義朗佐藤京一北見治一山岡徹也黛康太郎加賀爪芳和
3 狂い斬り闇を裂く 1970/7/20 石川孝人 田中徳三 加藤嘉石山律岩井友見長島幸司久野征四郎中田耕二千代田進一市川男女之助乃木年雄黛康太郎
4 血しぶき賽の河原 1970/7/27 有島扶桑 松野宏軌 水島道太郎長谷川待子諸口旭伊吹聡太郎守田学哉小瀬朗任啓子黛康太郎、浜崎満、八代郷子
5 死神の鈴がきこえる 1970/8/3 柴英三郎 田中徳三 御木本伸介名和宏野々村潔出水憲司長島幸司正桐衣麻星野兼児郎宍戸大全
6 俺が女にした女 1970/8/10 貞永方久 三島ゆり子赤座美代子加藤和夫亀石征一郎波戸崎徹星野兼児郎伊達剛三原博
7 荒馬娘が吠える町 1970/8/17 田中徳三 倍賞美津子加賀邦男加藤和恵剣持伴紀大塚吾郎山岡徹也森章二大木晤郎小柳圭子
8 御金蔵破り 1970/8/24 大野靖子 富永卓二 夏八木勲市川小太夫加賀ちかこ小林勝彦岩田直二永野達雄上杉高也山本一郎黛康太郎野崎善彦
9 巡礼女の唄が聞える 1970/8/31 田坂啓 五社英雄 吉村実子伊藤孝雄奥野匡北城寿太郎佐藤京一守田学哉柳川清岡田千代出水憲司、森章二、黛康太郎家野繁次重久剛
10 決闘三対三 1970/9/7 馬場当 深田昭 勝部演之沼田曜一高木二郎宮田圭子志摩靖彦唐沢民賢田中弘史大浪東吾
11 夜光珠が哭いている 1970/9/14 大野靖子 田中徳三 山本豊三富田浩太郎水上竜子木村元榎麻里、森章二、滝左太郎黛康太郎星野兼児郎寺島雄作
12 訣れの鐘が鳴っている 1970/9/21 勝目貴久 深田昭 雪代敬子新井茂子雷門ケン坊谷口完河上一夫大井潤不破潤武周暢諸口旭古川ロック長島幸司黛康太郎
13 何処へ行くのか獣道 1970/9/28 大野靖子 田中徳三 東山明美和崎俊哉北村英三伊達三郎杉浦真三雄出水憲司、森章二、野崎善彦峰祐介松尾勝人黛康太郎、宍戸大全

放映ネット局(新三匹の侍)

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漫画

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甲良幹二朗の作画で、ホーム社の月刊時代劇漫画誌『コミック時代活劇』に2004年の創刊号から2006年の休刊まで19回(全18話)に渡って連載され、同社よりコミックスとして発刊された。全4巻。ドラマ版のメインライターであった柴英三郎の脚本担当回のみを劇画化。登場する三匹は柴、桔梗、桜。

  1. 三匹の侍 剣豪無宿編 2005年1月発行 ISBN 4834241637
  2. 三匹の侍 紅蓮殺風編 2005年11月発行 ISBN 4834241955
  3. 三匹の侍 燐光刀影編 2006年3月発行 ISBN 4834242072
  4. 三匹の侍 ワイド版 2006年11月発行 ISBN 4834242366

また、土山しげるの作画で、同じく柴英三郎の脚本担当回のみを劇画化した物が日本文芸社よりコミックスとして発刊された。全3巻。

  1. THE三匹の侍 浪人無頼編 2005年5月発行 ISBN 4537152060
  2. THE三匹の侍 白刃無情編 2005年7月発行 ISBN 4537152176
  3. THE三匹の侍 江戸狂乱編 2005年9月発行 ISBN 4537152354

アーカイブ、ソフトウェア

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これまで映像が現存するのは第4シリーズのみとされていたが、半世紀ぶりに第5シリーズ、第6シリーズ、映画版、『新 三匹の侍』のマスターテープが発見された[10]

CSではフジテレビ721(2002年)と時代劇専門チャンネル(2004年)で第9話『魔』を除く第4シリーズの25話分が放送されていた。2015年4月から時代劇専門チャンネルで現存3シリーズを一挙放映[10]

2003年3月に松竹ホームビデオから映画版(丹波哲郎、平幹二朗、長門勇)のDVDが販売された。ドラマ版については、2008年11月にフジテレビ開局50周年記念としてポニーキャニオンから第4シリーズ・全26話(平幹二朗、加藤剛、長門勇)の9枚組DVD-BOXが販売された。2012年には米Criterion社より映画版のブルーレイ/DVDがリリースされた。

テレビシリーズ再放送

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  • CS放送
    • 三匹の侍(第4シリーズ)
    • 新 三匹の侍
      • 1998年8月 - 11月(ホームドラマチャンネル
      • 2002年(ホームドラマチャンネル)
      • 2004年9月(時代劇専門チャンネル)
      • 2005年2月 - 3月(時代劇専門チャンネル)
      • 2008年7月 - 10月(チャンネルNECO
      • 2009年1月(チャンネルNECO)
      • 2009年3月(チャンネルNECO)
      • 2015年10月(時代劇専門チャンネル)

備考

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参考資料

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脚注

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注釈
  1. ^ 食用の精肉を斬る音を収録して効果音に使用している[5]
出典
  1. ^ 講談社 編『TVグラフィティ : 1953年〜1970年ブラウン管のスター・ヒーロー・名場面1700』講談社、1978年4月3日、182 - 183頁。NDLJP:12275878/95 
  2. ^ 志賀信夫『テレビヒット番組のひみつ : 「ジェスチャー」から「おしん」まで』日本放送出版協会、1984年8月1日、99 - 101頁。NDLJP:12275392/53 
  3. ^ a b 『テレビ史ハンドブック』
  4. ^ 春日太一夏八木勲さん 五社監督と「刀を当てる」殺陣の流儀を貫いた」『週刊ポスト』2013年4月26日号、NEWSポストセブン、2013年5月13日、2013年7月14日閲覧 
  5. ^ 福本清三小田豊二「第2章 斬られ千人」『どこかで誰かが見ていてくれる 日本一の斬られ役・福本清三』集英社、2001年11月30日、136頁。ISBN 4420310030 
  6. ^ 『長野放送二十年の歩み』(1989年5月25日、長野放送発行)174頁『昭和44年4月基本番組表』より。
  7. ^ 第1シリーズ放映当時は日本テレビ系列であったが、当時のフジテレビ系列局であった九州朝日放送(当時NETテレビ(現:テレビ朝日)系列とのクロスネット局だったことから、本番組の時間帯では外国テレビ映画『世界のサーカス』などNETテレビとの同時ネット枠だった。出典:中国新聞、1964年1月1日、テレビ欄)でなくテレビ西日本で放送されていた(『テレビ西日本十年史』の系列変更に関する項で「前年に三匹の侍はマイクロネットされていた」との記述あり)。また、『そして、フジネットワークは生まれた 日本有数のネットワーク、成長・発展の時代から挑戦の日々へ』(境政郎著・扶桑社)では、親会社の西日本新聞社が産業経済新聞社と関係を深め始めていたことから、フジテレビから同時ネットの打診を受け、テレビ西日本の当時の経営陣がこれに応じ、日本テレビの専務が本社に乗り込んで拒絶の意を伝えるも、社長がこれを拒絶し、結局同時ネットが行われ、フジテレビ系列へのネットチェンジへの端緒となったことが記されている。第2シリーズ以降はフジ系列にネットチェンジしてからの放映。
  8. ^ 第1シリーズは、プロ野球西鉄ライオンズ(現:埼玉西武ライオンズ)主催試合を自社制作で日本テレビ系列向けに中継した際に後日の遅れネットとしていた(実例:1964年4月9日放送分を西鉄対南海戦全国中継のため翌10日の22:15から放送。出典:各日のの中国新聞テレビ欄)。この場合、雨天中止時も雨傘番組が通常非ネットの『百万ドルの饗宴』(日本テレビ)のため遅れネットのままだった。
  9. ^ 三匹の侍”. 松竹. 15 Apr 2023閲覧。
  10. ^ a b 主演:平幹二朗・加藤剛・長門勇「三匹の侍」現存する3シリーズを一挙放送! - 時代劇専門チャンネル、2015年3月1日閲覧

関連項目

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フジテレビ 木曜20時台
前番組 番組名 次番組
プロ野球中継
※20:00-21:26
三匹の侍(第1シリーズ)
プロ野球中継
※20:00-21:26
プロ野球中継
※20:00-21:26
三匹の侍(第2シリーズ)
長編劇映画
※20:00-21:26
長編劇映画
※20:00-21:26
三匹の侍(第3シリーズ)
長編劇映画
※20:00-21:26
長編劇映画
※20:00-21:26
三匹の侍(第4シリーズ)
木曜時代劇アワー
※20:00-21:26
三匹の侍(第5シリーズ)
木曜映画劇場
※20:00-21:26
木曜映画劇場
※20:00-21:26
三匹の侍(第6シリーズ)
フジテレビ系 月曜20時台
新三匹の侍

外部リンク

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