上海戯劇学院(シャンハイぎげきがくいん, Shanghai Theater Academy)は中国の上海にある現代演劇(話劇)の国立芸術大学である。
北京の中央戯劇学院・北京電影学院と並ぶ話劇を中心とした演劇の最高学府として名高い。
1945年に顧毓琇、李健吾、顧仲彝、黄佐臨など芸術家による「上海市立実験演劇学校」として創立。現在は静安区華山路630号の本部校区のほか、蓮花路校区(戯曲学院、舞踊学院、テレビ芸術学院、附属戯曲学校)、虹橋路校区(附属舞踊学校)がある。
- 実験劇院:999人収容。上海国際芸術節ではここで催しが行われる。
- 黒箱(黒匣子):内装が真っ黒なので黒箱、ブラックボックスとあだ名がついている。
- 新実験空間:もとは1930年代に中華電影公司のスタジオとして建てられたもの。2000年に赤の外観はのこしたまま改修して内部を劇場として用いている。
- 小劇場:以前は小さい会堂で1950年代からここで卒業式を行っていたが2004年新型の劇場に改築。
- 「戯劇芸術」:隔月刊誌。
- 表演系(演技部)、戲劇文学系(演劇文学部)、舞台美術系(舞台美術部)、導演系(演出部)、電視芸術系(テレビ芸術部)、
- 戯劇戯曲学:上海市の重点学科になっている。
- 国際学術検討会、国際シェイクスピア戯劇節、国際小劇場戯劇節など交流を行う。
- ^ 瀬戸宏『中国の現代演劇 中国話劇史概況』(東方書店 2018年)