上野 通子 うえの みちこ | |
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![]() 2021年撮影 | |
生年月日 | 1958年4月21日(66歳) |
出生地 |
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出身校 | 共立女子大学文芸学部 |
前職 | 高校教諭(国語教師)[1] |
所属政党 | 自由民主党(安倍派→無派閥) |
公式サイト | 参議院議員 | 上野みちこ | 上野通子 | 公式ウェブサイト | 栃木県 |
内閣 | 第2次岸田第2次改造内閣 |
在任期間 | 2023年9月15日 - 2023年12月14日 |
選挙区 | 栃木県選挙区 |
当選回数 | 3回 |
在任期間 | 2010年7月26日 - 現職 |
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選挙区 |
宇都宮市選挙区 宇都宮市・上三川町選挙区 |
当選回数 | 2回 |
在任期間 | 2003年4月 - 2010年 |
上野 通子(うえの みちこ、1958年4月21日 - )は、日本の政治家。自由民主党所属の参議院議員(3期)。
内閣総理大臣補佐官(女性活躍及び高齢者・消費者対策担当)(第2次岸田第2次改造内閣)、文部科学副大臣(第4次安倍第2次改造内閣)、文部科学大臣政務官(第2次安倍内閣)、参議院文教科学委員長、栃木県議会議員(2期)、自由民主党政務調査会副会長、同女性局長などを歴任[1][2][3]。
栃木県宇都宮市生まれ。宇都宮市立昭和小学校、宇都宮大学教育学部附属中学校、栃木県立宇都宮女子高等学校、共立女子大学文芸学部卒業[4]。
1981年4月、親族が経営する文星芸術大学附属高等学校(旧・宇都宮学園高等学校)に勤務。
1985年4月より、宇都宮文星女子高等学校に国語教師として勤務した[5]。
1997年に渡英し3年間日本語講師を務めた後、2000年に帰国、文星国際交流センター長に就任した[6]。
2003年4月13日、栃木県議会議員選挙に無所属で出馬し当選[7]。県議会児童・高齢者虐待問題対策特別委員長、農林環境委員長など歴任した[6]。2007年4月8日の県議選には自由民主党公認で出馬し2選[8]。
自民党栃木県連初の公募を経て[9]、2010年7月11日の第22回参議院議員通常選挙に自民党公認候補として栃木県選挙区から立候補。民主党現職の簗瀬進を僅差で制して初当選した(上野:324,790票、簗瀬:319,898票)[10]。
2013年9月30日、第2次安倍内閣で文部科学大臣政務官に就任(2014年9月、退任)[9]。
2016年7月10日の第24回参議院議員通常選挙で野党統一候補の田野辺隆男を約17万票の差をつけ破り再選 (上野:484,300票、田野辺:314,401票)[11]。
2017年11月9日、清和政策研究会(細田派)に入会[12]。
2022年7月10日の第26回参議院議員通常選挙にて414,456票を獲得し、2位以下に大差をつけて三選を果たす[13]。
2023年9月13日、第2次岸田第2次改造内閣が発足。9月15日付で内閣総理大臣補佐官(女性活躍及び高齢者・消費者対策担当)に就任[14]。
同年12月14日、岸田文雄首相は自民党5派閥における政治資金パーティー収入の裏金問題をめぐり、首相補佐官の上野についても交代させる意向を固め[15]、同日、上野は辞表を提出し受理された[16]。
2024年1月10日、自民党は臨時の総務会を開き、裏金の再発防止策などを検討するため、「政治刷新本部」の設置を決めた[17]。安倍派からは岡田直樹、野上浩太郎、佐々木紀、髙階恵美子、上野通子、太田房江、松川るい、吉川有美、藤原崇、高橋はるみの10議員がメンバー入りした[18]。同年1月13日、この10議員のうち、髙階を除く9人がパーティー収入の一部を政治資金収支報告書に記載せず裏金にしていた疑いがあること明らかとなった[19]。
2023年12月1日、朝日新聞が、自民党5派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、清和政策研究会(安倍派)が、所属議員が販売ノルマを超えて集めた分の収入を裏金として議員側にキックバックする運用を組織的に続けてきた疑いがあるとスクープした[45]。安倍派は2018年から2022年に毎年1回パーティーを開き、計6億5884万円の収入を政治資金収支報告書に記載している[46]。一方、収入・支出のいずれにも記載していない裏金の総額は直近5年間で1億円を超えるとされ(のちに5億円に修正[47])[45]、共同通信は「実際のパーティー収入は少なくとも8億円前後に膨らむ可能性がある」と報じた[48]。清和政策研究会の政治資金収支報告書の記載内容は下記のとおり[注 2]。
年月日 | パーティー名 | 会場 | 収入 | 購入者数 | 出典 |
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2018年5月22日 | 清和政策研究会との懇親の集い | 東京プリンスホテル | 2億802万円 | 7,021人 | [54] |
2019年5月21日 | 清和政策研究会との懇親の集い | 東京プリンスホテル | 1億5338万円 | 5,177人 | [55] |
2020年9月28日 | 清和政策研究会との懇親の集い | 東京プリンスホテル | 1億262万円 | 3,464人 | [56] |
2021年12月6日 | 清和政策研究会との懇親の集い | 東京プリンスホテル | 1億2万円 | 3,376人 | [57] |
2022年5月17日 | 清和政策研究会との懇親の集い | 東京プリンスホテル | 9480万円 | 3,200人 | [49] |
(合計) | 6億5884万円 |
パーティー券は通常1枚2万円であるため、販売枚数が推計できるが、枚数に対する購入者の比率は2018年から2022年にかけてすべて「0.675」で統一されている。日本大学名誉教授の岩井奉信は「絶対にあり得ない」とし、安倍派は政治資金収支報告書に架空の購入者数を記入したとみられる[58][59]。
同年12月10日、岸田文雄首相は、安倍派所属の閣僚4人、副大臣5人、大臣政務官6人の政務三役15人について、全員交代させる意向を固めた(政務官6人については2日後に訂正)[60][注 3]。同月14日朝、岸田が、首相補佐官の上野と、同じく安倍派所属の防衛相補佐官の和田義明についても交代させる意向を固めたことが報道により明らかとなった[15]。同日、上野と和田はそれぞれ辞表を提出し受理された[16]。
同年12月25日、安倍派では少なくとも参議院議員選挙があった2019年と2022年に開いたパーティーについて、改選となる参議院議員に販売ノルマを設けず、集めた収入を全額キックバックしていたことが報道により明らかとなった[64][注 4]。
2024年1月13日、自民党が同月に設置した「政治刷新本部」をめぐり、安倍派からメンバー入りした岡田直樹、野上浩太郎、佐々木紀、髙階恵美子、上野通子、太田房江、松川るい、吉川有美、藤原崇、高橋はるみの10議員[18]のうち、髙階を除く9人がパーティー収入の一部を裏金にしていた疑いがあること明らかとなった[19]。
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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当 | 2003年栃木県議会議員選挙 | 2003年4月13日 | 44 | 宇都宮市選挙区 | 無所属 | 1万4647票 | ーー | 11 | 2/17 | / |
当 | 2007年栃木県議会議員選挙 | 2007年4月8日 | 48 | 宇都宮市・上三川町選挙区 | 自由民主党 | 1万4564票 | 9.2% | 12 | 2/13 | / |
当 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 52 | 栃木県選挙区 | 自由民主党 | 32万4790票 | 36.17% | 1 | 1/4 | / |
当 | 第24回参議院議員通常選挙 | 2016年 7月10日 | 58 | 栃木県選挙区 | 自由民主党 | 48万4300票 | 58.92% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第26回参議院議員通常選挙 | 2022年 7月10日 | 64 | 栃木県選挙区 | 自由民主党 | 41万4456票 | 56.24% | 1 | 1/6 | / |
議会 | ||
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先代 髙階恵美子 |
![]() 2018年 - 2019年 |
次代 吉川ゆうみ |
公職 | ||
先代 |
![]() (女性活躍及び高齢者・消費者対策担当) 2023年 |
次代 |
先代 永岡桂子 浮島とも子 |
![]() 亀岡偉民と共同 2019年 - 2020年 |
次代 高橋比奈子 田野瀬太道 |
先代 丹羽秀樹 義家弘介 |
![]() 冨岡勉と共同 2013年 - 2014年 |
次代 赤池誠章 山本朋広 |
党職 | ||
先代 島尻安伊子 |
自由民主党女性局長 2012年 - 2013年 |
次代 三原じゅん子 |