中華人民共和国旅券 中华人民共和国护照 People's Republic of China Passport | |
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一般電子旅券 | |
身分事項ページ | |
種類 | パスポート |
交付者 |
中華人民共和国国家移民管理局 中華人民共和国外交部 |
目的 | 身分証明 |
受給資格要件 | 中国国籍 |
有効期間 |
10年(一般旅券,16歳以上) 5年(一般旅券,15歳以下) 3ヶ月(国境旅游旅券) 5年(外交旅券、公用旅券) |
手数料 |
¥120元/本(一般旅券) 無料(外交旅券、公用旅券) |
中華人民共和国旅券(ちゅうかじんみんきょうわこくりょけん、中: 中华人民共和国护照、英: Chinese Passport)は、中国のパスポートである。
2024年現在、中国のパスポートを所持した中国国民は88の国と地域に査証なしもしくは到着時の査証取得(アライバルビザ)で入国することが可能である。これは全世界で63番目となっている。[1]
2007年に施行された中華人民共和国旅券法の第3条、第4条、第5条、第8条では、中国本土で発行されるパスポートの種類を以下の3種類としている。[2]
普通旅券は「私事用」(因私护照)の旅券とされ、就航旅券(公事用を含む)と外交旅券は「公事用」(因公护照)の旅券とされている。[3]
マカオと香港の特別行政区のパスポートは、それぞれの地域の政府によって発行され、規制されているため、この法律の対象外となっている。
2011年7月、中国政府は生体認証付き外交パスポート、サービスパスポート、公務用パスポートの発行を開始した。[3]
中国の通常のパスポートの現行版は生体認証を採用しており(バイオメトリック・パスポート)、それまでの「様式97-2」に取って代わったが、同パスポートは今でも中露国境の一部の都市で中国からロシアへの個人・グループ観光用に発行されている。ただし、使用可能なのは出入国1回限りであり、有効期間はわずか3か月である[4]。現行のパスポートは2012年5月から発行されており、ページ数は48ページである。
身分事項ページには、バイオメトリック・パスポートのシンボルマークがホログラム印刷されている。また、「様式97-2」では名前が姓と名で2段に分かれて記載されていたのが、フルネームで1段で記載されるようになった。裏表紙の裏側には、個人情報を保存する電子チップが装着されている。
身分事項ページの記載事項は以下の通り。
中华人民共和国外交部请各国军政机关对持照人予以通行的便利和必要的协助。
The Ministry of Foreign Affairs of the People's Republic of China requests all civil and military authorities of foreign countries to allow the bearer of this passport to pass freely and afford assistance in case of need.
Le Ministère des Affaires Étrangères de la République Populaire de Chine prie les autorités civiles et militaires des pays étrangers de laisser passer librement le titulaire de ce passeport et de lui prêter aide et assistance en cas de besoin.
中華人民共和国外交部は本旅券の所持人を自由に通行させ、かつ、同人に必要な保護扶助を与えられるよう、各国の軍事と行政機関に対しここに要請する。