交響曲第86番 (ハイドン)

交響曲第86番 ニ長調 Hob. I:86 は、フランツ・ヨーゼフ・ハイドンが作曲した交響曲であり、全6曲からなる『パリ交響曲』の5曲目(作曲順では6番目)。

概要

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全6曲からなる『パリ交響曲』は、パリに新たに創設されたオーケストラ団体「コンセール・ド・ラ・オランピック」からの委嘱により作曲された交響曲であり、1786年に作曲された本作はその『パリ交響曲』の最後に属する作品である。

また、楽器編成も『パリ交響曲』の中では最も規模が大きく、それ故に完成度は非常に高く作られ、より一層華やかな作品になっている。

楽器編成

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フルート1、オーボエ2、ファゴット2、ホルン2、トランペット2、ティンパニ弦五部

曲の構成

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全4楽章、演奏時間は約27分。

  • 第3楽章 メヌエットアレグレット - トリオ
    ニ長調、4分の3拍子。
    途中でミノーレ(短調)を含ませて、全体に陰影を与えている。

外部リンク

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