佐藤 理(さとう おさむ、1960年4月14日 - )は、日本のマルチメディアアーティスト、ゲームデザイナー、作曲家。有限会社アウトサイド・ディレクターズ・カンパニー代表取締役社長。京都工芸繊維大学、嵯峨美術短期大学卒業。
京都府京都市に生まれる。
京都工芸繊維大学、嵯峨美術短期大学を卒業。モス・アドバタイジング(現:モスデザイン研究所)に所属した後、1988年にオサム・サトウ・デザイン室(のちに有限会社アウトサイド・ディレクターズ・カンパニーに改称)を設立し、グラフィックデザインや展覧会の企画、ウェブデザインなど、メディアを問わない様々な作品を手がける。また、ゲームデザインや広告制作なども手がけている。
1993年にソニー・ミュージックエンタテインメントが主催する「デジタル・エンタテインメント・プログラム」の作品部門・人物部門で最優秀賞を受賞。翌年の1994年には、Macintosh用ゲームソフト『東脳』をリリースし、「デジタル・エンタテインメント・プログラム」で作品部門最優秀賞を受賞。また同年、『東脳』使用曲などを収録した音楽CD「TRANSMIGRATION」をリリース。
1998年にはPlayStaton用ゲームソフト『LSD』をプロデュース。当作品は1990年代初頭からAmigaやMacintosh等を起点として始まったマルチメディアの流行に即して制作され、メディア・アート的な色合いが強い作品となっている。PlayStation用ゲームソフトの中では極めて異彩を放っており、内容の不可解さから現在までカルト的な人気を維持し続けている。その他にもPlayStation用ゲームソフトのプロデュースを手がけている。
弟に陶芸家の佐藤巧がいる。
- OBJECTLESS(1983年、SKATING PEARS)
- TRANSMIGRATION(1994年10月21日、ソニー・ミュージックエンタテインメント) - Macintosh用CD-ROM付属。
- EQUAL(1995年10月21日、ソニー・ミュージックエンタテインメント)
- LSD & REMIX(1998年10月21日、ミュージック・マイン)
- All Things Must be Equal[TYO EDITION](2017年4月5日、ミュージック・マイン)
- Objectless[2017 REMASTERED EDITION](2017年11月22日、ミュージック・マイン)
- LSD REVAMPED[20th Anniversary Deluxe Edition](2018年4月11日、ミュージック・マイン)
- COLLECTED AMBIENT GROOVES 1993-2001(2020年4月10日、MUSIQUE POUR LA DANSE)
- GREATFUL IN ALL THINGS[感謝感激雨霰](2020年4月15日、理念音盤)
- TRANSFORMED COLLECTION(2020年10月21日、理念音盤)
- The Alphabetical Orgy(1991年、ティエラルト・ブックス)
- Alphabetical Animals(1992年、トムズボックス)
- Compu Design -カタチの発想法(1993年、グラフィック社)
- ALL THINGS MUST BE EQUAL(2017年、シンコーミュージック)
- The Art of Computer Designing(2020年、Colpa)
- GREATFUL IN ALL THINGS(2020年、理念音盤)