体さばき(たいさばき)とは、柔道の投技を仕掛ける際に、技を繰り出すための位置関係(体の向きや距離)を作る予備動作である。
足さばきとも呼ばれ、主として、足の動きとして解説されることが多い。
なお、柔道には崩しという予備動作もあるが、崩しと体捌きは同時に行われるべきものである。
名称は「○足□□さばき」という形になる。
○足ははじめに動かす足を、□□は動かす方向を表す。
「回り」のつかない前さばきと後ろさばきは、自分の体を90°回転させ、相手の体と直角の位置関係(横を向く形)になる。
前さばき
後ろさばき
「回り」のつく前回りさばきと後ろ回りさばきは、自分の体を180°回転させ、相手に完全に背を向ける位置関係(後ろを向く形)になる。
前回りさばき
後ろ回りさばき
下の図は、右組で解説する。
左組の場合は左右が反対になる。
斉藤仁 南條充寿 「柔道パーフェクトマスター」ISBN 978-4-405-08624-1