全米批評家協会賞

全米批評家協会賞National Book Critics Circle Awards)は、全米批評家協会(National Book Critics Circle:NBCC)が「英語で出版された最も優れた書籍と批評」を奨励するために毎年授与しているアメリカ文学賞である。

毎年、前暦年に米国で出版された書籍を対象に、小説(Fiction)、ノンフィクション(General Non-Fiction)、(Poetry)、回顧録/自叙伝(Autobiography)、伝記(Biography)、批評(Criticism)の6つの部門で賞が授与される。このうち4部門はNBCC賞の全歴史にまたがっており、1983年から2004年までは「回想録/自伝」と「伝記」が1つの「自伝/伝記」賞で表彰され、その後2つの賞で表彰されるようになった。2014年からは、2008年に死去した文芸批評家でNBCC創設メンバーのジョン・レナードに敬意を表してジョン・レナード賞(John Leonard Prize)と名付けられた、6部門すべてにまたがる特別な「処女作」賞も授与している[3]。

受賞作一覧

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小説部門

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ノンフィクション部門

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伝記・自叙伝部門

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  • 第1回(1976年)から第7回(1982年)まで表彰なし
  • 第8回 (1983年) - ジョイス・ジョンソン "Minor Characters"
  • 第9回 (1984年) - ジョゼフ・フランク "The Years of Ordeal, 1850-1859"
  • 第10回 (1985年) - レオン・エデル "Henry James: A Life"
  • 第11回 (1986年) - セオドア・ローゼンガーテン "Tombee: Portrait of a Cotton Planter"
  • 第12回 (1987年) - ドナルド・R・ハワード "Chaucer: His Life, His Works, His World"
  • 第13回 (1988年) - リチャード・エルマン "Oscar Wilde"
  • 第14回 (1989年) - ジェフリー・C・ワード "A First-Class Temperament: The Emergence of Franklin Roosevelt"
  • 第15回 (1990年) - ロバート・キャロ "Means of Ascent: The Years of Lyndon Johnson, Vol. II"
  • 第16回 (1991年) - フィリップ・ロス 『父の遺産』 "Patrimony: A True Story"
  • 第17回 (1992年) - キャロル・ブライトマン "Writing Dangerously: Mary McCarthy and Her World"
  • 第18回 (1993年) - エドマンド・ホワイト 『ジュネ伝』 "Genet"
  • 第19回 (1994年) - マイケル・ギルモア 『心臓を貫かれて』 "Shot in the Heart"
  • 第20回 (1995年) - ロバート・ポリート "Savage Art: A Biography of Jim Thompson"
  • 第21回 (1996年) - フランク・マコート 『アンジェラの灰』 "Angela's Ashes"
  • 第22回 (1997年) - ジェームズ・トビン "Ernie Pyle's War: America's Eyewitness to World War II"
  • 第23回 (1998年) - シルヴィア・ナサー 『ビューティフル・マインド』 "A Beautiful Mind"
  • 第24回 (1999年) - ヘンリー・ヴィンセック "The Hairstons: An American Family in Black and White"
  • 第25回 (2000年) - ハーバート・ビックス 『昭和天皇』 "Hirohito and the Making of Modern Japan"
  • 第26回 (2001年) - アダム・シスマン英語版 『ジョン・ル・カレ伝』"Boswellís Presumptuous Task: The Making of the Life of Dr.Johnson"
  • 第27回 (2002年) - ジャネット・ブラウン "Charles Darwin: The Power of Place, Vol. II"
  • 第28回 (2003年) - ウィリアム・トーブマン "Khrushchev: The Man and His Era"
  • 第29回 (2004年) - マーク・スティーヴンス、アナリン・スワン "De Kooning: An American Master"


2005年より伝記部門と自伝部門に分かれた

伝記部門

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自伝部門

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詩部門

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  • 第1回 (1976年) - ジョン・アッシュベリー「凸面鏡の自画像」"Self-Portrait in a Convex Mirror"『ジョン・アッシュベリー詩集』所収
  • 第2回 (1977年) - エリザベス・ビショップ "Geography III"
  • 第3回 (1978年) - ロバート・ローウェル「その日」"Day By Day"『ロバート・ロウエル詩集』所収
  • 第4回 (1979年) - L・E・シスマン "The Collected Poems of L. E. Sissman"
  • 第5回 (1980年) - フィリップ・ルヴィーン "Ashes / 7 Years From Somewhere"
  • 第6回 (1981年) - A・R・アモンズ "A Coast of Trees"
  • 第7回 (1982年) - カーサ・ポリット "Antarctic Traveler"
  • 第8回 (1983年) - ジェイムズ・メリル "The Changing Light at Sandover"
  • 第9回 (1984年) - シャロン・オールズ "The Dead and the Living"
  • 第10回 (1985年) - ルイーズ・グリュック "The Triumph of Achilles"
  • 第11回 (1986年) - エドワード・ハーシュ "Wild Gratitude"
  • 第12回 (1987年) - C・K・ウィリアムズ "Flesh and Blood"
  • 第13回 (1988年) - ドナルド・ホール "That One Day"
  • 第14回 (1989年) - ロドニー・ジョーンズ "Transparent Gestures"
  • 第15回 (1990年) - エイミィ・ガースラー "Bitter Angel"
  • 第16回 (1991年) - アルバート・ゴールドバース "Heaven and Earth: A Cosmology"
  • 第17回 (1992年) - ヘイデン・カルース "Collected Shorter Poems 1946-1991"
  • 第18回 (1993年) - マーク・ドティ "My Alexandria"
  • 第19回 (1994年) - マーク・ルドマン "Rider,"
  • 第20回 (1995年) - ウィリアム・マシューズ "Time and Money"
  • 第21回 (1996年) - ロバート・ハス "Sun Under Wood"
  • 第22回 (1997年) - チャールズ・ライト "Black Zodiac"
  • 第23回 (1998年) - マリー・ポンソ "The Bird Catcher"
  • 第24回 (1999年) - ルース・ストーン "Ordinary Words"
  • 第25回 (2000年) - ジュディ・ジョーダン "Carolina Ghost Woods"
  • 第26回 (2001年) - アルバート・ゴールドバース "Saving Lives"
  • 第27回 (2002年) - B・H・フェアチャイルド "Early Occult Memory Systems of the Lower Midwest "
  • 第28回 (2003年) - スーザン・スチュワート "Columbarium"
  • 第29回 (2004年) - アドリエンヌ・リッチ "The School Among the Ruins"
  • 第30回 (2005年) - ジャック・グルバート "Refusing Heaven"
  • 第31回 (2006年) - Troy Jollimore "Tom Thomson in Purgatory"
  • 第32回 (2007年) - Mary Jo Bang "Elegy"
  • 第33回 (2008年) - en:August Kleinzahler "Sleeping it Off in Rapid City", en:Juan Felipe Herrera "Half the World in Light"
  • 第34回 (2009年) - en:Rae Armantrout "Versed"
  • 第35回 (2010年) - en:Carolyn D. Wright "One With Others"
  • 第36回 (2011年) - en:Laura Kasischke "Space, In Chains"
  • 第37回 (2012年) - en:D. A. Powell "Useless Landscape, or A Guide for Boys"
  • 第38回 (2013年) - en:Frank Bidart "Metaphysical Dog"
  • 第39回 (2014年) - en:Claudia Rankine "Citizen: An American Lyric"
  • 第40回 (2015年) - en:Ross Gay, "Catalogue of Unabashed Gratitude"
  • 第41回 (2016年) - en:Ishion Hutchinson "House of Lords and Commons"
  • 第42回 (2017年) - en:Layli Long Soldier "Whereas"
  • 第43回 (2018年) - en:Ada Limón, "The Carrying"
  • 第44回 (2019年) - Morgan Parker, "Magical Negro"
  • 第45回 (2020年) - Francine J. Harris英語版, "Here Is The Sweet Hand"
  • 第46回 (2021年) - Diane Seuss英語版, "Frank: Sonnets"
  • 第47回 (2022年) - Cynthia Cruz英語版, "Hotel Oblivion"
  • 第48回 (2004年) - 金惠順 "Phantom Pain Wings"

批評部門

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ジョン・レナード賞

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外部リンク

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