加藤 勝信 かとう かつのぶ | |
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生年月日 | 1955年11月22日(68歳) |
出生地 | 日本 東京都 |
出身校 | 東京大学経済学部卒業 |
前職 |
国家公務員(大蔵省) 加藤六月秘書 |
所属政党 |
(無所属→) 自由民主党(茂木派) |
称号 | 経済学士(東京大学・1979年) |
親族 |
室崎勝造(祖父) 加藤六月(岳父) 加藤武徳(義伯父) |
サイン | |
公式サイト | 衆議院議員 加藤 勝信 |
内閣 | 石破内閣 |
在任期間 | 2024年10月1日 - 現職 |
第19-20・22・26代 厚生労働大臣 | |
内閣 |
第3次安倍第3次改造内閣 第4次安倍内閣 第4次安倍第2次改造内閣 第2次岸田第1次改造内閣 |
在任期間 |
2017年8月3日 - 2018年10月2日[注 1] 2019年9月11日 - 2020年9月16日 2022年8月10日 - 2023年9月13日 |
内閣 | 菅義偉内閣 |
在任期間 | 2020年9月16日 - 2021年10月4日 |
内閣 |
第3次安倍第3次改造内閣 第4次安倍内閣 第4次安倍第2次改造内閣 |
在任期間 |
2017年8月3日 - 2018年10月2日 2019年9月11日 - 2020年9月16日 |
内閣 |
第3次安倍第3次改造内閣 第4次安倍内閣 |
在任期間 | 2017年8月3日 - 2018年10月2日[注 2] |
その他の職歴 | |
一億総活躍担当大臣 内閣府特命担当大臣 (少子化対策、男女共同参画) (第3次安倍第1次改造内閣、第3次安倍第2次改造内閣) (2015年10月7日 - 2017年8月3日) | |
内閣官房副長官(政務担当) (第2次安倍内閣、第2次安倍改造内閣、 第3次安倍内閣) (2012年12月26日 - 2015年10月7日) | |
衆議院議員 (比例中国ブロック→) 岡山5区 当選回数 7回 (2003年11月10日 - 現職) | |
第56代 自由民主党総務会長 (総裁:安倍晋三) (2018年10月2日 - 2019年9月11日) | |
第3代 自由民主党総裁特別補佐 (総裁:安倍晋三) (2012年9月28日 - 2012年12月25日) |
加藤 勝信(かとう かつのぶ、1955年〈昭和30年〉11月22日[2] - )は、日本の政治家、大蔵官僚。自由民主党所属の衆議院議員(7期)。財務大臣(第23代)、内閣府特命担当大臣(金融)、デフレ脱却担当大臣、内閣総理大臣臨時代理就任順位第4位。旧姓は室崎(むろさき)。
厚生労働大臣(第19・20・22・26代)、内閣官房長官(第84代)、沖縄基地負担軽減担当大臣(菅義偉内閣)、拉致問題担当大臣(菅義偉内閣)、働き方改革担当大臣(第4次安倍第2次改造内閣)、内閣府特命担当大臣(拉致問題)(第3次安倍第3次改造内閣・第4次安倍内閣)、内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)(第3次安倍第1次改造内閣・第3次安倍第2次改造内閣)、一億総活躍担当大臣(第3次安倍第1次改造内閣・第3次安倍第2次改造内閣)、女性活躍担当大臣(第3次安倍第1次改造内閣・第3次安倍第2次改造内閣)、再チャレンジ担当大臣(第3次安倍第1次改造内閣・第3次安倍第2次改造内閣)、内閣官房副長官(第2次安倍内閣・第2次安倍改造内閣・第3次安倍内閣)、内閣人事局長(初代)、内閣府大臣政務官(第1次安倍改造内閣・福田康夫内閣)、自由民主党総務会長(第56代)、自由民主党総裁特別補佐などを歴任[3][1]。
東京都出身[4]である。
父、室崎勝聰は日野自動車工業社員(のち取締役副社長)。
東京学芸大学附属小金井中学校(同級生には後に大蔵官僚の田中一穂、日本労働組合総連合会会長神津里季生[5])、東京都立大泉高等学校を経て、1979年3月に東京大学経済学部を卒業。
同年4月に大蔵省入省。郵政省宇宙通信企画課出向[6]、倉吉税務署署長、渡辺秀央内閣官房副長官秘書官、主計局主査(労働予算担当)、主計局主査(防衛予算担当)などを経験、農林水産大臣だった加藤六月の秘書官も務める[2]。
1995年、大蔵省大臣官房企画官を最後に退官。退官後は六月の秘書を務めた[2]。
1998年、第18回参議院議員通常選挙に岡山県選挙区(定数2[注 3])から無所属で出馬したが、得票数4位で落選(岡山県選挙区からは江田五月、妻の従兄弟にあたる加藤紀文が選出)。2000年の第42回衆議院議員総選挙に自由民主党から比例中国ブロック単独7位で出馬したが、再び落選。なおこの時、当初は義父・加藤六月の地盤であった岡山5区から民主党の公認を受けての出馬を模索していたが、直前で岡山県選出の橋本龍太郎元首相の誘いを受け、自民党に鞍替えした[9](岡山4区で橋本のライバルだった義父・加藤六月は出馬せず、引退)。その後、川崎医療福祉大学客員教授に就任[2]。
2003年の第43回衆議院議員総選挙では、比例中国ブロック単独3位で自民党から出馬し、初当選。当選後は橋本龍太郎が会長を務める平成研究会に入会する[要出典]。
2005年の第44回衆議院議員総選挙では再度岡山5区からの出馬を党本部に強く希望した[要出典]ものの、党本部は村田吉隆を公認。加藤に対しては郵政民営化法案に反対した平沼赳夫の選出選挙区である岡山3区からの出馬を要請した[10]が、加藤はこれを拒否し、無所属での出馬を表明した[10]。しかし、共倒れを危惧した党本部が仲裁に入り、コスタリカ方式による出馬で決着させて保守分裂選挙を回避し[10]、村田、加藤のいずれも当選した。2007年、第1次安倍改造内閣で内閣府大臣政務官(経済財政、防災、食品安全、地方分権改革、地方・都市格差是正、道州制の担当[11])に任命され、福田康夫内閣でも再任(一部、役職の地方・都市格差是正担当は地方再生担当[12]へと変更)。
2009年の第45回衆議院議員総選挙では、前職の村田吉隆が比例中国ブロックに回り、加藤は岡山5区から出馬。投開票の結果、加藤は民主党新人の花咲宏基を下し3選(花咲も比例復活)。
2012年9月の自由民主党総裁選挙では安倍晋三の推薦人に名を連ねた[13]。その後、総裁に選出された安倍の下で政調会長への起用が有力視されていたが、最終的に総裁特別補佐及び自民党報道局長に就任した。
同年12月の第46回衆議院議員総選挙で4選。選挙後に発足した第2次安倍内閣では、額賀派所属ながら内閣官房副長官に起用され、2014年(平成26年)5月には内閣人事局発足に伴い初代内閣人事局長に任命された。
2014年12月、第47回衆議院議員総選挙で5選。2015年(平成27年)10月7日に発足した第3次安倍第1次改造内閣で内閣府特命担当大臣(少子化対策、男女共同参画)及び一億総活躍担当、女性活躍担当、再チャレンジ担当、拉致問題担当、国土強靱化担当として初入閣[14][15]。2016年(平成28年)8月3日に発足した第3次安倍第2次改造内閣で、新たに設けられた働き方改革の担当大臣を兼任。12月9日、新設された休眠預金活用の担当大臣を兼任[16]。2017年(平成29年)8月3日、第3次安倍第3次改造内閣において、横滑りで厚生労働大臣に就任。引き続き、働き方改革および拉致問題担当大臣にも任命された。
2017年10月、第48回衆議院議員総選挙で6選。第4次安倍内閣では再任し、2018年(平成30年)10月の内閣改造のタイミングで一旦は自由民主党総務会長に就任する[17]も、2019年(令和元年)9月の第4次安倍第2次改造内閣で厚生労働大臣及び働き方改革担当大臣に再登板した[18]。
2020年9月、安倍の内閣総理大臣及び自由民主党総裁辞任に伴い行われた自民党総裁選挙で菅義偉が総裁に選出され、同月16日に菅義偉内閣が発足すると、菅の後継として内閣官房長官に起用された[19]。
第1次岸田内閣成立とともに官房長官を退任し、2021年10月31日、第49回衆議院議員総選挙で7選。同年11月、自由民主党税制調査会小委員長、社会保障制度調査会長に就任[20]。
2022年8月10日、第2次岸田第1次改造内閣において3度目の厚生労働大臣として再登板。
2023年2月10日、衆議院で1票の格差を是正する10増10減の対象となった加藤の選挙区の岡山5区は平沼正二郎(以下:平沼正)の選挙区の岡山3区と統合されたことを受け、加藤は新3区の支部長に選出された[21][22]。同区は郵政解散で平沼赳夫(以下:平沼赳)が造反して以降、刺客として擁立された阿部俊子と争っており、平沼赳の復党後は平沼正が無所属で出馬。平沼正は当選後に自民党入りし阿部が比例で復活当選した。次期衆議院議員総選挙では平沼正・阿部は比例中国ブロック単独での出馬となる[23]。
2024年5月14日、自由民主党北朝鮮による拉致問題対策本部長に就任[24]。
同年9月10日、自民党総裁選挙へ立候補する意向を表明した[25]。9月12日、総裁選が告示され、旧茂木派からは加藤と会長の茂木敏充が立候補した。石破茂、高市早苗、小泉進次郎の3人が競り合う構図が固まった終盤[26]、麻生太郎は9月25日に茂木と「反石破」での連携を確認し、旧茂木派議員の一部も取り込んだ[27]。9月26日、麻生はさらに踏み込み、河野太郎などの陣営に入っていた派閥メンバーに対し、側近議員を通じて「1回目の投票から高市に入れろ」と指示を飛ばした[28]。同日22時半頃、産経新聞は、麻生が1回目の投票から高市を支援するよう自派閥の議員に指示を出したことをスクープした[29]。9月27日総裁選執行。高市が得票数1位で決選投票へ進むも、岸田文雄首相の後押しを受けた石破に敗れた[30][27]。加藤の結果は最下位の9位だった。推薦人20人と自身を合わせて21票の議員票は獲得できるはずであったが、16票にとどまり、推薦人のうち少なくとも5人は加藤への投票を見送ったことになる[31][32]。しかし、総裁選後、参議院議員の青山繁晴が1回目の投票で加藤に投票したと述べた。青山の証言が真実であれば、推薦人のうち少なくとも6人が加藤への投票を行わなかったことになる。加藤は決選投票で高市に投じた[33]。
同年10月1日、加藤も出馬した総裁選に勝利した石破茂が首相に任命され、組閣、加藤は財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融担当)に就任した[34]。
当落 | 選挙 | 執行日 | 年齢 | 選挙区 | 政党 | 得票数 | 得票率 | 定数 | 得票順位 /候補者数 |
政党内比例順位 /政党当選者数 |
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落 | 第18回参議院議員通常選挙 | 1998年 7月12日 | 42 | 岡山県選挙区 | 無所属 | 7万3508票 | 7.94% | 2 | 4/8 | / |
落 | 第42回衆議院議員総選挙 | 2000年 6月25日 | 44 | 比例中国 | 自由民主党 | ー票 | ー | 11 | ー/ー | / |
当 | 第43回衆議院議員総選挙 | 2003年11月 9日 | 47 | 比例中国 | 自由民主党 | ー票 | ー | 11 | ー/ー | 3/5 |
当 | 第44回衆議院議員総選挙 | 2005年 9月11日 | 49 | 比例中国 | 自由民主党 | ー票 | ー | 11 | ー/ー | 2/5 |
当 | 第45回衆議院議員総選挙 | 2009年 8月30日 | 53 | 岡山5区 | 自由民主党 | 10万5172票 | 53.09% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第46回衆議院議員総選挙 | 2012年12月16日 | 57 | 岡山5区 | 自由民主党 | 10万1117票 | 66.66% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第47回衆議院議員総選挙 | 2014年12月14日 | 59 | 岡山5区 | 自由民主党 | 10万5969票 | 79.28% | 1 | 1/2 | / |
当 | 第48回衆議院議員総選挙 | 2017年10月22日 | 61 | 岡山5区 | 自由民主党 | 10万708票 | 71.29% | 1 | 1/3 | / |
当 | 第49回衆議院議員総選挙 | 2021年10月31日 | 65 | 岡山5区 | 自由民主党 | 10万2139票 | 72.61% | 1 | 1/3 | / |
家族構成は妻と娘4人[89]。室崎商店の社長であった祖父・室崎勝造は漁業、水産物缶詰加工業、窯業、冷凍倉庫業を手掛けた他、島根県議会では議長も務め、実業界や政界で活躍した[90]。父・室崎勝聰も日野自動車工業の副社長を務めた。
国土庁長官、北海道開発庁長官、農林水産大臣を務めた元衆議院議員の加藤六月は岳父[91]。なお、六月は安倍晋三の父・晋太郎元外相の最側近だったこともあり、加藤家と安倍家は家族ぐるみの付き合いがあることから、勝信は安倍家に仕える側近の一人とされ、ポスト安倍の有力候補に数えられていた[92]。
妻の親である六月の「娘に官僚の婿を迎えたい」とする意向により現在の妻の姉加藤康子((一財)産業遺産国民会議専務理事)と婚約していたが、康子は一方的に婚約を破棄した上でハーバード大学へ留学に出てしまい、妹と婚約・結婚する事となった。この情報の出所は当然ながら本人ではなく所謂永田町関係者からであろうが、政略結婚の典型の様に週刊誌等で伝えられた。なお、婿養子として語られる事は多いが、女婿である[8]。
この加藤家との縁により、自治大臣、国家公安委員会委員長、北海道開発庁長官、岡山県知事、参議院議員を務めた加藤武徳は、妻の伯父に当たり、武徳の息子で元参議院議員の加藤紀文は義理の従兄弟。
公職 | ||
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先代 鈴木俊一 |
財務大臣 第23代:2024年 - |
次代 現職 |
先代 鈴木俊一 |
特命担当大臣(金融) 第24代:2024年 - |
次代 現職 |
先代 塩崎恭久 根本匠 後藤茂之 |
厚生労働大臣 第19・20代:2017年 - 2018年 第22代:2019年 - 2020年 第26代:2022年 - 2023年 |
次代 根本匠 田村憲久 武見敬三 |
先代 菅義偉 |
内閣官房長官 第84代:2020年 - 2021年 |
次代 松野博一 |
先代 創設 |
特命担当大臣(拉致問題) 初・第2代:2017年 - 2018年 |
次代 拉致問題担当大臣へ |
先代 有村治子 |
特命担当大臣(少子化対策) 第17代:2015年 - 2017年 |
次代 松山政司 |
先代 有村治子 |
特命担当大臣(男女共同参画) 第22代:2015年 - 2017年 |
次代 松山政司 |
先代 斎藤勁 |
内閣官房副長官(政務担当・衆議院) 2012年 - 2015年 |
次代 萩生田光一 |
先代 岡下信子 田村耕太郎 谷本龍哉 |
内閣府大臣政務官 戸井田徹 西村明宏と共同 2007年 - 2008年 |
次代 宇野治 並木正芳 松浪健太 |
官職 | ||
先代 創設 |
内閣人事局長 初代:2014年 - 2015年 |
次代 萩生田光一 |
党職 | ||
先代 竹下亘 |
自由民主党総務会長 第56代:2018年 - 2019年 |
次代 鈴木俊一 |
先代 逢沢一郎 |
自由民主党総裁特別補佐 第3代:2012年 |
次代 萩生田光一 |