一般国道自動車専用道路 (B) (有料 / 無料) | |
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E72 北近畿豊岡自動車道 | |
地図 | |
路線延長 | 約70 km |
制定年 | 1993年(平成5年) |
開通年 | 1977年(昭和52年) - |
起点 | 兵庫県丹波市(春日IC/JCT)[注釈 1] (北緯35度9分52.31秒 東経135度6分59.01秒 / 北緯35.1645306度 東経135.1163917度) |
主な 経由都市 |
兵庫県朝来市 |
終点 | 兵庫県豊岡市(豊岡北IC/JCT)[注釈 1] |
接続する 主な道路 (記法) |
E27 舞鶴若狭自動車道 E95 播但連絡道路 E9 山陰近畿自動車道 |
■テンプレート(■ノート ■使い方) ■PJ道路 |
北近畿豊岡自動車道(きたきんきとよおかじどうしゃどう、英語: KITAKINKI TOYO-OKA EXPWY[2])は、兵庫県丹波市から兵庫県朝来市と養父市を経由し、兵庫県豊岡市に至る国土交通大臣指定に基づく高規格幹線道路(一般国道の自動車専用道路)(B路線)である[注釈 1]。国道483号に指定されている。略称は北近畿豊岡道(きたきんきとよおかどう)、北近畿道(きたきんきどう)。
高速道路ナンバリングによる路線番号は、「E72」が割り振られている[3]。
北近畿豊岡道は一般国道483号として整備されており、本稿では一般国道483号についても述べる。
兵庫県の丹波地域と但馬地域を結ぶとともに、舞鶴若狭自動車道を経由して京阪神および若狭地方、播但連絡道路を経由して播磨地域、山陰近畿自動車道を経由して山陰地方および丹後地域と接続する。兵庫県北部地域の広域道路ネットワークの要の路線である。
かつて大阪方面から但馬方面に向かう場合、国道176号と国道9号を利用する必要があったが、朝・夕を中心に丹波篠山市・丹波市、両市内の渋滞が激しく、速達性に乏しかった。もう一方の但馬地方と京阪神の連絡道路である播但連絡道路は冬にはたびたび雪で通行止めとなることもあった。これらの代替路としての役割も担っている。
北近畿豊岡自動車道は計画策定以前に着手・開通していた遠阪トンネル有料道路も活用され、整備が進められた。残る未整備区間の豊岡出石IC - 豊岡北IC/JCTが山陰近畿自動車道の接続部とともに事業中である。
和田山IC/JCT以北の各インターチェンジのランプ部や各トンネル出入り口にはロードヒーティング又は消雪パイプが設置されている。
供用中・事業中区間の事業名称は以下の通りである。
事業中区間のインターチェンジ名については仮称である。
路線名 | 路線番号 | 事業名称 | 区間 | 備考 | |
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北近畿豊岡自動車道 | E72 | 一般国道483号 | 春日和田山道路I[4] | 春日IC/JCT - 遠阪ランプ | |
遠阪トンネル有料道路 | 遠阪ランプ - 遠阪トンネル料金所 | ||||
春日和田山道路II[5] | 遠阪トンネル料金所 - 和田山IC/JCT | ||||
和田山八鹿道路[6] | 和田山IC/JCT - 八鹿氷ノ山IC | ||||
八鹿日高道路[7] | 八鹿氷ノ山IC - 日高神鍋高原IC | ||||
日高豊岡南道路[8] | 日高神鍋高原IC - 但馬空港IC | ||||
豊岡道路[9] | 但馬空港IC - 豊岡出石IC | ||||
豊岡道路(II期)[9] | 豊岡出石IC - 豊岡北IC/JCT | 事業中 |
一般国道の路線を指定する政令[10][注釈 2]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
以下、北近畿豊岡自動車道の各区間について述べる[注釈 1]。
NHK第一 | NHK第二 | ラジオ関西 | ABCラジオ | MBSラジオ | NHK-FM | Kiss-FM |
666 kHz | 828 kHz | 558 kHz | 1008 kHz | 1179 kHz | 88.6 MHz | 78.3 MHz |
IC番号 | 施設名 | 接続路線名 | 春日 から (km) |
キロポスト (km) |
BS | 備考 | 所在地 |
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3 | 春日IC/JCT | E27 舞鶴若狭自動車道 国道175号 |
0.0 | 71.3 | ○ | (IC近隣) 道の駅丹波おばあちゃんの里 |
丹波市 |
氷上IC/PA | 県道7号青垣柏原線 | 6.9 | 64.4 | 丹波いっぷく茶屋 PAは豊岡方面のみ | |||
- | 氷上BS | - | 8.3 | 63.0 | ○ | ||
青垣IC | 県道7号青垣柏原線 | 17.1 | 54.2 | ○ | (IC近隣) 道の駅あおがき | ||
遠阪ランプ | 国道427号 | 24.4 | 46.9 | 豊岡方面出入口のみ | |||
- | 遠阪トンネル | - | 長さ 2,585 m | ||||
朝来市 | |||||||
- | 遠阪トンネルTB | - | 28.9 | 42.4 | 本線料金所 | ||
山東IC | 国道427号 | 30.3 | 41.0 | ||||
- | 山東PA | - | 33.9 | 37.4 | 道の駅但馬のまほろば | ||
17 | 和田山IC/JCT | E95 播但連絡道路 国道312号 |
36.1 | 35.2 | ○ | ||
養父IC | 県道70号十二所澤線 | 46.1 | 25.2 | 丹波方面出入口のみ | 養父市 | ||
- | 八鹿トンネル | - | 長さ 2,990 m | ||||
八鹿氷ノ山IC | 国道9号 | 49.7 | 21.6 | (IC近隣) 道の駅ようか但馬蔵 | |||
日高神鍋高原IC | 国道482号 | 59.4 | 11.9 | 豊岡市 | |||
日高北IC | 県道1号日高竹野線 | 63.0 | 8.3 | 豊岡方面出入口のみ | |||
但馬空港IC | 兵庫県道728号但馬空港インター線 | 65.5 | 5.8 | 丹波方面出入口のみ | |||
豊岡出石IC | 県道50号但馬空港線 県道727号豊岡出石インター線[29][30] |
67.5 | |||||
- | 豊岡北IC/JCT | E9 山陰近畿自動車道[26][27] | 72.6 | 事業中[24] |
1977 | (5月)(有料一般道路として)遠阪ランプ - 遠阪トンネル料金所 |
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1978 | |
1979 | |
1980 | |
1981 | |
1982 | |
1983 | |
1984 | |
1985 | |
1986 | |
1987 | |
1988 | |
1989 | |
1990 | |
1991 | |
1992 | |
1993 | |
1994 | |
1995 | |
1996 | |
1997 | |
1998 | |
1999 | |
2000 | |
2001 | |
2002 | |
2003 | |
2004 | |
2005 | (4月)春日IC/JCT - 氷上IC |
2006 | (7月)氷上IC - 和田山IC/JCT(自専道としての遠阪ランプ - 遠阪トンネル料金所を含む) |
2007 | |
2008 | |
2009 | |
2010 | |
2011 | |
2012 | (11月)和田山IC/JCT - 八鹿氷ノ山IC |
2013 | |
2014 | |
2015 | |
2016 | |
2017 | (3月)八鹿氷ノ山IC - 日高神鍋高原IC |
2018 | |
2019 | |
2020 | (11月)日高神鍋高原IC - 但馬空港IC |
2021 | |
2022 | |
2023 | |
2024 | (9月)但馬空港IC - 豊岡出石IC |
区間 | 車線
上下線=上り線+下り線 |
最高速度 | 料金 | 備考 |
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春日IC/JCT - 遠阪ランプ | 2=1+1 (暫定2車線) |
70 km/h | 無料 | |
遠阪ランプ - 遠阪トンネル料金所 | 2=1+1 | 70 km/h | 有料 | |
遠阪トンネル料金所 - 豊岡出石IC | 2=1+1 (暫定2車線) |
70 km/h | 無料 | |
(豊岡出石IC - 豊岡北IC間未開通) |
遠阪トンネル有料道路のみ有料。
遠阪トンネル有料道路を除く区間は、当初、国が建設し、日本道路公団が料金を徴収する有料道路となる見込みであったが、2004年(平成16年)、日本道路公団が事業に参加せず、国土交通省は直轄事業として開通当初から無料開放する事を決めた。小泉内閣により道路関係四公団の民営化が議論され、不採算の高速道路は建設凍結の方針が打ち出されており、日本道路公団が採算性の低い北近畿豊岡自動車道の請負を拒否したため、結果的に無料化されたと見られている[36]。
一方、兵庫県道路公社が建設した遠阪トンネルは当初、2007年(平成19年)5月25日に無料開放の予定であった。しかし、交通量が見込みよりも大幅に少なく、事業費の償還が行えていなかった事から、2003年(平成15年)8月6日、徴収期間を延長するとともに、交通量の増加が見込める北近畿豊岡自動車道との一体化と同時に料金を値下げすることになった。徴収期間満了は2026年(令和8年)1月18日の予定[37][38]。ただし、遠阪トンネル等関連施設の老朽化等に伴う大規模修繕・更新の財源確保のため料金徴収期間を延長する案が有識者会議にて議論中[39]。
北近畿豊岡自動車道にはサービスエリア(SA)はない。 パーキングエリア(PA)は丹波いっぷく茶屋(氷上PA)、道の駅 但馬のまほろば(山東PA)がある。 またICの近隣に道の駅が設置されている。道の駅 丹波おばあちゃんの里(春日IC/JCT近隣)、道の駅 あおがき(青垣IC近隣)、道の駅 ようか但馬蔵(八鹿氷ノ山IC近隣)がある。
24時間交通量(台) 道路交通センサス
区間 | 平成22年(2010年)度 | 平成27年(2015年)度 | 令和3年(2021年)度 |
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春日IC/JCT - 氷上IC | 14,242 | 12,249 | 11,468 |
氷上IC - 青垣IC | 9,909 | 11,498 | 9,296 |
青垣IC - 遠阪ランプ | 6,374 | 7,399 | 5,193 |
遠阪ランプ - 山東IC | 6,374 | 7,504 | 6,309 |
山東IC - 和田山JCT/IC | 4,896 | 7,691 | 6,361 |
和田山JCT/IC - 養父IC | 調査当時未開通 | 7,430 | 8,995 |
養父IC - 八鹿氷ノ山IC | 5,809 | 8,528 | |
八鹿氷ノ山IC - 日高神鍋高原IC | 調査当時未開通 | 9,509 | |
日高神鍋高原IC - 日高北IC | 8,980 | ||
日高北IC - 但馬空港IC | 10,144 | ||
但馬空港IC - 豊岡出石IC | 調査当時未開通 | ||
豊岡出石IC - 豊岡北IC間 | 未開通 |
(出典:「平成22年度道路交通センサス」・「平成27年度全国道路・街路交通情勢調査」・「令和3年度全国道路・街路交通情勢調査」(国土交通省ホームページ)より一部データを抜粋して作成)