南琉球諸語

日琉語族 > 琉球諸語 > 南琉球諸語
南琉球語群
南琉球諸語/先島語群
話される地域先島諸島沖縄県
言語系統日琉語族
下位言語
Glottologryuk1244[1]

南琉球諸語(みなみりゅうきゅうしょご)または南琉球語群(みなみりゅうきゅうごぐん)、先島語群(さきしまごぐん)は、沖縄県先島諸島で話される諸言語の総称。日琉語族琉球語派の下位区分として北琉球諸語と対をなす。宮古語八重山語与那国語から成る。これら各言語を方言とみなす立場からは、南琉球方言(みなみりゅうきゅうほうげん)または先島方言(さきしまほうげん)と言う。3言語とも危機に瀕する言語であり、このうち与那国語と八重山語は「重大な危機」、宮古語は「危険」とされている[2]

分類

[編集]

南琉球語群は北琉球語群と姉妹群を成し、日琉語族の琉球語派に含まれる。さらに下位言語が宮古語、八重山語、与那国語に分かれる。

  • 日琉語族
    • 日本語
    • 琉球語派/琉球語
      • 北琉球語群/北琉球方言/奄美沖縄方言群
      • 南琉球語群/南琉球方言/先島方言群

文字体系

[編集]

漢字ひらがなカタカナを用いるが、与那国方言では独自のカイダ文字が創作されている。

脚注

[編集]
  1. ^ Hammarström, Harald; Forkel, Robert; Haspelmath, Martin et al., eds (2016). “Ryukyu Sud”. Glottolog 2.7. Jena: Max Planck Institute for the Science of Human History. http://glottolog.org/resource/languoid/id/ryuk1244 
  2. ^ UNESCO Atlas of the World's Languages in danger”. Unesco.org. 2015年8月17日閲覧。