古宇郡(ふるうぐん)は、北海道(後志国)後志総合振興局の郡。
人口2,169人、面積230.06km²、人口密度9.43人/km²。(2024年10月31日、住民基本台帳人口)
以下の2村を含む。
1879年(明治12年)に行政区画として発足した当時の郡域は、上記2村より泊村の一部(大字堀株村・茅沼村[1])を除いた区域にあたる。
文禄3年にはニシン漁が行われていた。慶長8年5月、厳島神社(現在の神恵内村)が創建される。
江戸時代、古宇郡域は和人地となる。松前藩によってフルウ場所が開かれていた。
享保15年に興志内村(現在の泊村大字興志内)の稲荷神社が創建される。この他、古宇場所請負人田付新助(福島屋)の創祀と伝わる泊稲荷神社(現在の泊村)は天和2年の創建ともいわれ江戸時代後期に差し掛かった享和元年にはすでに存在していた。
文化4年には、古宇郡域は天領とされた。文政4年には松前藩の元に戻されたものの、安政2年再び天領となり庄内藩が警固にあたった。
文久2年に智竜寺が、翌3年には梅木悦道師によって瑞龍山法輪寺が建立された。戊辰戦争(箱館戦争)終結直後の1869年、大宝律令の国郡里制を踏襲して古宇郡が置かれた。