合成可能なダイアクリティカルマーク補助 | |
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Combining Diacritical Marks Supplement | |
範囲 |
U+1DC0..U+1DFF (64 個の符号位置) |
面 | 基本多言語面 |
用字 | Inherited |
主な言語・文字体系 | |
割当済 | 64 個の符号位置 |
未使用 | 0 個の保留 |
Unicodeのバージョン履歴 | |
4.1 | 4 (+4) |
5.0 | 13 (+9) |
5.1 | 41 (+28) |
5.2 | 42 (+1) |
6.0 | 43 (+1) |
7.0 | 58 (+15) |
9.0 | 59 (+1) |
10.0 | 63 (+4) |
14.0 | 64 (+1) |
公式ページ | |
コード表 ∣ ウェブページ |
合成可能なダイアクリティカルマーク補助(ごうせいかのうなダイアクリティカルマークほじょ、英語: Combining Diacritical Marks Supplement)は、Unicodeの70個目のブロック。
文字に結合して発音の変化などを表すダイアクリティカルマークのうち、合成可能なダイアクリティカルマークブロックにも合成可能なダイアクリティカルマーク拡張ブロックにも含まれていないものが収録されている。
本ブロックに含まれる文字はすべてダイアクリティカルマークのため、文字幅を持たない結合文字である。
Unicodeのバージョン4.1において初めて追加された。
コード | 文字 | 文字名(英語) | 用例・説明 |
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古典ギリシャ語で用いられた記号 | |||
U+1DC0 | ᷀ | COMBINING DOTTED GRAVE ACCENT | これらは、古典ギリシャ語の編集記号として使用され、誤ったアクセント記号を筆写者が削除したことを示す[1]。 |
U+1DC1 | ᷁ | COMBINING DOTTED ACUTE ACCENT | |
その他の記号 | |||
U+1DC2 | ᷂ | COMBINING SNAKE BELOW | アメリカの音声記号でU+02B0 ʰ MODIFIER LETTER SMALL Hで表されるものよりも帯気の弱い有気音を表す[2]。 |
U+1DC3 | ᷃ | COMBINING SUSPENSION MARK | グラゴル文字で用いられる[1]。
U+0483 ҃ COMBINING CYRILLIC TITLO(ティトロ)の異体字であり、略語の表記に用いられる。単語を頭文字だけで表す際にその頭文字に付けられる記号[3]。 |
曲線声調記号 | |||
U+1DC4 | ᷄ | COMBINING MACRON-ACUTE | IPAにおいて曲線的に変化する声調を表す[4]。 |
U+1DC5 | ᷅ | COMBINING GRAVE-MACRON | |
U+1DC6 | ᷆ | COMBINING MACRON-GRAVE | |
U+1DC7 | ᷇ | COMBINING ACUTE-MACRON | |
U+1DC8 | ᷈ | COMBINING GRAVE-ACUTE-GRAVE | |
U+1DC9 | ᷉ | COMBINING ACUTE-GRAVE-ACUTE | |
その他の記号 | |||
U+1DCA | ᷊ | COMBINING LATIN SMALL LETTER R BELOW | インドネシアのモンゴンドウ語、サンギル語、シューテン諸語及びタラウド語の正書法において用いられる。 |
曲線声調記号 | |||
U+1DCB | ᷋ | COMBINING BREVE-MACRON | リトアニア語の方言学で用いられる[1]。
上昇イントネーションを持つ3 モーラの強勢のない音節を表す(例:su᷋nus)[5] 強勢のある二次二重母音の最初の要素を表す(例:go᷋rčius、č e᷋rka、baro᷋nka、wieno᷋n ulyczo᷋n)[5] |
U+1DCC | ᷌ | COMBINING MACRON-BREVE | リトアニア語の方言学で用いられる[1]。
下降イントネーションを持つ3モーラの強勢のない音節を表す(例:žmo᷌gus)[5] |
2文字幅の発音区別符号 | |||
U+1DCD | ᷍ | COMBINING DOUBLE CIRCUMFLEX ABOVE | Jens Christian Svabo(1746-1824)による初期のフェロー語の正書法において、2つの二重母音[ɛa]と[ɔu]を表すために用いられた[6]。 |
中世学用の追加 | |||
U+1DCE | ᷎ | COMBINING OGONEK ABOVE | 古ノルド語で長母音を示すため、または母音の変化を示すために用いられた。例えばo᷎はiが変化した[ø]を表す[6]。 |
U+1DCF | ᷏ | COMBINING ZIGZAG BELOW | 古ノルド語においてラテン文字þ(ソーン)、U+035B ͛ COMBINING ZIGZAG ABOVEと共にþ᷏͛の形で用いられ、三人称代名詞複数女性形の"þær"という単語の略記を表す[6]。 |
U+1DD0 | ᷐ | COMBINING IS BELOW | 西ゴート語において、接尾辞の"-is"の省略に用いられる。例えば、nob᷐は「我々へ」を表すnobisという単語を、script᷐は「書かれた」を表すscriptisという単語を、dict᷐は「言われた」を表すdictisという単語を表す[6]。 |
U+1DD1 | ᷑ | COMBINING UR ABOVE | 西ゴート語において接尾辞"-ur"の省略に用いられる。例えばdicit᷑は「言われている」を表すdiciturという単語を、uocat᷑は「呼ばれている」を表すuocaturという単語を表す[6]。 |
U+1DD2 | ᷒ | COMBINING US ABOVE | 西ゴート語において"-us-"或いは"-os-"の省略に用いられる。例えばman᷒は「手」を表すmanusという単語を、p᷒tは「~の後に」を表すpostという単語を表す[6]。 |
中世の上付き文字発音区別符号 | |||
U+1DD3 | ᷓ | COMBINING LATIN SMALL LETTER FLATTENED OPEN A ABOVE | 西ゴート語では"-ua-"の省略を表す。例えば、qᷓは「~のように」を表すquaという単語を、gᷓrdaは「護衛する」を表すguardaという単語を表す[6]。
ラテン語では"-ra-"または"-ar-"の省略に用いられ、contᷓは「~に対して」を表すcontraという単語を、supᷓは「上に」を表すsupraという単語を表す[6]。 中世ポルトガル語でもラテン語と同様に用いられ、compᷓは「財布」を表すcompraという単語を、mᷓiaは人名Mariaを、pᷓteは「部分」を表すparteという単語を表す。また、ローマ数字と共に序数詞としても用いられ、vᷓは「5番目の」を表すquintaという単語を、iᷓは「最初の」を表すprimaという単語或いは「1」を表すunaという単語を表していた[6]。 |
U+1DD4 | ᷔ | COMBINING LATIN SMALL LETTER AE | 古ノルド語のatqᷔðamikill(atqæðamikill; 毅然とした)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DD5 | ᷕ | COMBINING LATIN SMALL LETTER AO | 古ノルド語のheĩqᷕmo(heimqvaomo; 帰宅する)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DD6 | ᷖ | COMBINING LATIN SMALL LETTER AV | 古ノルド語のbᷖþʃ fǿzla(brauðsføzla; パンで養う)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DD7 | ᷗ | COMBINING LATIN SMALL LETTER C CEDILLA | 中世ポルトガル語のcᷗᵒ(conçelho; 自治体)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DD8 | ᷘ | COMBINING LATIN SMALL LETTER INSULAR D | 古ノルド語のıarᷘ, ıkı(jarðríki; 大地の王国)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DD9 | ᷙ | COMBINING LATIN SMALL LETTER ETH | 古ノルド語のʃpıotᷙ(spiotið; その槍)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DDA | ᷚ | COMBINING LATIN SMALL LETTER G | 古ノルド語で数字の形態学的補語として使われる[6]。 |
U+1DDB | ᷛ | COMBINING LATIN LETTER SMALL CAPITAL G | 古ノルド語で数字の形態学的補語として使われる。例えばxxᷛᵒ(tottogo; 30番目の)のように用いる[6]。 |
U+1DDC | ᷜ | COMBINING LATIN SMALL LETTER K | 古ノルド語で"-ik", "-ic", "-ek", "-ec"の略記に用いられる。例えばmᷜ (mik; 私を)のように用いる[6]。 |
U+1DDD | ᷝ | COMBINING LATIN SMALL LETTER L | ラテン語のnᷝ(nihil; 何も~ない)、中世ポルトガル語のgᷝ(geral; 一般的な)、古ノルド語のꞇᷝ (til; ~へ)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DDE | ᷞ | COMBINING LATIN LETTER SMALL CAPITAL L | 古ノルド語で"-ill"の略記に用いられる。例えばmikᷞ(mikill; 大きな)のように用いる[6]。 |
U+1DDF | ᷟ | COMBINING LATIN LETTER SMALL CAPITAL M | 古ノルド語のhᷟ(honum; 彼を)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE0 | ᷠ | COMBINING LATIN SMALL LETTER N | ラテン語のuᷠ(unde; ~から)、aᷠ(ante; ~の前に)、quᷠ(quando; いつ)、古ノルド語のsiðᷠ(siðan; ~からずっと)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE1 | ᷡ | COMBINING LATIN LETTER SMALL CAPITAL N | 古ノルド語のmᷡ(menn; 男たち)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE2 | ᷢ | COMBINING LATIN LETTER SMALL CAPITAL R | 古ノルド語のGunnᷢ(Gunnarr; 人名の「グナール」)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE3 | ᷣ | COMBINING LATIN SMALL LETTER R ROTUNDA | ラテン語のııııoᷣ(quatuor; 4)、中世ポルトガル語のpᷣto(porto; 港)、Mᷣ(Martim; 人名の「マルティン」)、古ノルド語のspᷣði (spurði; 問われた)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE4 | ᷤ | COMBINING LATIN SMALL LETTER S | 古ノルド語のþᷤ(þess; これ)、hᷤ(hans; 彼の)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE5 | ᷥ | COMBINING LATIN SMALL LETTER LONG S | ラテン語のıͦıᷥ(duos; 2)、ııͤıᷥ(tres; 3)という単語で用いられる[6]。 |
U+1DE6 | ᷦ | COMBINING LATIN SMALL LETTER Z | 古ノルド語のqᷦ(quaðz; 言われた)という単語で用いられる[6]。 |
ドイツ語方言学用の上付き文字発音区別記号 | |||
U+1DE7 | ᷧ | COMBINING LATIN SMALL LETTER ALPHA | |
U+1DE8 | ᷨ | COMBINING LATIN SMALL LETTER B | |
U+1DE9 | ᷩ | COMBINING LATIN SMALL LETTER BETA | |
U+1DEA | ᷪ | COMBINING LATIN SMALL LETTER SCHWA | |
U+1DEB | ᷫ | COMBINING LATIN SMALL LETTER F | |
U+1DEC | ᷬ | COMBINING LATIN SMALL LETTER L WITH DOUBLE MIDDLE TILDE | |
U+1DED | ᷭ | COMBINING LATIN SMALL LETTER O WITH LIGHT CENTRALIZATION STROKE | |
U+1DEE | ᷮ | COMBINING LATIN SMALL LETTER P | |
U+1DEF | ᷯ | COMBINING LATIN SMALL LETTER ESH | |
U+1DF0 | ᷰ | COMBINING LATIN SMALL LETTER U WITH LIGHT CENTRALIZATION STROKE | |
U+1DF1 | ᷱ | COMBINING LATIN SMALL LETTER W | |
U+1DF2 | ᷲ | COMBINING LATIN SMALL LETTER A WITH DIAERESIS | |
U+1DF3 | ᷳ | COMBINING LATIN SMALL LETTER O WITH DIAERESIS | |
U+1DF4 | ᷴ | COMBINING LATIN SMALL LETTER U WITH DIAERESIS | |
アメリカ辞書学における発音区別符号 | |||
U+1DF5 | ᷵ | COMBINING UP TACK ABOVE | |
ティピコン記号 | |||
U+1DF6 | ᷶ | COMBINING KAVYKA ABOVE RIGHT | |
U+1DF7 | ᷷ | COMBINING KAVYKA ABOVE LEFT | |
その他の記号 | |||
U+1DF8 | ᷸ | COMBINING DOT ABOVE LEFT | シリア文字では曖昧さ回避の点として使われる[1]。
ティピコン(ビザンツ式典礼の事務処理の順序と聖体礼儀のさまざまな賛美歌についての指示が含まれている典礼の本)のキリル文字文書で使用され、ドットが四角い外観になることがある[1]。 フランツ・ボアズのラテン文字に基づくアメリカ式音声表記法で使用される[1]。 |
U+1DF9 | ᷹ | COMBINING WIDE INVERTED BRIDGE BELOW | ティピコン用の記号として用いられる[1]。 |
U+1DFA | ᷺ | COMBINING DOT BELOW LEFT | シリア文字で曖昧さ回避の点として使われる[1]。 |
U+1DFB | ᷻ | COMBINING DELETION MARK | ネワール文字では伝統的に「ムサア(mhusaa)」の記述に使用される[1]。 |
UPA用の2文字幅の発音区別符号 | |||
U+1DFC | ᷼ | COMBINING DOUBLE INVERTED BREVE BELOW | ウラル音声記号(UPA)で二重母音の母音間に音節境界があること[7]、或いは韻律を表す。 |
その他の記号 | |||
U+1DFD | ᷽ | COMBINING ALMOST EQUAL TO BELOW | コイサン諸語の甲高い母音(strident vowel)を示す発音記号[1]。
上付きのʢで代用されることもある。 |
UPA用の追加の記号 | |||
U+1DFE | ᷾ | COMBINING LEFT ARROWHEAD ABOVE | エストニア語の方言に見られる長母音のうち、3段階中最も長いものを表すために用いられる[8]。 |
U+1DFF | ᷿ | COMBINING RIGHT ARROWHEAD AND DOWN ARROWHEAD BELOW | コミ語の発音記号として用いられ[8]、母音の調音点が前進し、更に広めの発音になっていることを表す。 |
このブロックの小分類は「古典ギリシャ語で用いられた記号」(Used for Ancient Greek)、「その他の記号」(Miscellaneous marks)、「曲線声調記号」(Contour tone marks)、「2文字幅の発音区別符号」(Double diacritic)、「中世学用の追加」(Medievalist additions)、「中世の上付き文字発音区別符号」(Medieval superscript letter diacritics)、「ドイツ語方言学用の上付き文字発音区別記号」(Superscript letter diacritics for German dialectology)、「アメリカ辞書学における発音区別符号」(Diacritic for American lexicography)、「ティピコン記号」(Typicon marks)、「UPA用の2文字幅の発音区別符号」(Double diacritic mark for UPA)、「UPA用の追加の記号」(Additional marks for UPA)の11個となっている[1]。本ブロックでは、Unicodeのバージョン更新時の文字追加が隙間を埋める形で行われた影響で、同一の小分類に属する文字が飛び飛びの符号位置に割り当てられていることがある。また、収録文字が1文字しかない小分類については小分類名が単数形で表現されているが、本記事では単数形か複数形かによる小分類名の表記ゆれについては別の小分類として扱わず、同一の小分類として扱うこととする。
この小分類には古典ギリシャ語において用いられたダイアクリティカルマークが収録されている。
これらは、古典ギリシャ語の編集記号として使用され、誤ったアクセント記号を筆写者が削除したことを示す[1]。
この小分類には様々なダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類には複数の声調記号を組み合わせて一つの曲線アクセントを表すための記号が収録されている。
この小分類には2文字に跨って書かれるダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類には古ノルド語、西ゴート語などの中世の書物で主に略語の表記に用いられたダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類には古ノルド語、ラテン語、中世ポルトガル語などの中世の書物で主に略語の表記に用いられた上付き文字のダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類にはドイツ語の方言学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類にはアメリカ辞書学で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類にはティピコンと呼ばれる、主にスラヴ系言語においてビザンツ式典礼の事務処理の順序と聖体礼儀のさまざまな賛美歌についての指示が含まれている典礼の本の記述に用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類にはウラル音声記号(UPA)で用いられる、2文字に跨って書かれるダイアクリティカルマークが収録されている。
この小分類にはウラル音声記号(UPA)で用いられるダイアクリティカルマークが収録されている。
合成可能なダイアクリティカルマーク補助(Combining Diacritical Marks Supplement)[1] Official Unicode Consortium code chart (PDF) | ||||||||||||||||
0 | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | A | B | C | D | E | F | |
U+1DCx | ᷀ | ᷁ | ᷂ | ᷃ | ᷄ | ᷅ | ᷆ | ᷇ | ᷈ | ᷉ | ᷊ | ᷋ | ᷌ | ᷍ | ᷎ | ᷏ |
U+1DDx | ᷐ | ᷑ | ᷒ | ᷓ | ᷔ | ᷕ | ᷖ | ᷗ | ᷘ | ᷙ | ᷚ | ᷛ | ᷜ | ᷝ | ᷞ | ᷟ |
U+1DEx | ᷠ | ᷡ | ᷢ | ᷣ | ᷤ | ᷥ | ᷦ | ᷧ | ᷨ | ᷩ | ᷪ | ᷫ | ᷬ | ᷭ | ᷮ | ᷯ |
U+1DFx | ᷰ | ᷱ | ᷲ | ᷳ | ᷴ | ᷵ | ᷶ | ᷷ | ᷸ | ᷹ | ᷺ | ᷻ | ᷼ | ᷽ | ᷾ | ᷿ |
注釈
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以下の表に挙げられているUnicode関連のドキュメントには、このブロックの特定の文字を定義する目的とプロセスが記録されている。
バージョン | コードポイント[a] | 文字数 | L2 ID | ドキュメント |
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4.1 | U+1DC0..1DC1 | 2 | L2/03-324 | Maria Pantelia (8 October 2003), TLG - Additional Greek editorial and punctuation characters (英語) |
U+1DC2 | 1 | L2/03-190 | Peter Constable (9 June 2003), Proposal to Encode Additional Phonetic Symbols (英語) | |
L2/04-047 | Peter Constable (1 February 2004), Revised Proposal to Encode Additional Phonetic Symbols (replaces L2/03-190) (英語) | |||
U+1DC3 | 1 | L2/04-171 | Michael Everson (25 May 2004), Proposal to add Combining Glagolitic Suspension Mark (WG2-N2763) (英語) | |
5.0 | U+1DC4..1DC9 | 6 | L2/03-317 | China NB (29 September 2003), Proposal on IPA Extensions & Combining Diacritical Marks (Chinese diacritical marks & tones) (英語) |
L2/04-246 | Lorna Priest (15 June 2004), Proposal for additional Latin phonetic and orthographic characters (英語) | |||
U+1DCA | 1 | L2/04-246 | Lorna Priest (15 June 2004), Proposal for additional Latin phonetic and orthographic characters (英語) | |
U+1DFE..1DFF | 2 | L2/05-261 | Klaas Ruppel; Erkki Kolehmainen (21 September 2005), Proposal to add six additional Uralicist characters (WG2 N2989) (英語) | |
5.1 | U+1DCB..1DCC | 2 | L2/06-214 | Lithuania (17 May 2006), Proposal to encode two combining characters (WG2 N3048) (英語) |
U+1DCD..1DE6 | 26 | L2/06-027 | Michael Everson (30 January 2006), Proposal to add Medievalist characters to the UCS (英語) | |
5.2 | U+1DFD | 1 | ||
6.0 | U+1DFC | 1 | L2/09-028 | Klaas Ruppel; Tero Aalto; Michael Everson (27 January 2009), Proposal to encode additional characters for the Uralic Phonetic Alphabet (WG2 N3571) (英語) |
7.0 | U+1DE7..1DF4 | 14 | L2/08-428 | Michael Everson (27 November 2008), Exploratory proposal to encode Germanicist, Nordicist, and other phonetic characters in the UCS (英語) |
L2/10-346 | Michael Everson; Eveline Wandl-Vogt; Alois Dicklberger (23 September 2010), Preliminary proposal to encode "Teuthonista" phonetic characters in the UCS (英語) | |||
U+1DF5 | 1 | |||
9.0 | U+1DFB | 1 | ||
10.0 | U+1DF6..1DF9 | 4 | ||
14.0 | U+1DFA | 1 | L2/20-019 | Ben Yang (8 January 2020), Proposal to encode COMBINING DOT BELOW LEFT for Syriac (英語) |
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