吉村玲美

吉村 玲美
Reimi YOSHIMURA
Portal:陸上競技
2022日本学生陸上個人選手権大会
3000障害決勝
(4月17日、レモンガススタジアム平塚)
選手情報
フルネーム よしむら れいみ
ラテン文字 Reimi YOSHIMURA
国籍 日本の旗 日本
競技 陸上競技
種目 長距離走, 障害走
所属 白鵬女子高等学校
大東文化大学
生年月日 (2000-04-22) 2000年4月22日(24歳)
出身地 神奈川県茅ヶ崎市
身長 160cm
体重 46kg
1500m 4分18秒40
3000m 9分08秒93
5000m 15分48秒96
3000mSC 9分39秒86(日本学生記録)
ハーフマラソン 1時間17分18秒
編集 テンプレートのヘルプを表示する

吉村 玲美(よしむら れいみ、2000年4月22日 - )は、日本陸上競技選手。障害走長距離走第103回日本陸上競技選手権大会3000メートル障害優勝、2019年世界陸上競技選手権大会日本代表。

経歴

[編集]

茅ヶ崎市立浜須賀中学校ではバスケットボール部に所属していたが、校内の持久走大会で優勝したことで走る楽しさを知った。陸上経験者の父親に競技転向の意思を伝えたところ、「やるなら強いところで」と背中を押され、陸上の強豪校に進む決意をした[1]

2016年白鵬女子高等学校神奈川県横浜市)に入学後、本格的に陸上競技を始める。2019年大東文化大学スポーツ・健康科学部スポーツ科学科(埼玉県東松山市)に進学し、陸上競技部に所属。

高校2年では山形インターハイの1500m、3000mで決勝進出を果たした。また全国高校駅伝女子にも出場した。正月の全国女子駅伝前年の日本選手権3000m障害優勝者の森智香子(長崎県)と同タイムで区間賞を獲得[2]した。さらに高校3年では三重インターハイの1500m、3000mで入賞した。しかし2度目の全国高校駅伝女子でも入賞はできなかった。

大学1年では第103回日本選手権3000m障害で前年優勝者の石澤ゆかり(エディオン)らを抑え優勝し、優勝タイム9分50秒44はU20日本新記録だった[3]。その後日本インカレでも優勝し、世界陸上選手権(ドーハ)日本代表に選出され、予選2組に出場したが13着で決勝進出はならなかった[4]

駅伝シーズンに入り、全日本大学女子(杜の都)駅伝は1区5位、大学女子選抜(富士山女子)駅伝は2区3位と好走するもののチームは準優勝に終わり悲願の全国制覇は果たせなった。年明けの全国女子駅伝 でも5区3位だったがチームは入賞を逃した。

大学2年での大目標は東京オリンピック出場、さらに前年果たせなかった大学女子駅伝(全日本大学女子駅伝、大学女子選抜駅伝)初制覇である。高校の卒業式を欠席して地元開催のハーフマラソンで優勝するというエピソードを持つ[1]。先輩の鈴木優花と大東文化大学のダブルエースとして駅伝での活躍が期待されたが、杜の都、富士山ではチーム2位に終わる。2021年、東京オリンピックを目指したが、日本選手権で愛媛銀行の山中に敗れ、ランキングで惜しくもオリンピック出場は出来なかった。しかしながら、9月19日の日本インカレで9分41秒43の日本歴代2位のタイムを叩き出し、翌年の世界陸上出場に近づいた。レース後のインタビューで、今までの練習に筋トレなどをプラスして肉体改造の結果、また17日の10000mで優勝したチームキャプテン・鈴木優花選手の凄い走りを見せられ、同じ練習してきた自分にも出来ると自信が付いた、と語った。さらに次は駅伝シーズンで鈴木優花とダブルエースとして名城やライバルチームに挑んで行きたいと決意を語った。  2023年卒業後、アメリカを拠点にプロランナーとして活動することを表明。

主な記録

[編集]
大会 種目 順位 備考
2017年 山形インターハイ2017 1500m 14位[5]
山形インターハイ2017 3000m 12位[6]
全国高校駅伝女子 1区 区間12位 白鵬女子20位[7]
2018年 全国女子駅伝 5区 区間賞 神奈川県6位[2]
三重インターハイ2018 1500m 6位[8]
三重インターハイ2018 3000m 7位
全国高校駅伝女子 1区 区間11位 白鵬女子22位[9]
2019年 第103回日本選手権(福岡) 3000mSC 優勝[10]
日本インカレ 3000mSC 優勝[11]
第17回世界選手権・ドーハ大会 3000mSC 予選2組13着
全日本大学女子駅伝 1区 区間5位 大東文化大2位[12]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝 2区 区間3位 大東文化大2位[13]
2020年 全国女子駅伝 5区 区間3位 神奈川県13位[14]
全日本大学女子駅伝 1区 区間4位 大東文化大2位[15]
第104回日本選手権(大阪) 3000mSC 2位[16]
大学女子選抜(富士山女子)駅伝 2区 区間3位 大東文化大2位[17]

脚注

[編集]
  1. ^ a b 大会結果スポニチ記事”. スポニチプラス. 2022年4月13日閲覧。
  2. ^ a b リザルト”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  3. ^ 【第103回日本選手権】女子3000mSC優勝 吉村玲美(大東文化大・神奈川)コメント”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  4. ^ “[第17回 リザルト]”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  5. ^ リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  6. ^ リザルト”. jaaf. 2018年3月16日閲覧。
  7. ^ 女子リザルト”. jaaf. 2020年2月21日閲覧。
  8. ^ 決勝一覧表”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  9. ^ リザルト”. jaaf. 2020年2月21日閲覧。
  10. ^ TOP8”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  11. ^ 決勝一覧表”. iuau. 2020年1月26日閲覧。
  12. ^ 女子駅伝総合成績”. iuau. 2020年1月26日閲覧。
  13. ^ 競技結果”. iuau. 2020年1月26日閲覧。
  14. ^ リザルト”. jaaf. 2020年1月26日閲覧。
  15. ^ 総合成績”. iuau. 2021年1月11日閲覧。
  16. ^ The 104th JAAF Athletics Championships -Distance Events-(04DEC2020)”. jaaf. 2021年1月11日閲覧。
  17. ^ 大会結果”. iuau. 2021年1月11日閲覧。

外部リンク

[編集]