吸血鬼ハンターD | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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ジャンル | ヒロイック・ファンタジー[1]、SF[2]、ホラー[2]、伝奇[3] | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
小説 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
著者 | 菊地秀行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
イラスト | 天野喜孝 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | 朝日ソノラマ→朝日新聞出版 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | ソノラマ文庫→朝日文庫 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
刊行期間 | 1983年1月 - 2007年1月(朝日ソノラマ) 2007年10月(朝日新聞出版) - | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 既刊55巻(2024年2月現在) | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
漫画:バンパイアハンターD | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作・原案など | 菊地秀行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
作画 | 鷹木骰子 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
出版社 | メディアファクトリー→KADOKAWA | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
掲載誌 | 月刊コミックフラッパー | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
レーベル | MFコミックス | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
巻数 | 全8巻 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
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OVA:吸血鬼ハンターD | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | 菊地秀行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
監督 | 芦田豊雄 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | 平野靖士 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
製作 | 葦プロダクション | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売日 | 1985年12月21日 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
話数 | 全1話 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
その他 | 劇場公開(配給・封切日)![]() 1985年12月21日[5] ![]() 1993年3月26日[5] ![]() | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
オーディオドラマ | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
原作 | 菊地秀行 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
脚本 | 渡辺麻実、会川昇 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
発売元 | 朝日ソノラマ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
枚数 | 全5枚 | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
テンプレート - ノート | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
プロジェクト | ライトノベル・漫画・アニメ | ||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
ポータル | 文学・漫画・アニメ |
『吸血鬼ハンター"D"』(バンパイアハンター・ディー、英語: Vampire Hunter D)は、菊地秀行による日本のライトノベル。ソノラマ文庫→朝日文庫(朝日ソノラマ→朝日新聞出版)にて1983年1月から刊行されている。
本シリーズは、吸血鬼との混血児(ダンピール)である"D"が吸血鬼ハンターとして活動をする様子が描かれている。ゴシックホラーとウェスタンとホラーアクションとSFファンタジーを結合した独自の世界観、そして「滅びつつもなお強大で、時に偉大でもある『闇の貴族』としての吸血鬼」、「『貴族』より強く、怪物より異形のハンターたち」、「決して純真無垢ではなく、時に『貴族』以上に残虐非道になる一般大衆」などのモチーフは、多くの後発作品に影響を与えた。
本シリーズはOVA化、アニメ映画化、テレビゲーム化、漫画化もされた。また2000年公開のアニメ映画『バンパイアハンターD』(原題:Vampire Hunter D: Bloodlust)が契機となり、現在は海外で翻訳出版もされている。2008年9月時点で全世界累計部数は1700万部を突破している[6]。
また、外伝として貴族側の視点から描いた 『吸血鬼ハンター/アナザー 貴族グレイランサー』[7]や、ダンピール集団を追う少女を描いた『ダンピール狩り 吸血鬼ハンター外伝』[8]などがある。
遥か未来、人類は「貴族」と称する吸血鬼達により支配され、彼らの「食料源=家畜」として隷属させられていた。
その不死性と超能力、強大な科学力ゆえ永遠に続くかに思えた「貴族」の繁栄だったが、いつしか種族的衰退と精神的退廃に陥った彼らは、絶対的な支配者の座から降りようとしていた。しかし、反旗を翻した人類から都を追われ、狩られる立場になってなお、「貴族」が持つ数々の超絶的な力は健在であり、人々を脅かす。さらに、「貴族」達が生み出した、大蜘蛛、大巨獣、狼男など伝説を模した超常の生物により、地球の環境は人類の生きる上で過酷なものとなっていた。
その怪物どもを「狩る」技術の発達と、「狩り」の技の専門家である「ハンター」の出現は必然であった。だが怪物どもを超える力と技を持ち、気分次第でその力を人々にも向ける「ハンター」は、人々にとっては怪物以上の脅威でもあり、心から受け入れられるとは限らなかった。そしてその人々もまた純真無垢ではなく、互いにいがみ合い、争った。そして悲惨なことに、常に人々の猜疑心と敵対心を向けられて排斥されるのは、「貴族」に直接傷つけられた被害者たちだった。
「ハンター」の中でも、ずば抜けた力と技を用いて「貴族」を狩る者たちは、「吸血鬼ハンター」と呼ばれ、種々の「ハンター」の頂点に立ち、法外な報酬を受けていた。
旅人帽(トラベラーズハット)を被り、背中には長い刀を背負い、胸元に青いペンダントをさげた黒衣の美青年"D"。彼は、左手に妖力を持つ人面疽を宿した凄腕の吸血鬼ハンターであり、「貴族」の大王「神祖」と人間との間に生まれた混血児「ダンピール」でもあり、そして「貴族」と人間の融合を企てた「神祖」が、幾多の失敗と悲劇を生み出しながらもいまなお行い続けている「実験」の唯一の成功例でもあった。「貴族」と人間双方の業を負った"D"の、孤独な激闘の旅は続く。
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『吸血鬼ハンター"D"』は、吸血鬼ハンターDシリーズの第1作をベースとした作品。1985年にエピック・ソニーよりビデオが発売され、同時に劇場公開もされている。アメリカではヒットした。当時26歳の小室哲哉が初めて映画音楽を担当した作品でもあり、エピック・ソニーよりサウンドトラックがリリースされ、主題歌をブレイク前であったTM NETWORKが歌っている。
丸山茂雄は「アニメをビジネスにする」という感性とノウハウが最初からなかったため、「TM・小室の音楽性をプロモーションすること」前提で企画を立てた。本作に参加した制作会社が後にソニー・ピクチャーズ エンタテインメント(SPEJ)の一部を間借りする形で「株式会社SPE・ミュージックパブリッシング」(→現アニプレックス)となり、本作のノウハウが生かされることとなる[78]。
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西暦12090年、辺境の町の一帯を支配する「貴族」リィ伯爵に血を吸われた少女ドリスは、吸血鬼ハンターの"D"を雇い入れた。リィ伯爵はドリスを己の妻に迎え入れようとするが、彼の娘ラミーカからは反対されていた。
異形の強盗団の頭目であり不死を目論む麗銀星は、リィ伯爵に雇われる。彼は吸血鬼にとっては危険な「時だましの香」をDに使うも、偽物だったため、返り討ちに遭う。そして、麗銀星は本物の「時だましの香」をDに使って死に至らせ、ドリスをさらう。
ところが、麗銀星の仕事はリィ伯爵にとって納得のいかないところがあったことから、報酬である「永遠の命」を受け取れず、契約を反故にされてしまう。怒った麗銀星は、リィ伯爵とドリスの結婚式を襲うが、返り討ちに遭って死亡する。一方、殺された筈のDはその左手に宿る人面疽によって復活を遂げる。
『バンパイアハンターD』は、 1999年末以降に「Vampire Hunter D: Bloodlust」の題でアメリカにて先行公開され、日本では2001年4月に、音声は英語のまま日本語字幕をつけて劇場公開された。DVDソフト化の際は、英語版の他に日本語吹き替え版も発売されている。 本作はシリーズ第3作「D-妖殺行」を原作としているが、一部キャラクターの造形や終盤の展開など[81]に差異がある。
原作シリーズからオリジナルドラマを収録。ソノラマカセット文庫より発売されたカセットブックは絶版となったが、2005年7月19日にCD-BOXとして復刻された。