喜友名諒

喜友名 諒
2018年KARATE1 プレミアリーグ ベルリンでの喜友名諒
個人情報
フルネーム喜友名 諒(Ryo Kiyuna)
国籍日本の旗 日本
生誕 (1990-07-12) 1990年7月12日(34歳)
沖縄県の旗沖縄県沖縄市
身長170 cm (5 ft 7 in)
体重78 kg (172 lb)
スポーツ
日本の旗 日本
競技空手道
種目
獲得メダル
空手道
日本の旗 日本
オリンピック
2020 東京
世界空手道選手権大会
2021 個人形
2018 個人形
2018 団体形
2016 個人形
2016 団体形
2014 個人形
2012 個人形
ワールドゲームズ
2017 ヴロツワフ 個人形
2013 カリ 個人形
アジア空手道選手権大会
2022 団体形
2021 個人形
2021 団体形
2019 個人形
2019 団体形
2018 個人形
2018 団体形
2017 個人形
2017 団体形
2015 個人形
2015 団体形
2013 個人形
アジア競技大会
2018 ジャカルタ 個人形

喜友名 諒(きゆな りょう、1990年〈平成2年〉7月12日 - )は、日本空手家沖縄県沖縄市出身[1][2]劉衛流龍鳳会(りゅうえいりゅう りゅうほうかい)所属[3]興南高等学校沖縄国際大学卒業[1][2]。2021年開催の東京オリンピック 空手男子 金メダリスト[4]

経歴

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5歳で空手を始め、中学3年から佐久本嗣男に師事[2]世界空手道選手権大会の個人形で2014年・2016年・2018年・2021年と世界史上唯一の大会4連覇を達成しており、同大会の団体形では同じ沖縄劉衛流龍鳳会所属の金城新上村拓也とともに2016年・2018年と大会2連覇している(2021年大会の団体形は喜友名不出場だが日本は優勝している)。また、オリンピックと世界選手権で共に優勝という男子空手 形で世界史上唯一の偉業を達成した[5] 全日本空手道選手権大会では、2012年から2021年まで前人未到の10連覇を達成している[6]。プレミアリーグ優勝回数は2020年1月24日まで19回を記録し、ギネス世界記録に認定された[7]

2019年12月、プレミアリーグ マドリード大会終了時のランキングポイントで全日本空手道連盟が定めた日本代表選手選考基準[8]の条件を満たす事となり、2020年東京オリンピックの日本代表(男子 形)に選出され、沖縄県出身者として初のオリンピック金メダリストとなった[2][9][10]。東京オリンピック閉会式では、日本選手団の旗手を務めた[11][12]

東京オリンピック開催前には、清水希容と共に稽古を行っていた(清水も、東京オリンピック 空手女子 形の日本代表として出場し、銀メダルを獲得している)。同大会の決勝戦では、勝利を収めた後に畳の上で正座し、黙想・一礼をしている[13]。これについて、後のインタビューで「全ての方への感謝の意を込めて」[14]と語っている。また表彰式では、オリンピック開催を前に他界した母親に対し、金メダルの約束を果たしたことを伝えるため、遺影を手に表彰台へ上がった[15]

東京オリンピック 空手男子 形において金メダルを獲得した栄誉をたたえ、2022年2月4日、沖縄県那覇市の崇元寺通り守礼堂前に、記念のゴールドポスト(第63号)が設置された(ゴールドポストプロジェクト[16])。

2023年3月17日に、喜友名とともに世界選手権の団体形で大会2連覇した(2016年・2018年)金城新、上村拓也と現役引退会見を行なった[17][18]

主な戦績

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男子形 個人戦 [19][20]

世界大会・アジア大会

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   優勝(世界史上初の4連覇)

KARATE1 プレミアリーグ

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  • 2012年 ジャカルタ 3位、トルコ 優勝
  • 2013年 ハーナウ 優勝
  • 2014年 沖縄 優勝
  • 2015年 沖縄 優勝
  • 2016年 パリ 優勝、沖縄 優勝
  • 2017年 パリ 優勝、ライプチヒ 優勝
  • 2018年 パリ 優勝、ドバイ 準優勝、イスタンブール 優勝、ベルリン 優勝、東京 優勝
  • 2019年 パリ 優勝、ドバイ 優勝、ラバト 優勝、上海 優勝、東京 優勝[22]、モスクワ 優勝
  • 2020年 パリ 優勝

KARATE1 シリーズA

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  • 2017年 イスタンブール 優勝、ザルツブルク 優勝、沖縄 優勝

全日本空手道選手権大会

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  • 2011年(第39回)準優勝
  • 2012年 - 2021年(第40回 - 49回)優勝:10連覇

受賞歴

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脚注

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出典

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  1. ^ a b 喜友名諒:沖縄がルーツの空手、形で世界を席巻するのは沖縄出身の若き空手家”. オリンピックチャンネル (2019年1月26日). 2019年9月11日閲覧。
  2. ^ a b c d 【電子号外】喜友名が金メダル 空手男子形 県勢初の金メダリスト”. 沖縄タイムスプラス. 沖縄タイムス (2021年8月6日). 2021年8月6日閲覧。
  3. ^ 喜友名諒 (空手道) - ジャカルタ・パレンバン アジア競技大会2018”. JOC. 2019年6月12日閲覧。
  4. ^ オリンピック 空手で金 喜友名諒「空手界の歴史に1つ刻んだ」”. NHKニュース (2021年8月7日). 2021年10月13日閲覧。
  5. ^ “喜友名“師匠”以来30年ぶり男子形3連覇!/空手”. SANSPO (産経デジタル). (2018年11月12日). https://www.sanspo.com/sports/news/20181112/spo18111205010004-n1.html 2019年6月12日閲覧。 
  6. ^ 空手・喜友名、史上初の全日本9連覇 圧巻のアーナンを披露 - 琉球新報デジタル”. 琉球新報 (2020年12月13日). 2021年7月16日閲覧。
  7. ^ “喜友名さん、ギネス世界記録認定 空手1プレミアリーグ優勝回数19回”. 琉球新報. (2020年11月2日). https://ryukyushimpo.jp/news/entry-1218488.html 2020年11月6日閲覧。 
  8. ^ 2020年東京オリンピック選考基準について”. 全日本空手道連盟 (2019年9月24日). 2019年12月2日閲覧。
  9. ^ 喜友名諒、清水希容、西村拳の五輪が決定 金メダル最有力”. スポーツ報知 (2019年12月2日). 2019年12月2日閲覧。
  10. ^ 空手形・喜友名諒が沖縄初の金メダル 新種目の初代王者に 亡き母にささぐ/デイリースポーツ online”. デイリースポーツ online. 2021年8月6日閲覧。
  11. ^ 「大役いただき光栄」 五輪閉会式で旗手の喜友名、背筋伸ばし - 琉球新報デジタル”. 琉球新報 (2021年8月8日). 2021年8月9日閲覧。
  12. ^ 空手金の喜友名が閉会式旗手 「最後まで日本人らしさを」”. Sponichi Annex. スポーツニッポン (2021年8月9日). 2021年8月9日閲覧。
  13. ^ 「喜びよりもまず礼 マジでカッコイイ」 喜友名選手、「金」決勝直後に座礼”. 沖縄タイムスプラス. 沖縄タイムス (2021年8月8日). 2021年9月26日閲覧。
  14. ^ 沖縄に初の金メダル届けた「剛」と「柔」 喜友名諒が語る形の本質”. 朝日新聞デジタル. 朝日新聞社 (2021年8月6日). 2021年9月26日閲覧。
  15. ^ 亡母に約束の「金」喜友名 沖縄勢で初…表彰台遺影手に報告”. 読売新聞オンライン. 読売新聞社 (2021年8月7日). 2021年9月26日閲覧。
  16. ^ ゴールドポストプロジェクト”. 首相官邸 オリンピック・パラリンピックレガシー推進室. 2022年6月6日閲覧。
  17. ^ 全日本強化選手・団体形チーム(喜友名諒、金城新、上村拓也)現役引退会見を実施(全日本空手道連盟、2023年3月17日)
  18. ^ “喜友名諒さん現役引退 盟友とともに歩んだ空手道”. QAB NEWS Headline. (2023年3月20日). https://www.qab.co.jp/news/20230320169126.html 2024年3月15日閲覧。 
  19. ^ 大会結果一覧”. 全日本空手道連盟. 2019年6月12日閲覧。
  20. ^ WKF Ranking - Category:MALE KATA(RYO KIYUNA)”. WKF. 2019年6月12日閲覧。
  21. ^ アジア大会 喜友名諒が「金」空手・男子形”. 毎日新聞 (2018年8月25日). 2019年6月12日閲覧。
  22. ^ “東京五輪で金メダルの可能性大。空手「形」男女のエースが圧巻の優勝”. web Sportiva (集英社). (2019年9月10日). https://sportiva.shueisha.co.jp/clm/othersports/fight/2019/09/10/___split_20/ 2019年9月11日閲覧。 
  23. ^ 『官報』第250号、令和3年11月4日

関連項目

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外部リンク

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