国家映画賞 監督賞

国家映画賞
監督賞
第66回国家映画賞英語版授賞式で監督賞を受賞するアディティヤ・ダール
受賞対象最も優れた映画監督
会場ニューデリー
インドの旗 インド
主催インド国立映画開発公社
報酬証書、賞金30万ルピー
初回1967年英語版
最新回2022年
初代受賞者サタジット・レイ
最新受賞者スーラジ・バルジャーティヤ

国家映画賞 監督賞(こっかえいがしょう かんとくしょう、National Film Award for Best Direction)は、国家映画賞の賞の一つ。 1967年に創設され、映画祭事務局[脚注 1]が任命した選考委員会によって選ばれた映画監督が受賞する。受賞者には証書と賞金30万ルピーが贈られる[脚注 2][6]インド映画には20を超える言語映画が存在するが、このうち最も監督賞を受賞した言語映画はベンガル語映画の16回であり、続いてマラヤーラム語映画(13回)、ヒンディー語映画(11回)、タミル語映画(4回)、英語映画(3回)、カンナダ語映画(2回)、マラーティー語映画(2回)、アッサム語映画英語版(1回)、パンジャーブ語映画英語版(1回)となっている。

最初に受賞したのは1967年に『Chiriyakhana』を監督したサタジット・レイであり[7]、2017年時点で彼は歴代最多受賞者(受賞回数6回)となっている[8]アドゥール・ゴーパーラクリシュナンは1972年の監督デビュー作『Swayamvaram』で受賞者となった[9]ムリナール・セーンは4回受賞しており、異なる言語映画(ヒンディー語映画、ベンガル語映画)で監督賞を受賞した唯一の監督でもある[10]第19回国家映画賞英語版では初めて共同監督(B・V・カラント英語版ギリーシュ・カルナード英語版)が監督賞を受賞している[11]

受賞者

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1960年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
1967年
(第15回)
英語版
サタジット・レイ 動物園英語版 ベンガル語 [12]
1968年
(第16回)
英語版
サタジット・レイ グビとバガの冒険英語版 [13]
1969年
(第17回)
英語版
ムリナール・セーン ソーム旦那の話英語版 ヒンディー語 [14]

1970年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
1970年
(第18回)
英語版
サタジット・レイ 対抗者英語版 ベンガル語 [15]
1971年
(第19回)
英語版
B・V・カラント英語版 Vamsha Vriksha カンナダ語 [16]
ギリーシュ・カルナード英語版
1972年
(第20回)
英語版
アドゥール・ゴーパーラクリシュナン Swayamvaram マラヤーラム語 [17]
1973年
(第21回)
英語版
マニ・コウル英語版 夫になりたかった幽霊英語版 ヒンディー語 [18]
1974年
(第22回)
英語版
サタジット・レイ 黄金の砦英語版 ベンガル語 [19]
1975年
(第23回)
英語版
サタジット・レイ ミドルマン [20]
1976年
(第24回)
英語版
P・ランケシュ英語版 Pallavi カンナダ語 [21]
1977年
(第25回)
英語版
ゴーヴィンダン・アラヴィンダン英語版 黄金のシーター英語版 マラヤーラム語 [22]
1978年
(第26回)
英語版
ゴーヴィンダン・アラヴィンダン英語版 サーカス英語版 [23]
1979年
(第27回)
英語版
ムリナール・セーン Ek Din Pratidin ベンガル語 [24]

1980年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
1980年
(第28回)
英語版
ムリナール・セーン Akaler Shandhaney ベンガル語 [25]
1981年
(第29回)
英語版
アパルナ・セン英語版 36 Chowringhee Lane 英語 [26]
1982年
(第30回)
英語版
ウトパレンドゥ・チャクラバルティー英語版 Chokh ベンガル語 [27]
1983年
(第31回)
英語版
ムリナール・セーン Khandhar ヒンディー語 [28]
1984年
(第32回)
英語版
アドゥール・ゴーパーラクリシュナン Mukhamukham マラヤーラム語 [29]
1985年
(第33回)
英語版
シャーム・ベネガル英語版 ゴアの恋歌英語版 ヒンディー語 [30]
1986年
(第34回)
英語版
ゴーヴィンダン・アラヴィンダン英語版 オリダット あるところで英語版 マラヤーラム語 [31]
1987年
(第35回)
英語版
アドゥール・ゴーパーラクリシュナン Anantaram マラヤーラム語 [32]
1988年
(第36回)
英語版
シャジ・N・カルン英語版 Piravi マラヤーラム語 [33]
1989年
(第37回)
英語版
アドゥール・ゴーパーラクリシュナン Mathilukal マラヤーラム語 [34]

1990年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
1990年
(第38回)
英語版
タパン・シンハー英語版 Ek Doctor Ki Maut ヒンディー語 [35]
1991年
(第39回)
英語版
サタジット・レイ 見知らぬ人 ベンガル語 [36]
1992年
(第40回)
英語版
ゴータム・ゴース Padma Nadir Majhi ベンガル語 [37]
1993年
(第41回)
英語版
T・V・チャンドラン英語版 Ponthan Mada マラヤーラム語 [38]
1994年
(第42回)
英語版
ジャヌ・バルア英語版 Xagoroloi Bohudoor アッサム語英語版 [39]
1995年
(第43回)
英語版
サイード・アクタル・ミルザ英語版 Naseem ヒンディー語 [40]
1996年
(第44回)
英語版
アガティヤン英語版 Kadhal Kottai タミル語 [41]
1997年
(第45回)
英語版
ジャヤラージ英語版 神の戯れ英語版 マラヤーラム語 [42]
1998年
(第46回)
英語版
ラジーヴナート英語版 Janani マラヤーラム語 [43]
1999年
(第47回)
英語版
ブッダデーブ・ダースグプタ Uttara ベンガル語 [44]

2000年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
2000年
(第48回)
英語版
リトゥポルノ・ゴーシュ英語版 Utsab ベンガル語 [45]
2001年
(第49回)
英語版
B・レーニン英語版 Ooruku Nooruper タミル語 [46]
2002年
(第50回)
英語版
アパルナ・セン英語版 ミスター&ミセス・アイヤル英語版 英語 [47]
2003年
(第51回)
英語版
ゴータム・ゴース Abar Aranye ベンガル語 [48]
2004年
(第52回)
英語版
ブッダデーブ・ダースグプタ Swapner Din ベンガル語 [49]
2005年
(第53回)
英語版
ラーフル・ドラキア Parzania 英語 [50]
2006年
(第54回)
英語版
マドゥール・バンダルカル英語版 Traffic Signal ヒンディー語 [51]
2007年
(第55回)
英語版
アドゥール・ゴーパーラクリシュナン Naalu Pennungal マラヤーラム語 [52]
2008年
(第56回)
英語版
バーラ英語版 Naan Kadavul タミル語 [53]
2009年
(第57回)
英語版
リトゥポルノ・ゴーシュ英語版 Abohomaan ベンガル語 [54]

2010年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
2010年
(第58回)
英語版
ヴェトリマーラン英語版 Aadukalam タミル語 [55]
2011年
(第59回)
英語版
グルヴィンダル・シン英語版 Anhe Ghore Da Daan パンジャーブ語英語版 [56]
2012年
(第60回)
英語版
シヴァージ・ロータン・パティル英語版 Dhag マラーティー語 [57]
2013年
(第61回)
英語版
ハンサル・メータ英語版 シャヒド英語版 ヒンディー語 [58]
2014年
(第62回)
英語版
シュリジート・ムカルジー英語版 Chotushkone ベンガル語 [59]
2015年
(第63回)
英語版
サンジャイ・リーラー・バンサーリー バージーラーオとマスターニー英語版 ヒンディー語 [60]
2016年
(第64回)
英語版
ラジェシュ・マプスカル英語版 Ventilator マラーティー語 [61]
2017年
(第65回)
英語版
ジャヤラージ英語版 Bhayanakam マラヤーラム語 [62]
2018年
(第66回)
英語版
アディティヤ・ダール URI/サージカル・ストライク ヒンディー語 [63]
2019年
(第67回)
英語版
サンジャイ・プラン・シン・チャウハン英語版 Bahattar Hoorain [64]

2020年代

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画像 受賞者 作品名 言語 出典
2020年
(第68回)
英語版
サシー英語版 Ayyappanum Koshiyum マラヤーラム語 [65]
2021年
(第69回)
ニキル・マハージャン Godavari マラーティー語 [66]
2022年
(第70回)
スーラジ・バルジャーティヤ Uunchai ヒンディー語 [67]

脚注

[編集]

注釈

[編集]
  1. ^ 第69回国家映画賞からはインド国立映画開発公社が機能を引き継いでいる。
  2. ^ 第54回国家映画賞英語版以前は5万ルピー[1]第35回国家映画賞英語版では2万5000ルピー[2]第15回国家映画賞英語版から第34回国家映画賞英語版までは2万ルピー[3][4]第35回国家映画賞英語版から第69回国家映画賞までは25万ルピーだった[5]

出典

[編集]
  1. ^ 53rd National Film Awards – 2006” (PDF). Directorate of Film Festivals (2006年). 29 October 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年8月5日閲覧。
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  3. ^ 21st National Film Awards”. International Film Festival of India. 1 November 2013時点のオリジナルよりアーカイブ。29 September 2011閲覧。
  4. ^ 15th National Film Awards”. International Film Festival of India. 20 October 2012時点のオリジナルよりアーカイブ。21 September 2011閲覧。
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  8. ^ Fun Facts about the National Awards”. Rediff.com (7 April 2015). 12 March 2018時点のオリジナルよりアーカイブ12 March 2018閲覧。
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