一般国道 | |
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国道321号 | |
地図 | |
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総延長 | 83.9 km |
実延長 | 83.9 km |
現道 | 82.1 km |
制定年 | 1970年(昭和45年) |
起点 | 高知県四万十市(北緯32度58分48.30秒 東経132度55分38.76秒 / 北緯32.9800833度 東経132.9274333度) |
主な 経由都市 |
高知県土佐清水市 |
終点 | 高知県宿毛市(北緯32度56分0.25秒 東経132度43分11.54秒 / 北緯32.9334028度 東経132.7198722度) |
接続する 主な道路 (記法) |
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国道321号(こくどう321ごう)は、高知県四万十市から土佐清水市を経由して、宿毛市に至る一般国道である。
高知県南西部の海岸沿いに走る四国最南端の国道である。四万十市から伊豆田峠(いつたとうげ)を経て土佐清水市に至る区間は足摺岬へのメインルートの一部であり、早くから改修が進んでいたが、一方で土佐清水市と幡多郡大月町にまたがる叶崎(かなえざき)前後はこの路線きっての難所として知られた。現在では後者の区間も片側1車線幅に整備され、「足摺サニーロード」の愛称を持つ四国地方有数の観光国道となっている。
一般国道の路線を指定する政令[1][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
“南国の陽光を浴びて走る”という路線特性と路線番号の321(サニイ)にちなみ、1987年(昭和62年)に足摺サニーロードの愛称が与えられている[4]。
1994年(平成6年)には伊豆田峠に新トンネルが開通し、その後、旧トンネル双方の坑口は埋められた。旧トンネルへの道路のうち四万十市側は葛篭山への林道と連絡しているため稀に通行車両があるが、土佐清水市側は行き止まりなのでほとんど手入れされておらず廃道と化している。延長2.160 kmの以布利バイパスが2009年(平成21年)8月2日に供用を開始した[5]。
起点は、四万十市の中心街で「土佐の小京都」ともよばれる中村市街地にある[8]。中村市街地を外れると「日本最後の清流」と称される四万十川があり、さらに南の太平洋の海岸線沿いに道路が走る[8]。土佐清水市大岐に幅800 m、長さ1500 mの白浜が続く大岐海岸は、花崗岩が浸食運搬されてできた海岸として知られる[8]。土佐清水市街地から南に延びる岬である足摺岬は、田宮寅彦の同名小説でも知られ、ツバキの回廊と灯台のある切り立った断崖絶壁の景観が広がるところである[6]。海の駅があるあしずり港から西に竜串があり、海食・風食による奇岩が連なる海中公園や海洋館、竜串貝類展示館海のギャラリーなどの施設がある。竜串から叶崎までの海岸線沿い区間は、絶壁と白波が砕け散る奇岩奇勝が続くところで、雄大な自然を損なうことのないように道路改良も工夫されている[6]。
交差する道路 | 市町村名 | 交差する場所 | ||
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国道56号 | 四万十市 | 不破 | 起点 | |
国道56号 / 中村宿毛道路 | 坂本 | [注釈 4] | ||
高知県道46号中村宿毛線 | 実崎 | |||
高知県道343号間崎布堂ヶ谷線 | 間崎 | |||
高知県道346号中村下ノ加江線 | 土佐清水市 | 下ノ加江 | ||
高知県道343号間崎布堂ヶ谷線 | 下ノ加江 | |||
高知県道21号土佐清水宿毛線 | 下ノ加江 | |||
高知県道27号足摺岬公園線 | 旭町 | |||
高知県道28号宿毛宗呂下川口線 | 下川口 | |||
高知県道352号清王新田貝ノ川線 | 貝ノ川 | |||
高知県道352号清王新田貝ノ川線 | 幡多郡 | 大月町 | 大字清玉 | |
高知県道352号清王新田貝ノ川線 | 大字清玉 | |||
高知県道43号柏島二ツ石線 | 大字鉾土 | |||
高知県道357号安満地福良線 | 宿毛市 | 小筑紫町福良 | ||
高知県道28号宿毛宗呂下川口線 | 小筑紫町福良 | |||
高知県道46号中村宿毛線 | 小筑紫町伊与野 | |||
高知県354号片島港線 | 駅前中央2丁目 | |||
国道56号 []国道320号[] |
宿毛 | 終点 |