国道332号(こくどう332ごう)は、沖縄県那覇市の那覇空港から明治橋に至る一般国道である。
那覇市の那覇空港ターミナル前に位置する空港南口交差点から、同市の国道58号終点でもある明治橋を結ぶ、延長約3.9 kmの一般国道の路線で、いわゆる港国道の一つ。実延長3.0 kmの単独区間は、那覇空港から国道331号交点までで、路線の途中に位置する那覇市垣花町の垣花交差点から終点・明治橋までは、国道331号との重用区間である。
2006年(平成18年)から那覇空港の新ターミナルから延びる道路が国道の路線に追加指定された際に、2009年までの約3年間は旧ターミナルからの道路と併せて、地図上では起点が2箇所ある変則的で珍しい二股の国道路線であった。
一般国道の路線を指定する政令[2][注釈 1]に基づく起終点および重要な経過地は次のとおり。
- 1953年(昭和28年) - 軍道7号線として指定される(のちに那覇空港 - 那覇軍港入口が政府道となる)
- 1972年(昭和47年)5月15日 - 本土復帰と同時に軍道7号線のうち那覇軍港入口 - 垣花交差点、政府道7号線のうち那覇空港 - 那覇軍港入口が一般国道332号として指定(指定された区間は那覇空港 - 那覇市通堂町3丁目)。
- 1983年(昭和58年)
- 2006年(平成18年)4月 - 那覇空港旧国内線ターミナル前 - 現国内線ターミナル前の沖縄県道231号那覇空港線が国道に昇格され、本路線に編入される。そのため起点が事実上2か所存在することになった(法令上の起点は従来の旧国際線ターミナル跡前)。
- 2009年(平成21年)
- 5月27日 - 現国内線ターミナル前の起点を法令上の起点とする政令の改正が公布された。すなわち従来の起点である「那覇市字鏡水崎原307番」が、政令の改正後は「那覇市字安次嶺那崎原526番3」とされた。これにより起点が2つ存在する状態は解消された。なお、この政令(一般国道の指定区間を指定する政令[4])の施行日は2009年6月1日である[5]。
- 7月10日 - 旧国内線ターミナル前 - 空港入口交差点の国道332号旧道部分が、6時に通行止めにされ、廃道となる[6]。
- 那覇空港通り(単に空港通りと呼ぶ場合もある。ただし、沖縄市にも空港通りと呼ばれる路線あり)
- 23番・具志川線(琉球バス交通) 那覇空港発着のみ
- 26番・宜野湾空港線(琉球バス交通)
- 83番・玉泉洞線(琉球バス交通) 那覇空港発着のみ
- 99番・天久新都心線(琉球バス交通) 那覇空港発着のみ
- 111番・高速バス(琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス・東陽バス共同運行)
- 113番・具志川空港線(琉球バス交通)
- 117番・高速バス(琉球バス交通・沖縄バス・那覇バス共同運行)
- 120番・名護西空港線(琉球バス交通・沖縄バス共同運行)
- 123番・石川空港線(琉球バス交通)
- 125番・普天間空港線(那覇バス)
- 152番・イオンモール沖縄ライカム(高速)線(琉球バス交通)
- 190番・知花空港線(琉球バス交通)2022年10月17日運行開始[7]
- 888番・やんばる急行バス(やんばる急行バス) 那覇空港自動車道経由の急行便やてだこ浦西駅発着便を除く
- 空港リムジンバス全路線(沖縄バス)
- カヌチャシャトルバス(琉球バス交通)
- 沖縄エアポートシャトル(沖縄エアポートシャトル) 一部の便を除く
- 美ら海ライナー(カリー観光)
- ^ 一般国道の路線を指定する政令の最終改正日である2004年3月19日の政令(平成16年3月19日政令第50号)に基づく表記。
- ^ a b c d e f g 2022年3月31日現在
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1 - 100 (1 - 57号は旧一級国道。59 - 100号は欠番) |
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101 - 200 (旧二級国道、109 - 111号は廃止・欠番) |
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201 - 300 (201 - 271号は旧二級国道、214 - 216号は廃止・欠番) |
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