地球規模問題に取組む国際議員連盟(ちきゅうきぼもんだいにとりくむこくさいぎいんれんめい、英: Parliamentarians for Global Action、仏: Action Mondiale des Parlementaires、西: Acción Mundial de Parliamentarios)は、一国単独の議会では解決が困難な様々な地球規模の協力が必要な分野に於ける各国の国会議員の相互協力を推進する目的で設立された国際議員連盟である。略称はPGA。国際的な反グローバリズム市民ムーヴメントであるPeoples Global Action(同、PGA)とは区別される。
PGAは軍縮、民主主義の擁護、紛争予防、国際法と人権、持続可能な開発などの地球規模の問題に取り組む目的で1978年、 アメリカ合衆国と カナダ議会の主導のもと設立された。現在、112カ国の議会、及びアフリカ地域を代表する西アフリカ諸国経済共同体(ECOWAS)議会と欧州地域を代表する欧州議会の2つの地域議会から1300余名の国会議員がメンバーとして活動している。
PGAの本部はニューヨークに置かれ、国際事務局がその運営を行う。
規約によりPGA会員は次の要件を満たされなければならないとされる。
1. 自由選挙により選出された個人であること。 2. その選挙が複数の政党あるいは政党に属さない個人に対して行われる性格のものであること。 3. その個人の属する議会では自由な議論を行う環境が揃っていること。 4. その個人の属する議会では政府提案の法案を差し戻すことが可能なこと。
PGAの日本支部である「地球規模問題に取組む国際議員連盟日本委員会」(英: Parliamentarians for Global Action Japan National Committee)は、1992年に発足した。略称は「PGAジャパン」(PGA Japan)。現在の会長は元自民党衆議院議員の森山眞弓が務める。
PGAジャパンの会員は25名となっている。
衆議院からは12名の国会議員がPGAジャパンに所属している。
参議院からは13名の国会議員がPGAジャパンに所属している。