天台山 | |
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隋代に建てられた国清寺、および国慶宮塔 | |
最高地点 | |
標高 | 1,138 m (3,734 ft) |
座標 | 北緯29度10分44秒 東経121度02分32秒 / 北緯29.178843度 東経121.042213度 |
地形 | |
プロジェクト 山 | |
天台山(てんだいさん)は、中国浙江省天台県の北方2kmにある霊山である。最高峰は華頂峰で標高1,138m。現在は中華人民共和国国家級風景名勝区(1988年認定)[1]、中国の5A級観光地(2015年認定)[2]。旧字表記でも「天台山」であり、「天臺山」は誤り。
桐柏峰・仏隴峰・赤城峰・瀑布峰などの峰々が存在する。中国三大霊山の一つ。仏教との関係では、天台智顗(538年 - 597年)が太建7年(575年)からこの天台山に登って天台教学を確立した。
呉の赤烏年間(238年 - 251年)に仏教寺院が建立された、という伝承がある。支遁や曇光、竺曇猷らの僧が、この山中に住した。また、後漢のころから道教の聖地ともされていた。
竺曇猷は天台県の隣の三門県でも活躍し、国清寺の下院として密教の道場多宝講寺なども建立してある。[3]
法華経を根本経典とした中国天台宗の開祖智顗ゆかりの地として、古くから仏教信仰を集めている。仏隴峰の南山麓に天台大師(智顗)の国清寺がある。
天台山の名は日本では日本天台宗山門派の総本山の比叡山(滋賀県大津市)の別名として使われることもある。