奄美空港(あまみくうこう、英: Amami Airport)は、鹿児島県奄美市(奄美大島)にある地方管理空港。2,000 mの滑走路と平行誘導路がある。
奄美大島北東部の、奄美群島国定公園(2017年に奄美群島国立公園に指定[3])内の沿岸海域を埋め立てて造成された[4]。
1964年の供用開始時は現在の南方約2kmの陸上に位置していたが、滑走路延長の用地確保が進まず、現在位置に新空港を建設し、1988年から供用されている[4]。
元のウィキデータクエリを参照してください.
年間利用客数は合計884,550人(2019年度速報値)[2]。
2024年3月現在。
奄美空港では各月毎に就航スケジュールが変化しているため、詳細情報は月間時刻表を参照されたし。
運行本数・所要時間・料金等の詳細は、該当項目や公式サイトにて最新情報を確認されたい。
- しまバス
- 与儀又 - 赤尾木 - 空港 - 佐仁
- ホテルウエストコート奄美(奄美市名瀬)発着便(龍郷町赤尾木経由)
奄美市名瀬経由で住用村経由瀬戸内町古仁屋まで連絡バスがあり、さらに瀬戸内町古仁屋行きは途中で宇検村方面への接続バスあり。[17]
2016年7月30日から空港=旧名瀬市街地間連絡バスは従来の便毎に出発から30分毎の出発へ変更、到着便の遅延により市内行バスが利用できなくなる場合もあり詳細は要確認。
- 2016年9月からLCC就航による空港利用者増加や「奄美・琉球」の世界自然遺産登録を見据え、
PBB(旅客乗降橋)と到着便手荷物受渡ターンテーブルを各計2基に増設、出発待合室の拡張し[18]、2018年7月9日から供用開始した。
- 見学者デッキ、有料待合室、ターミナルビル内売店・飲食店、総合案内所、コインロッカー、館内Wi-Fi対応など有り
- 鹿児島銀行ATM-ターミナルビル1階チケットロビー内(終日:9~19時稼働)
- 旅客ターミナル南側に航空貨物上屋ありその南側にJAC夜間駐機用格納庫あり[19]
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琉球エアーコミューターのDHC-8
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奄美空港内チェックインカウンター
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- 旧空港は、1983年7月1日から閉港直前の1988年6月14日まで、日本エアコミューターの本社が置かれていた。移転後の旧空港跡地は長らくその利用方法が検討されていたが、2001年に、奄美の自然や文化などを紹介する施設の奄美パークが完成した。
- 喜界空港との距離が約26km(16マイル)であり、間には海しかないため、視界の良いときは奄美空港ターミナルビルからは奄美空港発喜界空港行きの航空機を、離陸から着陸直前まで肉眼で観察できる。
現空港計画時の需要予測で中型機ジェット機運用も想定し、最大エアバスA300クラスの運用想定し、用地確保及び造成建設されていて1988年供用開始時その後数回のエプロン拡張、誘導路も1996年に設置され[20]、滑走路では同規模の宮古空港より誘導路がある分、機体取り回しも容易だが、2023年の台風6号接近時、迷走台風で海路再開見通しがたたない状況で、宮古空港はイオンとJALの協力で767による 災害緊急物資輸送を実施されたが[21]、 ボーイング767運用環境及び実績が無い奄美は未実施となった。
もともと奄美空港は航空管制官の配置がなく、航空管制運航情報官のみを配置する「レディオ空港」であった。2021年10月より、360度カメラなどを用いて、那覇空港の那覇飛行援助センターから航空管制運航情報官が現地映像を見ながら飛行場対空援助業務をする「リモートRADIO(レディオ)」が開始され航空管制運航情報官の配置が廃止された[22]。2022年11月25日、無線機故障により一時発着不能になり、予備無線機へ交換し対応したがリモートRADIOによる那覇空港事務所の航空管制運航情報官確認に約1時間半時間がかかりその間の発着便運航に影響が出た[23]。
- チャーター便として中日本エアラインサービスや日本トランスオーシャン航空[24]、フジドリームエアラインズ[25] の運航実績あり[いつ?]。
- 琉球エアーコミューターが就航する空港で沖縄県外にある空港は長年当空港と与論空港だけであり、また当空港は琉球エアーコミューターが就航する空港では最北端の空港であったが、同じJALグループである日本エアコミューターの運航機材更新により同空港で運用されるDHC-8はRACの1往復のみになり効率が悪く、JACの奄美群島アイランドホッピングルート(奄美 - 徳之島 - 沖永良部 - 那覇)での競合就航やCOVID-19流行などにより就航状況が流動的となったこともあり、2022年7月からJACによる運航に切り替えられ(同時にJAC運航の奄美 - 与論便を統合し、奄美 - 那覇の往復運航から奄美 → 与論 → 那覇 → 奄美の経路に変更)、RACは奄美空港から撤退した。
- スカイマークが、2010年9月1日 - 10月30日と2011年3月27日 - 10月29日の間、鹿児島空港と1往復を運航していた。季節運航扱いのため、8年近く運航されなかったが、2018年8月1日より、鹿児島空港-中部国際空港線開設と同時に同線で使用する飛行機の運用に伴い奄美空港-鹿児島空港線に1日2往復で再参入した。同社は乗継割引を導入したため鹿児島空港との間に路線が開設されている東京国際空港(羽田空港)、中部国際空港、神戸空港の3路線については、奄美空港を発着する乗継指定便への搭乗前提で航空券を購入することにより、本空港と鹿児島空港間は3,000円で搭乗できる。運用上中部 - 鹿児島線の運航に遅れが生じた場合には奄美 - 鹿児島線の運航にも影響が及ぶため、欠航が生じる場合がある。なお、奄美豪雨が発生した2010年10月20日から撤退の10月30日までの期間限定で値下げ運賃をすべての搭乗者に適用した[26]。
- 2010年のスカイマーク就航時は、空港内に常設カウンターは設置せず、特設カウンターを設置し、チケットの変更・取消・払戻並びに発券は行わないシステムだったが、2011年3月27日からの再就航時は、スカイマークの特設カウンターの営業時間内であれば、変更・取消・払戻ならびに発券が可能となった。また、パッセンジャーボーディングブリッジ (PBB)を使用せず、乗客はタラップによる乗り降りを行い、機体はトーイングカーを使用せず、自走での折り返しによる運用を行っていたが、2018年の再々就航以降はトーイングカーとタラップ車を配備し、他空港と同じ運用するようになった[27]。2019年8月14日には台風10号接近に伴い奄美空港到着が19:48と遅延して、折返し鹿児島空港運用時間外及び台風接近による荒天のため、当日運用を奄美空港で打ち切り奄美/鹿児島/中部の区間は欠航、翌日の中部/鹿児島/奄美の区間も欠航させて奄美始発で夜間駐機運用した。
- 2014年から就航していたバニラエアも、LCCのためPBBは使用しておらず、乗客はステップ車による乗降を行っていたが、2017年(平成29年)6月5日には、バニラエア運航の奄美/関西線にて、身体障害者が這ってタラップを登って搭乗する事件が起き、障害者差別解消法の面から問題になり、国土交通省も対応することとなった。搭乗トラブル以降バニラエアは、アシストストレッチャー(座った状態で運べる担架)を導入し、その後、ステップ昇降機も導入し、2019年PBB増設以降は便によってPBB運用対応を行うようになった。バニラエアの運航を引き継いだpeachも、同様の運用を行っている。
- 全日本空輸(ANA)グループは、2001年に旧エアーニッポンが運航を撤退して以後、グループとしては2014年のLCCのバニラエア就航まで間が空き、バニラ統合によりpeach引き継ぎ時も夏期繁忙期機材仕様変更のため運休も発生したり、2022年10月30日より、日本エアコミューターが運航する一部便を除く各離島間路線および鹿児島線でコードシェアを開始[28]したが、2023年冬期からはANAグループとして隔日運航となり経営陣に出身者がいるが奄美は重点を置かれていない。
- ^ 本空港で沖永良部への乗り継ぎが可能。
- ^ 奄美→与論→那覇→奄美というルートで運航されている。
- ^ 鹿児島空港で神戸/中部/羽田行き各路線に乗り継ぎ可能
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