奥羽本線(おううほんせん)は、福島県福島市の福島駅から、東北地方の山間部を縦貫し、山形県・秋田県を経由して青森県青森市の青森駅に至る鉄道路線(幹線)である。
一部区間ではミニ新幹線として東北新幹線との直通運転が行われており、福島駅 - 新庄駅間には山形新幹線「つばさ」が、大曲駅 - 秋田駅間には秋田新幹線「こまち」が運転されている。このうち福島駅 - 新庄駅間には山形線(やまがたせん)の愛称がつけられている。
路線名称の由来については、「奥羽」を参照。
- 管轄・区間・路線距離(営業キロ)
- 東日本旅客鉄道
- 日本貨物鉄道
- 土崎駅 - 秋田港駅間 1.8km(第一種鉄道事業者)
- 横手駅 - 青森駅間 (256.2km)(第二種鉄道事業者)
- 新青森駅 - 青森信号場間 (4.8km)(第二種鉄道事業者)
- 軌間:
- 福島駅 - 新庄駅間 1435mm(山形駅 - 羽前千歳駅間は1067mmとの単線並列)
- 新庄駅 - 大曲駅間 1067mm
- 大曲駅 - 秋田駅間 1067mmと1435mmの単線並列(神宮寺駅 - 峰吉川駅間は1線が1435mm、もう1線は1067mmと1435mmの三線軌条[新聞 1])
- 秋田駅 - 青森駅間 1067mm
- 土崎駅 - 秋田港駅間 1067mm
- 新青森駅 - 青森信号場間 1067mm
- 駅数:
- 旅客駅:101駅(起終点駅含む)
- 奥羽本線所属の旅客駅に限定した場合、東北本線所属の福島駅[4]を除外した100駅となる[5]。なお、終点の青森駅はかつて東北本線所属[4]であったが、同線が青い森鉄道へ移管されたことにより、JRの駅としては奥羽本線所属に変更された。
- 貨物駅:2駅(旅客併設駅を除く)
- 複線区間:詳細は駅一覧も参照。
- 電化区間:土崎駅 - 秋田港駅間を除く全線(交流20,000V 50Hz)
- 閉塞方式:
- 保安装置[3]:
- ATS-P:福島駅 - 新庄駅間、大曲駅 - 秋田駅間の標準軌線
- ATS-SN:山形駅 - 羽前千歳駅間、新庄駅 - 青森駅間の狭軌線
- ATS-Ps(狭軌線のうち、一部の駅構内)
- 運転指令所:
- 福島駅 - 及位駅間:仙台総合指令室 (CTC)
- 及位駅 - 青森駅間:秋田総合指令室 (CTC)
- 運転取扱駅(駅が信号を制御、運行を管理):山形駅・秋田貨物駅・弘前駅・青森駅
- 準運転取扱駅(異常時、入換時は駅が信号を制御):新庄駅・横手駅・秋田駅・土崎駅・東能代駅・大館駅
- 車両基地所在駅:山形駅・秋田駅
- 最高速度:
- 福島駅 - 新庄駅間(1435mm軌間) 優等列車130km/h、普通列車110km/h
- 山形駅 - 羽前千歳駅間(1067mm軌間) 95km/h
- 新庄駅 - 大曲駅間 95km/h
- 大曲駅 - 秋田駅間(1435mm軌間) 優等列車130km/h、普通列車110km/h
- 大曲駅 - 秋田駅間 (1067mm軌間)110km/h
- 秋田駅 - 青森駅間 95km/h
- 青森駅(滝内信号所) - 青森信号場間(貨物線) 95km/h
- 最急勾配:38.0‰(峠駅 - 大沢駅間など)
2022年10月1日現在、JR東日本の各支社の管轄区間は以下のようになっている[6]。
2014年4月1日より福島駅 - 新庄駅間が大都市近郊区間として新設された「仙台近郊区間」となり、同時に山形駅でICカード乗車券「Suica」が利用可能となった[報道 1]。さらに2023年5月27日には、和田駅 - 追分駅、弘前駅 - 青森駅で[報道 2]利用可能になったほか、2024年3月16日にはかみのやま温泉駅 - 村山駅(導入済みの山形駅以外の区間内の各駅)[報道 3]でもSuicaが利用可能になった。
1892年(明治25年)鉄道敷設法により奥羽線 福島より米沢、山形、秋田、弘前を経て青森に至る路線[7]として定義され、日本鉄道会社の青森駅から官営鉄道として奥羽北線、福島駅から奥羽南線として建設が開始され、1905年に全線が開業した。
停車場・施設・接続路線
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- :山形新幹線・秋田新幹線の停車駅
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- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化により東日本旅客鉄道に承継。同時に日本貨物鉄道が全線の第二種鉄道事業者となる。津軽新城駅 - 青森信号場 - 東青森駅間の営業キロ設定が廃止。日本貨物鉄道が新青森駅 - 青森信号場間に第二種鉄道事業の営業キロを設定。
- 1990年(平成2年)
- 1991年(平成3年)
- 3月16日:糠ノ目駅が高畠駅に、大鰐駅が大鰐温泉駅に改称。
- 8月27日:米沢駅 - 上ノ山駅間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休およびバス代行[新聞 39]。
- 9月3日:福島駅 - 蔵王駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 10月8日:関根駅 - 上ノ山駅間が山形新幹線直通化による改軌工事のため運休およびバス代行。
- 11月3日・4日:切替工事のため福島駅 - 山形駅間の全列車が運休、バス代行。
- 11月5日:福島駅 - 山形駅間が標準軌に改軌。ただし普通列車は全て米沢駅で系統分割されたほか、快速「ざおう」が福島駅 - 米沢駅・赤湯駅間と米沢駅 - 山形駅間で運転を開始した[新聞 40]。笹木野駅 - 庭坂駅間が複線化。
- 1992年(平成4年)
- 1993年(平成5年)
- 7月1日:秋田駅 - 青森駅間でPRCを導入[新聞 41]。
- 8月23日:院内駅 - 秋田駅および追分駅 - 八郎潟駅間でワンマン運転を開始[93]。
- 12月1日:山形駅 - 青森駅間の客車列車(50系・弘前駅 - 青森駅間は12系2000番台も使用)の運用が終了し、701系電車が投入される。八郎潟駅 - 大館駅間でワンマン運転を開始[93]。
- 1994年(平成6年)
- 1995年(平成7年)
- 1997年(平成9年)3月22日:秋田新幹線が開業(大曲駅 - 秋田駅間上り線が改軌。神宮寺駅 - 峰吉川駅間下り線が三線軌化)。
- 1998年(平成10年)10月27日:山形駅 - 羽前千歳駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため単線化[新聞 43]。
- 1999年(平成11年)
- 3月12日:天童駅 - 新庄駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休およびバス代行[96]。金谷信号場・鳥越信号場が廃止。
- 3月31日:羽前千歳駅 - 漆山駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 7月1日:羽前千歳駅 - 新庄駅間が山形新幹線延伸による改軌工事のため運休。山形駅 - 新庄駅間バス代行輸送(ただし、左沢線および仙山線乗り入れ部分は通常通り運転)。蔵王駅 - 山形駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 12月4日:山形新幹線新庄延伸(山形駅 - 新庄駅間改軌、愛称「山形線」を福島駅 - 新庄駅間に拡大)。蟹沢駅が山形寄りに0.6km移転してさくらんぼ東根駅に改称。楯岡駅が村山駅に改称。
- 2002年(平成14年)4月1日:山形駅 - 羽前千歳駅間の日本貨物鉄道の第二種鉄道事業が廃止。
- 2010年(平成22年)12月4日:青い森鉄道線八戸駅 - 青森駅間の開業に伴い、同線との直通運転が新青森駅 - 青森駅間で開始。
- 2012年(平成24年)12月1日:この年度より赤岩駅が冬季間(12月1日 - 翌年3月25日)限定で全列車通過駅となる[報道 4]。
- 2013年(平成25年)9月27日:追分駅 - 大久保駅間の大清水信号場が廃止[要出典]。
- 2014年(平成26年)4月1日:福島駅 - 新庄駅間が新設の仙台近郊区間となり、山形駅でICカード乗車券「Suica」サービス開始[報道 1]。
- 2015年(平成27年)3月14日:天童南駅が開業。
- 2017年(平成29年)
- 3月4日:赤岩駅が通年通過駅となる[報道 5]。既に冬季休業中であったため、2016年(平成28年)11月30日が実質的な最終営業日となった。
- 8月3日:秋田港に寄港するクルーズ客船の乗客の輸送のため、秋田港駅 - 秋田駅間に臨時旅客列車を6日まで運行[97](7月21日に、JR東日本に対し期間を限定した土崎駅 - 秋田港駅間の第二種鉄道事業が許可[98])。以後、2018年・2019年の4 - 11月と[2]2022年の5 - 11月にも運行[2]。
- 2018年(平成30年)12月27日:板谷駅 - 峠駅間のトンネル内 (約4.1 km)で、携帯電話不通区間が解消[注釈 4][報道 6]。
- 2020年(令和2年)
- 1月24日:赤岩駅 - 板谷駅間のトンネル内 (約5.9 km)で、携帯電話不通区間が解消[報道 7]。
- 7月8日:この日までに、庭坂駅 - 赤岩駅間のトンネル内 (約4.8 km) で、携帯電話不通区間が解消[報道 8]。
- 12月15日:峠駅 - 大沢駅間および芦沢駅 - 舟形駅間のトンネル内(約2.0 km)で、携帯電話不通区間が解消[報道 9]。
- 2021年(令和3年)
- 2022年(令和4年)
- 8月3日:大雨による災害の影響で東能代駅 - 大館駅間が不通になる[99]。
- 8月9日:集中豪雨に見舞われ大釈迦駅 - 鶴ケ坂駅間で路盤が崩落。浪岡駅 - 新青森駅間で運休[100]。
- 8月11日:弘前駅 - 浪岡駅間が朝7時頃から運転再開。普通列車のみ1日10往復の臨時ダイヤで運行[報道 12]。
- 8月14日:大館駅 - 弘前駅間が始発から、東能代駅 - 鷹ノ巣駅間が夕方に運転再開[報道 13]。なお、大館 - 弘前間は8月16日まで、東能代 - 鷹ノ巣間は当面間引き運行となる[報道 14]。
- 8月17日:浪岡駅 - 新青森駅間が復旧。なお、浪岡駅 - 新青森駅間を含む大館駅 - 青森駅間については、普通列車に関しては正常ダイヤに戻った[報道 15]。
- 10月7日:鷹ノ巣駅 - 大館駅間が復旧[報道 16]。同日から、特急「つがる」も全区間で運転再開。
- 2023年(令和5年)
- 2024年(令和6年)
- 1月10日:板谷駅と大沢駅が冬季間(1月10日 - 3月26日)限定で全列車通過駅となる[報道 20]。
- 3月16日:かみのやま温泉駅 - 村山駅間の全ての駅で「Suica」が利用可能になる[報道 3]。
- 7月26日:東北地方を中心とする記録的豪雨の影響で、舟形駅 - 芦沢駅間でのり面の崩壊が発生。当面の間、村山駅 - 院内駅間にて運転見合わせ[106]。
- 8月1日:村山駅 - 大石田駅間で運転再開[107]。
- 8月10日:大石田駅 - 新庄駅間で運転再開[108][109][110]。
- 8月23日:新庄駅 - 真室川駅間でバス代行輸送開始[111]
- 9月1日:新庄駅 - 院内駅間でバス代行輸送開始[新聞 45]。
- 12月1日:板谷駅が冬季間(12月1日 - 翌2025年〈令和7年〉3月26日)限定で、大沢駅が通年でそれぞれ全列車通過駅となる[報道 21][報道 22]。
- 2025年(令和7年)
路線名称としては福島駅 - 青森駅間で1つの路線であり、かつては寝台特急「あけぼの」、急行「津軽」など、全線通しで運転する列車も存在した。山形新幹線・秋田新幹線が開業し、それに伴い一部区間が標準軌へ改軌されたことにより、従来の1,067mm軌間専用車両で運転される優等列車は、1999年12月4日の山形新幹線新庄駅延伸に伴うダイヤ改正で特急「こまくさ」が快速列車に格下げ(2002年12月1日ダイヤ改正で廃止)になって以降は秋田駅以北のみの運転となった。普通列車も運行系統としては大きく以下の4つの区間に分かれている。
山形新幹線「つばさ」が走行する区間である。板谷峠という難所が途中に存在する。新幹線からの直通列車を走らせるために標準軌へ改軌されている都合上、この区間を走行する車両を新庄駅以北で運転することは不可能になっている。また、この区間の在来線普通列車は「山形線」の愛称が付けられ、奥羽本線の他区間と区別されている。運行形態は基本的に福島駅 - 庭坂駅・米沢駅間、米沢駅 - 山形駅間、山形駅 - 新庄駅と3つの区間に分けて運転されている。
山形・秋田県境の山間部および盆地を走る区間で、普通列車や快速列車のみが設定されているが、かつては他区間と同様に昼夜問わず優等列車が運転されていた。新庄駅 - 秋田駅間を直通する普通列車に加え、新庄駅 - 真室川駅間と院内駅・湯沢駅・横手駅 - 秋田駅間の区間列車が設定されており、新庄駅 - 湯沢駅間は2 - 4時間に1本程度、湯沢駅 - 横手駅間は1 - 2時間に1本程度、横手駅 - 大曲駅間は1時間に1本程度運行されている。ワンマン運転を行う列車が多い。山形新幹線の終点である新庄駅と秋田新幹線の途中駅である大曲駅に挟まれた区間であり、湯沢や横手から秋田新幹線への乗り継ぎが便利なようにダイヤが組まれている。
全国花火競技大会時には、臨時普通列車「スターマイン号」が設定される。
秋田新幹線「こまち」が田沢湖線との直通で運行される区間。もともとは複線[注釈 6]だったが、秋田新幹線開業時に1線が標準軌に改軌された結果、標準軌線と狭軌線のそれぞれ単線が並べて敷設されている単線並列になっている。一部区間は三線軌条化されているが、2線の一方が「標準軌のみ」で他方が「標準軌+狭軌」である。
2023年3月現在の定期ダイヤでは、標準軌線は「こまち」以外には田沢湖線用の701系5000番台が出入庫のために通行し、狭軌線は後述の普通・快速列車が通行する。ワンマン運転を行う列車が多い。新幹線が運行される区間(新在直通区間)であるが、新幹線車両と在来線車両で利用ホームや線路が分けられていることもあり、「山形線」のような路線愛称はついていない。
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大曲駅 - 秋田駅間 標準軌を走行するE3系こまち
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SL秋田こまち号とスーパーこまちの並走(2013年10月13日)
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普通列車は1時間に1本程度が運行されており、朝に湯沢発秋田行きの快速列車が1本のみ運行されている。この快速は2002年11月30日まで秋田駅 - 湯沢駅 - 新庄駅間で設定されていた快速「かまくら」のうち最速達列車であった「かまくら1号」のダイヤを引き継いだものである(2016年3月26日より飯詰駅・和田駅・四ツ小屋駅が停車駅に追加)。
なお、新庄駅以北大曲駅以南 - 秋田駅間の普通・快速列車は前述のように一括りの系統となっている。ほとんどの列車は秋田駅を境界とし以北とは系統分離がされているが、早朝の下り1本のみ横手駅→追分駅と秋田駅を越える列車がある(列車番号は423M→2627Mと変わるが旅客案内上は同一列車案内)。そのほかにも秋田駅到着後に行先を変更して実質的に直通する列車がある。
全国花火競技大会[注釈 7]には、秋田駅→大曲駅間の快速列車「花火」が設定される。この列車は標準軌の秋田新幹線のルートでの走行となるため、大曲駅、神宮寺駅(下りホームのみ)、刈和野駅(下りホームのみ)、秋田駅以外の駅ではホームが無いのですべて通過するか、停車したとしても、神宮寺駅と刈和野駅を含めて旅客乗降を扱わない運転停車扱いとなる。花火大会の臨時輸送の際は、盛岡駅の田沢湖線ホームに新幹線車両が停車する光景が見られることもある。
当区間は湖西線・北陸本線・ハピラインふくい線・IRいしかわ鉄道線・あいの風とやま鉄道線・えちごトキめき鉄道日本海ひすいライン・信越本線・白新線・羽越本線とともに「日本海縦貫線」を形成していることから、通称として当区間を「奥羽北線」、福島駅 - 秋田駅を「奥羽南線」と称することがある。これらは全線開通前に「奥羽北線」「奥羽南線」と呼ばれた区間とは異なる。
優等列車以外は、大きく分けて秋田駅 - 大館駅間、大館駅 - 弘前駅間、弘前駅 - 青森駅間の3系統に分割された運行体系となっており、さらに秋田駅 - 八郎潟駅・東能代駅間、鷹ノ巣駅 - 大館駅・弘前駅間および碇ケ関駅 - 弘前駅間の区間列車や、秋田駅 - 追分駅間では男鹿線、弘前駅 - 川部駅間では五能線への直通列車がそれぞれ設定されている。おおむね1 - 2時間に1本程度の運行であるが、秋田駅 - 追分駅・八郎潟駅間、弘前駅 - 青森駅間では1時間に1 - 3本程度運行されている。また、秋田駅 - 青森駅間の直通列車が2019年3月改正の時点で毎日1.5往復設定されている。一部列車はワンマン運転を行っているが、秋田駅 - 追分駅間では運賃の車内収受は行わず、各車両の全ての扉から乗り降りができる。2010年代半ば以降、大館駅での系統分割が減少し、弘前駅での系統分割が増加する傾向にある。上りのみ羽越本線への直通列車も運行されており、東能代発酒田行きと土曜・休日運休の八郎潟発新屋行きがそれぞれ1本ずつ運行されている。 2016年3月26日の改正で、津軽新城駅 - 青森駅間の列車が新設された[注釈 8]。そのため津軽新城駅 - 青森駅では毎時2 - 3本運転されている。
2010年12月4日の改正において、青森駅 - 弘前駅間で朝5時台の列車と弘前駅終着時刻が日付を跨ぐ最終列車、弘前駅 - 大館駅間で5時台と22時台に列車が増発された。
2019年4月現在、下りには夕方から夜にかけて秋田から弘前・青森行きの快速列車が各1本、上りには朝に大館と弘前から秋田行きの快速列車が各1本(計2往復)設定されている(ただし2018年のダイヤ改正以降、これらの快速列車は秋田駅から八郎潟駅まで各駅停車となった)。このうち朝6時台の大館発秋田行き快速列車は、2002年11月30日までこの区間で設定されていた快速「しらゆき」のうち最速達列車であった「しらゆき2号」のダイヤを引き継いだものである。残り3本は2016年3月26日のダイヤ改正で減便された特急「つがる」の代替で設定されたものであり[報道 24]、このため弘前発着の列車も青森方面との接続が考慮されていて、3本とも秋田駅 - 青森駅間を特急と大差ない3時間前後で到達可能なダイヤである。2016年3月25日まではこのほかにも、かつて秋田駅 - 鹿角花輪駅(花輪線)間で設定されていた急行「よねしろ」(2002年12月1日より快速に格下げ)のダイヤを引き継いだ秋田駅 - 大館駅間の快速列車1往復(下り秋田発18時台、上り大館発8時台)が運転されていたが、その後、前述の快速列車と時刻が近接するためそれらに統合され廃止となっている。これらは2008年3月14日までは唯一の奥羽本線 - 花輪線直通列車として国鉄キハ58・28形気動車で運行されていた。
また、秋田駅 - 東能代駅間と弘前駅 - 青森駅間で五能線直通の観光列車「リゾートしらかみ」が1日3往復(冬期は最大2往復。通常は土曜・日曜日のみの1往復)運転されている。
1999年頃の大館駅 - 弘前駅間の下りは、8時前後頃から14時前後頃までの間に普通列車が無く、5 - 6時間も運転間隔が開いていた[114]。後にこの時間帯に弘前駅 - 大館駅間に1往復毎日運転の臨時列車が設定され、2008年3月15日のダイヤ改正で定期列車化の上、大館駅で接続していた秋田方面との列車と統合され、下りが酒田駅→弘前駅間の列車に、上りが弘前駅→秋田駅間の列車となった。この列車は後に下りも秋田始発となり、2010年12月4日のダイヤ改正で秋田駅 - 大館駅間と大館駅 - 青森駅間の列車に分割された。そしてこの改正で、新たに大館駅 - 弘前駅間が毎日運転の臨時列車(下り大館発12時台、上り弘前発10時台)となる大館駅 - 青森駅間の列車が1往復新設された。2014年3月15日のダイヤ改正で弘前駅で系統分割され、大館駅 - 弘前駅間の毎日運転の臨時列車は下り大館発11時台、上り弘前発9時台に設定時刻が繰り上げられた。
なお、この区間は新幹線以外の在来線優等列車が走る数少ない区間となっている。2024年3月16日改正時点では以下の列車が設定されている。すべて昼行列車。
かつて、1992年7月の山形新幹線開業に伴い、山形駅 - 新庄駅・秋田駅間を運行する特急「こまくさ」が設定されていた。山形新幹線との連絡特急としての存在が大きかったが、平日の日中を中心に乗降客が少なく(とりわけ新庄駅以北は閑散としていた)、また特急でありながら停車駅が比較的多く、特急料金をわざわざ支払って乗車する意義についての沿線住民からの意見もあり、1997年3月の秋田新幹線開業を機に大部分の運転区間が山形駅 - 新庄駅・横手駅間に短縮され、1999年3月の山形新幹線新庄延伸工事を機に新庄駅 - 秋田駅間の快速列車へと代わった[注釈 9]。「こまくさ」は全区間B特急料金が適用されていたため、秋田駅 - 大曲駅間で並走する秋田新幹線「こまち」(A特急料金適用)とは特急料金が異なっていた。
2016年3月26日の北海道新幹線開業前には、同年3月21日まで新青森駅 - 青森駅間で、新青森駅 - 函館駅間の特急「白鳥」・「スーパー白鳥」が運転されていた。
なお、新青森駅 - 青森駅間は特例として、この区間のみ寝台特急を除く特急列車に乗車する場合は乗車券のみで普通車自由席に乗車可能である。2010年12月の特例実施当初、「青春18きっぷ」などの一部の特別企画乗車券にはこの特例は適用されなかったが、2012年夏季より特例が適用されるようになった。
2021年3月改正以降、定期貨物列車は、秋田駅 - 新青森駅 - 青森信号場間で運行されている。横手駅 - 秋田駅間も事業許可は有しているが、横手オフレールステーション発着のトラック便があるのみで、定期貨物列車の運行はない。
秋田駅 - 新青森駅 - 青森信号場間は、前述のように日本海縦貫線の一部を成しており、貨物輸送が盛んである。当該区間の大半の貨物列車は、EH500形電気機関車やEF510形電気機関車が牽引するコンテナ車で編成された高速貨物列車である。当該区間のコンテナ取り扱い駅は、秋田貨物駅、大館駅、弘前駅である[115]。
土崎駅 - 秋田港駅間では、2014年3月改正時点で、1日3往復(うち2本は休日運休)の貨物列車が、秋田貨物駅発着で運行されていた[116]。秋田港駅から南北に延びる貨物線を運営していた秋田臨海鉄道の事業廃止に伴い、2021年3月改正後は列車の設定はない。
→大曲 - 秋田間の標準軌線を走行する列車については「
秋田新幹線」を、秋田 - 青森間の特急列車については運行形態の「
#秋田駅 - 青森駅間」の節で挙げた該当列車の項目を参照
普通列車には秋田総合車両センター南秋田センターに所属する701系0・100番台が全区間で使用されるほか、新庄駅 - 真室川駅間の一部の区間列車に陸羽東線・陸羽西線の間合い運用として2020年3月14日よりキハ110系気動車(小牛田運輸区所属)が使用されている。
また秋田駅 - 追分駅間で男鹿線直通列車にEV-E801系蓄電池電車、秋田駅 - 東能代駅間・弘前駅 - 青森駅間で五能線直通列車や五能線・津軽線への送り込み運用としてGV-E400系気動車、秋田駅 - 東能代駅間・弘前駅 - 青森駅間で五能線直通の臨時快速列車「リゾートしらかみ」にキハ40系・HB-E300系気動車が使用される。
起点である福島駅から米沢駅までの区間はいわゆる峠越えでも名高い板谷峠を越える。後節でも触れているが、ここは蒸気機関車時代からの難所であり、電化・高速化および標準軌化によるミニ新幹線が直通運転されるようになった後も、冬季は雪害による遅延や運休が生じやすい。米沢駅から秋田駅まではほぼ奥羽山脈の西側に沿う様な形で進路をとる。途中、山形駅までは蔵王連峰の山々、山形駅から先はしばらく月山の山を望みながら北上する。秋田駅から男鹿線と分岐する追分あたりまでは海こそ見えないが日本海沿いを通り、東能代駅まで八郎潟の東岸を通る。東能代駅から進路を東にとり大館駅を過ぎると再び奥羽山脈に沿う形で北上し矢立峠を越える。越えた後は弘前駅・浪岡駅などの津軽平野の中を西側に岩木山を望みながら走り青森駅へと至る。
ここでは駅名および主要な駅のキロ程のみ記載する。廃止駅・廃止信号場は後節参照。接続路線などの詳細は「山形線#駅一覧」を参照。また山形新幹線「つばさ」の停車駅は「山形新幹線」および「つばさ (列車)」を参照。
( ) 内は起点からの営業キロ。
福島駅 (0.0km) - 笹木野駅 - 庭坂駅 - 板谷駅 - 峠駅 - 大沢駅 - 関根駅 - 米沢駅 (40.1km) - 置賜駅 - 高畠駅 - 赤湯駅 (56.1km) - (北赤湯信号場) - 中川駅 - 羽前中山駅 - かみのやま温泉駅 - 茂吉記念館前駅 - 蔵王駅 - 山形駅 (87.1km) - 北山形駅 - 羽前千歳駅 (91.9km) - 南出羽駅 - 漆山駅 - 高擶駅 - 天童南駅 - 天童駅 - 乱川駅 - 神町駅 - さくらんぼ東根駅 - 東根駅 - 村山駅 (113.5km) - 袖崎駅 - 大石田駅 - 北大石田駅 - 芦沢駅 - 舟形駅 - 新庄駅 (148.6km)
- 累計営業キロは福島駅起算
- 標準軌線路については秋田新幹線区間のものを記載(山形新幹線・山形線用は同路線記事を参照)
- 凡例
- :秋田新幹線「こまち」停車駅(詳細は列車記事もしくは秋田新幹線を参照)
- 駅名 … ■:貨物取扱駅(オフレールステーション)
- 停車駅
- 普通…すべての旅客駅に停車
- 快速…下り列車のみ運転:▼印の駅は全列車停車、↓印の駅は全列車通過(矢印の方向のみ運転)
- 線路
- ||:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、◆:スイッチバック駅(列車交換可能)、|:単線区間(列車交換不可)、∧:これより下は複線(秋田駅標準軌については線路終点、列車交換可能)、∨:これより下は単線、(空欄):線路なし
- 強調表示(神宮寺駅 - 峰吉川駅間[* 1]):1線が軌間1,067mm(狭軌)と軌間1,435mm(標準軌)の三線軌条、もう1線が標準軌との単線並列区間。
- 駅名欄の背景色が■である駅(泉田駅 - 及位駅)は2024年7月の豪雨の影響により不通となっている区間の駅を示している(2024年8月15日現在)。
- ^ 実際には神宮寺駅構内南側のポイント - 峰吉川駅構内南側のポイント間に該当する。
2022年度の時点で、JR東日本自社による乗車人員集計[117]の除外対象となる駅(完全な無人駅。年度途中に無人となった駅を含む))は、泉田駅・羽前豊里駅・釜淵駅・大滝駅・及位駅・院内駅・横堀駅・三関駅・上湯沢駅・下湯沢駅・醍醐駅・柳田駅・後三年駅・大張野駅・四ツ小屋駅である。
- この区間は狭軌
- 累計営業キロは福島駅起算
- 凡例
- 駅名 … (貨):貨物専用駅、◆・◇・■:貨物取扱駅(貨物専用駅を除く。◇は定期貨物列車の発着なし、■はオフレールステーション)
- 停車駅
- 普通…基本的にすべての旅客駅に停車。ただし一部列車は▽印の駅を通過する。また、津軽湯の沢駅は冬季間(12月1日 ‐ 翌年3月31日)すべての列車が通過する。
- 快速…●印の駅は停車、|印の駅は通過
- 弘前始発五能線経由東能代行き快速列車については「五能線#駅一覧」を参照(撫牛子駅停車)
- 特急「つがる」・「スーパーつがる」・臨時快速「リゾートしらかみ」の停車駅は列車記事を参照
- 線路…||:複線区間、◇:単線区間(列車交換可能)、∧:これより下は複線、∨:これより下は単線
- ^ 追分駅は男鹿線の起点駅であるが、列車はすべて秋田駅まで乗り入れる。
- ^ 川部駅は五能線の終点駅であるが、列車はすべて弘前駅まで乗り入れる。
2022年度の時点で、JR東日本自社による乗車人員集計[118]の除外対象となる駅(完全な無人駅)は、泉外旭川駅・上飯島駅・鯉川駅・北金岡駅・鶴形駅・富根駅・前山駅・糠沢駅・下川沿駅・白沢駅・陣場駅・津軽湯の沢駅・長峰駅・石川駅・撫牛子駅・川部駅・大釈迦駅・鶴ケ坂駅・津軽新城駅である。
過去の接続路線
駅名
|
営業キロ
|
接続路線
|
新青森駅
|
0.0
|
東日本旅客鉄道:東北新幹線
|
(滝内信号所)
|
2.8
|
東日本旅客鉄道:奥羽本線(青森駅方面)
|
青森信号場
|
4.8
|
青い森鉄道:青い森鉄道線
|
駅名
|
営業キロ
|
接続路線
|
土崎駅
|
0.0
|
東日本旅客鉄道:奥羽本線(本線)
|
(貨)秋田港駅
|
2.7
|
|
過去の接続路線
駅に変更された信号場は除く。
- 赤岩駅:2021年3月12日廃止、庭坂駅 - 板谷駅間[報道 10][新聞 44]
- 金谷信号場:1967年1月11日開設、1999年3月12日廃止、楯岡駅(現在の村山駅) - 袖崎駅間
- 鳥越信号場:1944年12月1日開設、1960年12月20日廃止、1968年9月25日旧信号場位置から0.5km新庄寄りに再開設、1999年3月12日廃止[122]、舟形駅 - 新庄駅間
- 大清水信号場:2013年9月27日廃止[要出典]、追分駅 - 大久保駅間
- 七座信号場:1971年8月5日廃止、二ツ井駅 - 前山駅間(ルート変更のため)
- 陸奥森山駅:1940年11月1日廃止、大鰐駅(現在の大鰐温泉駅) - 石川駅間
- 門外駅:1940年11月1日廃止、石川駅 - 大清水駅間
- 大清水駅:1940年11月1日廃止、門外駅 - 弘前駅間
- 和徳駅:1940年11月1日廃止、弘前駅 - 撫牛子駅間
- 豊蒔駅:1940年11月1日廃止、撫牛子駅 - 川部駅間
- 山形駅 - 蔵王駅間に山形市内渋滞の減少、環境負荷低減、赤字路線の収支改善を目的とした新駅を設置する計画がある[新聞 47]。
- あきた蕗仁井田駅(仮称)を四ツ小屋駅 - 秋田駅間に設置する構想がある[新聞 48]。
各年度の平均通過人員(人/日)は以下のとおりである。なお、福島 - 新庄間は山形新幹線、大曲 - 秋田間は秋田新幹線を含む。
年度
|
全線
|
福島 - 米沢
|
米沢 -山形
|
山形 - 新庄
|
新庄 - 湯沢
|
湯沢 - 大曲
|
大曲 - 秋田
|
秋田 - 追分
|
追分 - 東能代
|
東能代 - 大館
|
大館 - 弘前
|
弘前 - 青森
|
出典
|
1987年度 (昭和62年度)
|
9,625
|
9,860
|
11,346
|
9,024
|
4,047
|
5,404
|
9,780
|
19,457
|
7,740
|
5,196
|
4,175
|
9,633
|
[123]
|
2009年度 (平成21年度)
|
5,176
|
9,622
|
5,577
|
1,168
|
8,112
|
12,553
|
3,173
|
1,720
|
7,055
|
2010年度 (平成22年度)
|
5,069
|
9,126
|
5,503
|
1,121
|
8,120
|
12,389
|
3,091
|
1,670
|
7,377
|
2011年度 (平成23年度)
|
5,080
|
9,032
|
5,485
|
1,096
|
7,858
|
12,269
|
3,093
|
1,724
|
8,166
|
2012年度 (平成24年度)
|
5,204
|
8,986
|
10,527
|
5,607
|
569
|
1,988
|
7,989
|
12,139
|
3,741
|
2,174
|
1,649
|
8,102
|
2013年度 (平成25年度)
|
5,349
|
9,366
|
10,941
|
5,794
|
568
|
2,074
|
8,221
|
12,215
|
3,718
|
2,220
|
1,718
|
8,209
|
2014年度 (平成26年度)
|
5,121
|
9,258
|
10,674
|
5,410
|
529
|
1,988
|
7,946
|
11,386
|
3,384
|
1,970
|
1,526
|
8,085
|
[124]
|
2015年度 (平成27年度)
|
5,139
|
9,418
|
10,811
|
5,497
|
544
|
1,971
|
8,052
|
11,388
|
3,309
|
1,848
|
1,368
|
8,098
|
2016年度 (平成28年度)
|
5,009
|
9,404
|
10,829
|
5,367
|
462
|
1,856
|
7,911
|
11,092
|
3,157
|
1,635
|
1,228
|
7,778
|
2017年度 (平成29年度)
|
5,012
|
9,447
|
10,881
|
5,524
|
438
|
1,841
|
7,974
|
10,878
|
3,100
|
1,595
|
1,171
|
7,680
|
[125]
|
2018年度 (平成30年度)
|
4,983
|
9,517
|
10,886
|
5,483
|
424
|
1,831
|
7,951
|
10,690
|
2,982
|
1,550
|
1,139
|
7,659
|
2019年度 (令和元年度)
|
4,794
|
8,985
|
10,358
|
5,366
|
416
|
1,704
|
7,578
|
10,340
|
2,916
|
1,485
|
1,165
|
7,540
|
2020年度 (令和02年度)
|
2,664
|
2,701
|
4,740
|
3,603
|
212
|
1,171
|
3,938
|
8,435
|
2,152
|
1,012
|
701
|
5,231
|
2021年度 (令和03年度)
|
2,962
|
3,731
|
5,647
|
3,978
|
229
|
1,256
|
4,390
|
8,481
|
2,168
|
1,037
|
742
|
5,383
|
2022年度 (令和04年度)
|
3,645
|
6,056
|
7,541
|
4,407
|
262
|
1,448
|
5,843
|
8,910
|
2,285
|
1,056
|
790
|
6,033
|
[126]
|
2023年度 (令和05年度)
|
4,283
|
7,944
|
9,158
|
4,793
|
291
|
1,578
|
7,217
|
9,289
|
2,527
|
1,185
|
948
|
6,767
|
[127]
|
平均通過人員が2,000人/日未満の線区における各年度の収支(運輸収入、営業費用)、営業係数、収支率は以下のとおりである。▲はマイナスを意味する。
なお、2019 - 2022年度(令和元 - 4年度)は2019年度(令和元年度)の平均通過人員が2,000人/日未満の線区が開示対象となっていたが、2023年度(令和5年度)は同年度の平均通過人員が2,000人/日未満の線区が開示対象となっている。
新庄駅 - 湯沢駅間
年度
|
収支(百万円)
|
営業 係数 (円)
|
収支率
|
出典
|
運輸 収入
|
営業 費用
|
計
|
2019年度(令和元年度)
|
94
|
1,854
|
▲1,759
|
1,962
|
5.1%
|
[報道 25]
|
2020年度(令和02年度)
|
41
|
1,741
|
▲1,699
|
4,192
|
2.4%
|
2021年度(令和03年度)
|
46
|
1,500
|
▲1,453
|
3,241
|
3.1%
|
[報道 26]
|
2022年度(令和04年度)
|
56
|
1,619
|
▲1,563
|
2,869
|
3.5%
|
[報道 27]
|
2023年度(令和05年度)
|
64
|
1,645
|
▲1,581
|
2,544
|
3.9%
|
[報道 28]
|
湯沢駅 - 大曲駅間
年度
|
収支(百万円)
|
営業 係数 (円)
|
収支率
|
出典
|
運輸 収入
|
営業 費用
|
計
|
2019年度(令和元年度)
|
227
|
2,022
|
▲1,794
|
887
|
11.3%
|
[報道 25]
|
2020年度(令和02年度)
|
134
|
2,026
|
▲1,891
|
1,510
|
6.6%
|
2021年度(令和03年度)
|
145
|
1,904
|
▲1,759
|
1,308
|
7.6%
|
[報道 26]
|
2022年度(令和04年度)
|
176
|
1,804
|
▲1,627
|
1,019
|
9.8%
|
[報道 27]
|
2023年度(令和05年度)
|
197
|
1,848
|
▲1,650
|
935
|
10.7%
|
[報道 28]
|
東能代駅 - 大館駅間
年度
|
収支(百万円)
|
営業 係数 (円)
|
収支率
|
出典
|
運輸 収入
|
営業 費用
|
計
|
2019年度(令和元年度)
|
274
|
3,517
|
▲3,242
|
1,282
|
7.8%
|
[報道 25]
|
2020年度(令和02年度)
|
153
|
3,444
|
▲3,290
|
2,250
|
4.4%
|
2021年度(令和03年度)
|
167
|
3,273
|
▲3,105
|
1,950
|
5.1%
|
[報道 26]
|
2022年度(令和04年度)
|
181
|
3,478
|
▲3,296
|
1,916
|
5.2%
|
[報道 27]
|
2023年度(令和05年度)
|
220
|
3,585
|
▲3,365
|
1,626
|
6.2%
|
[報道 28]
|
大館駅 - 弘前駅間
年度
|
収支(百万円)
|
営業 係数 (円)
|
収支率
|
出典
|
運輸 収入
|
営業 費用
|
計
|
2019年度(令和元年度)
|
207
|
2,644
|
▲2,437
|
1,277
|
7.8%
|
[報道 25]
|
2020年度(令和02年度)
|
102
|
2,551
|
▲2,448
|
2,479
|
4.0%
|
2021年度(令和03年度)
|
114
|
2,536
|
▲2,422
|
2,220
|
4.5%
|
[報道 26]
|
2022年度(令和04年度)
|
129
|
2,555
|
▲2,425
|
1,968
|
5.1%
|
[報道 27]
|
2023年度(令和05年度)
|
169
|
2,703
|
▲2,533
|
1,591
|
6.3%
|
[報道 28]
|
- ^ a b c d 会社要覧 2016-2017 - 付表 (PDF) に「新青森〜東青森を含む。」と注記あり。ただし営業キロは支線分を含まない値となっている。
- ^ 五能線の能代駅は1908年に能代町駅として開業。
- ^ 当初、9月9日から複線化する予定であったが[新聞 25][新聞 30]、延期された[新聞 31]。
- ^ 福島駅 - 庭坂駅間および新庄駅付近は、2018年12月17日、米沢駅 - 大石田駅間および大曲駅 - 秋田間は、2020年1月14日のJR東日本によるそれぞれの公表時点で、携帯電話の利用が可能とされている[報道 6][報道 7]。
- ^ 非電化化の構想自体は、2023年3月時点で国鉄労働組合によって公表されていた[112]。JRグループにおける駅間単位での電化廃止は、2022年に長崎本線の肥前浜駅 - 長崎駅間、2024年に磐越西線の会津若松駅 - 喜多方駅間[113]で行われたのに続き、3例目となる。
- ^ 刈和野駅 - 峰吉川駅間は、三線軌条になる前は単線
- ^ 新作花火コレクション時も含む
- ^ 2023年3月17日まではこのうち夕方の上り普通列車1本が津軽線蟹田発で運転され、青森駅で進行方向を変え、津軽新城駅まで乗り入れていた。
- ^ その後、各駅停車化されたため、設定由来の異なる湯沢発秋田行きの快速1本を除き、新庄駅 - 大曲駅間の速達列車は全廃となった。
- ^ 日本国有鉄道電気局『鉄道電報略号』、23頁。
- ^ a b c d 『令和4年度 秋田港クルーズ列車運行のための特定(観光)目的とした鉄道事業許可について』(PDF)(プレスリリース)国土交通省東北運輸局、2022年4月15日。https://wwwtb.mlit.go.jp/tohoku/content/000264011.pdf。2022年4月15日閲覧。
- ^ a b サステナビリティレポート2019 38頁 - JR東日本、2019年9月
- ^ a b 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編』JTB 1998年 ISBN 978-4533029806
- ^ 会社要覧2016-2017 - 付表 (PDF) - 東日本旅客鉄道
- ^ “JR東日本 会社概要”. 2022年10月28日閲覧。
- ^ 「法律 第4号 鐵道敷設法」『官報 1892年06月21日』1892年6月21日、205頁。doi:10.11501/2945958。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2945958/1。
- ^ a b 「告示 遞信省 第225号 青森弘前間鐵道運輸營業開始」『官報 1894年11月28日』1894年11月28日、278頁。doi:10.11501/2946694。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2946694/2。 官報上に路線名の記載は無し
- ^ 参考資料『弘前市史 明治・大正・昭和編』(弘前市・1964年3月30日発行) 「第二章 市制施行と師団創設・第一節 市制施行・四 交通運輸」の225頁「鉄道」に記載の時刻表より。
- ^ 参考資料『弘前市史 明治・大正・昭和編』(弘前市・1964年3月30日発行)の巻末年表8頁上段の「政治・行政・産業・経済等」から。
- ^ 「告示 遞信省 第157号 鐵道運輸營業開始」『官報 1895年10月14日』1895年10月14日、177,203頁。doi:10.11501/2946964。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2946964/1。 官報上に路線名の記載は無し,1日3往復の時刻表が掲載
- ^ 「告示 遞信省 第179号 奧羽北線碇ケ關白澤間運輸營業開始」『官報 1899年11月11日』1899年11月11日、262,274頁。doi:10.11501/2948200。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948200/1。 路線名を奧羽北線と表記,時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第320号 奧羽線白澤大館間運輸營業開始」『官報 1899年06月17日』1899年6月17日、137,148頁。doi:10.11501/2948077。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948077/2。 路線名を奧羽線と表記,時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第393号 奥羽北線大館、鷲ノ巢間運輸營業開始」『官報 1900年10月05日』1900年10月5日、98,109頁。doi:10.11501/2948474。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948474/2。 路線名を奧羽北線と表記,時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第431号 奧羽北線鷹ノ巢能代間線路運輸營業開始」『官報 1901年10月29日』1901年10月29日、577,593頁。doi:10.11501/2948797。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948797/1。 路線名を奧羽北線と表記,時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第330号 奧羽北線能代五城目間線路運輸營業開始」『官報 1902年07月28日』1902年7月28日、571,581頁。doi:10.11501/2949022。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949022/2。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第479号 奧羽北線五城目秋田間線路運輸營業開始」『官報 1902年10月18日』1902年10月18日、331,339頁。doi:10.11501/2949091。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949091/2。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第459号 奧羽北線秋田和田間線路運輸營業開始」『官報 1903年09月29日』、522,538頁。doi:10.11501/2949382。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949382/2。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第379号 奧羽北線和田神宮寺間運輸營業開始」『官報 1904年08月19日』1904年8月19日、449,466頁。doi:10.11501/2949661。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949661/1。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第503号 奧羽北線神宮寺大曲間線路運輸營業開始」『官報 1904年12月19日』1904年12月19日、547,571頁。doi:10.11501/2949766。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949766/6。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第322号奧羽北線大曲橫手間線路運輸營業開始」『官報 1905年06月13日』1905年6月13日、508,553頁。doi:10.11501/2949917。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949917/3。 時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第483号 奧羽北線橫手湯澤間線路運輸營業開始」『官報 1905年09月11日』1905年9月11日、266,292頁。doi:10.11501/2949994。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2949994/2。 列車運転時刻に"奥羽北線横手湯沢駅線路運転営業開始につきては当日より奥羽線列車運転時刻を左の通りとす"とある
- ^ 「告示 遞信省 第150号 奥羽南線福島米澤間運輸營業開始」『官報 1899年05月12日』1899年5月12日、186,195頁。doi:10.11501/2948047。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948047/8。 路線名を奥羽南線と表記,時刻表も掲載
- ^ 「告示 遞信省 第160号 奧羽南線米澤赤湯間運輸營業開始」『官報 1900年04月17日』1900年4月17日、227頁。doi:10.11501/2948327。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948327/2。
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- ^ 「告示 遞信省 第409号 奧羽南線楯岡大石田間線路運輸營業開始」『官報 1901年10月18日』1901年10月18日、370頁。doi:10.11501/2948788。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2948788/2。
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- ^ 「告示 鐵道院 第75号 中山、新城、新庄ノ各停車場名改稱」『官報 1915年08月13日』1915年8月13日、260頁。doi:10.11501/2953018。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953018/2。 同時に東北線奥中山駅、総武線下総中山駅、福知山線中山寺駅、和歌山線大和新庄駅も改称した
- ^ 「告示 鐵道院 第25号 奧羽本線石川停車場設置一般運輸營業開始」『官報 1916年06月24日』1916年6月24日、547頁。doi:10.11501/2953279。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2953279/1。
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- ^ 「告示 鐵道院 第60号 奧羽本線笹木野停車場設置一般運輸營業開始」『官報 1919年08月11日』1919年8月11日、207頁。doi:10.11501/2954218。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954218/1。
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- ^ 「告示 鐵道省 第163号 奧羽本線橫手飯詰間ニ後三年停車場設置一般運輸營業開始」『官報 1921年11月30日』1921年11月30日、655頁。doi:10.11501/2954915。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954915/5。
- ^ 「告示 鐵道省 第164号 奧羽本線田眞室川間ニ羽前豐里停車場設置一般運輸營業開始」『官報 1921年11月30日』1921年11月30日、655頁。doi:10.11501/2954915。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2954915/5。
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- ^ 「告示 鐵道省 第203号 東北本線浦町青森間青森操車場ト奧羽本線津輕新城青森間瀧内信號場トヲ連結スル線路ニ由ル貨物運輸營業開始」『官報 1926年10月21日』1926年10月21日、527頁。doi:10.11501/2956399。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956399/3。
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- ^ 「告示 鐵道省 第205号 奧羽本線十文字橫手間ニ停車場設置」『官報 1926年11月02日』1926年11月2日、50頁。doi:10.11501/2956408。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956408/2。 官報では信号所について記載されないため駅が設置されたことしか記載されていない
- ^ 「告示 鐵道省 第201号 左澤線北山形停車場ニ於テ奧羽本線ニ發著スル旅客荷物ノ取扱開始」『官報 1927年09月09日』1927年9月9日、224頁。doi:10.11501/2956671。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2956671/3。
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- ^ 「告示 鐵道省 第162号 奧羽本線刈和野羽後境間ニ停車場設置」『官報 1930年06月12日』1930年6月12日、316頁。doi:10.11501/2957501。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2957501/3。
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- ^ 「告示 鐵道省 第223号 東海道本線共和停車場等運輸營業停止」『官報 1940年10月25日』1940年10月25日、850頁。doi:10.11501/2960639。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2960639/6。 東海道本線1駅、北陸本線3駅、宇野線5駅、呉線1駅、両毛線2駅、奥羽本線5駅、五能線3駅が同時に廃止
- ^ 「告示 鐵道省 第192号 奧羽本線釜淵及位間ニ停車場設置等」『官報 1941年09月19日』1941年9月19日、575頁。doi:10.11501/2960910。https://dl.ndl.go.jp/info:ndljp/pid/2960910/8。
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ウィキメディア・コモンズには、
奥羽本線に関連するメディアがあります。
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×は廃止された名称 |
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[予]中央 | |
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東海道・山陽・九州・西九州 | |
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日本国外輸出車両 |
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車両形式 | |
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{}は導入予定車両、×は運用終了車両 |
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JR東日本・JR西日本(北陸) | |
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△は未供用 ×は廃止された車両基地 |
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