宇宙皇子 | ||
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著者 | 藤川桂介 | |
イラスト | いのまたむつみ | |
発行日 | 1984年6月 - 1998年6月 | |
発行元 | 角川書店 | |
ジャンル | 歴史伝奇ファンタジー | |
国 | 日本 | |
言語 | 日本語 | |
形態 | 新書判 / 文庫判 | |
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『宇宙皇子』(うつのみこ)は、藤川桂介による歴史伝奇ファンタジー小説。1984年(昭和59年)から1998年(平成10年)まで執筆された。カバーと挿絵はいのまたむつみ[1]が担当。第3期よりカバー・イラストと口絵のみ担当(以降の本文挿絵は所 智一)。2013年9月時点で累計部数は1000万部を記録している[2]。
地上編・天上編・妖夢編・煉獄編・黎明編の全5部構成。他に外伝「拾異伝」が出版。実際に日本各地に伝承され信仰されている修験者「役行者」こと役小角の弟子として、架空の人物「宇宙皇子」が、金剛山で葛藤しながら成長していく姿を描く。
物語の舞台は飛鳥地方周辺に始まり、現実の西暦600年代半ば(壬申の乱以降)から、数百年間にわたり展開している。なお作中では年代を星暦として表現している。
頭部に角を持ちながらこの世に生を受け、年を経るにつれ“宇宙皇子”と呼ばれるようになった少年の数奇な一生が大まかなストーリーとなっている。
この節の加筆が望まれています。 |
テレビ東京の開局25周年を記念した劇場アニメとして、1989年3月11日に『宇宙皇子(地上編)』(『ファイブスター物語』と併映)が、1990年9月22日に『天上編 宇宙皇子』が、それぞれ上映された。なお、後者は1990年から1992年にかけ、全13巻のOVAとして制作された作品のダイジェスト版である。
宇宙皇子 | |
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監督 | 吉田憲二 |
脚本 |
富田祐弘 寺田憲史 武上純希 |
原作 | 藤川桂介 |
製作 |
角川春樹 筧容徳(プロデューサー) 佐藤昭司(プロデューサー) 中島順三(プロデューサー) |
出演者 |
古谷徹 山田栄子 池田秀一 |
音楽 |
河野土洋 石川光(音楽プロデューサー) |
主題歌 | ダ・カーポ『夢狩人』 |
製作会社 | 角川書店 |
配給 | 東宝 |
公開 | 1989年3月11日(地上編) |
上映時間 | 82分 |
製作国 | 日本 |
言語 | 日本語 |
配給収入 | 4億円[3] |
主題歌については、劇場版の#主題歌を参照。
話数 | タイトル | 発売日 |
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天上編1 | 皇子よ! 今こそ旅立て | 1990年10月24日 |
天上編2 | 無残! 阿修羅王 | 1990年11月21日 |
天上編3 | 再会! 戯女市の女 | 1990年12月15日 |
天上編4 | 星狩場の聖神伝説 | 1991年1月23日 |
天上編5 | 天をゆさぶれ! 愛の絆 | 1991年2月20日 |
天上編6 | 執念の神狩り | 1991年3月20日 |
天上編7 | 哀れ! 天人五衰 | 1991年6月26日 |
天上編8 | 花の森幻惑 | 1991年7月24日 |
天上編9 | 補陀落恋渡海 | 1991年8月21日 |
天上編10 | 日輪に焼身浄化 | 1991年10月23日 |
天上編11 | めぐり逢い輪舞 | 1991年12月18日 |
天上編12 | 落葉帰根 | 1992年1月22日 |
天上編13 | 珍皇子よ試練を越えて | 1992年2月29日 |
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1988年から1992年にかけて、カドカワカセットブックとして全10巻が発売された。