客途秋恨 | |
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タイトル表記 | |
繁体字 | 客途秋恨 |
簡体字 | 客途秋恨 |
英題 | Song of the Exile |
各種情報 | |
監督 | アン・ホイ |
脚本 | 呉念真 |
製作 | ジェシンタ・リウ |
製作総指揮 | キン・フー、ジミー・ウォング、ベニー・チャオ |
出演者 |
ルー・シャオフェン マギー・チャン |
音楽 | チェン・ヤン |
撮影 | デビッド・チャン |
美術 | イー・チュンマン |
公開 |
1990年4月27日 1991年10月18日 |
上映時間 | 100分 |
製作国 |
イギリス領香港 台湾 |
言語 |
広東語 日本語 北京語 英語 |
『客途秋恨』(きゃくとしゅうこん、原題:客途秋恨、英語題:Song of the Exile)は1990年制作の香港・台湾合作映画。アン・ホイ監督の実体験に基づく自伝的要素が強い作品である。ビデオソフトが再発売された際には邦題が『郷愁 客途秋恨』と変えられた。
1973年、映像学を学ぶためロンドンに留学していたヒューエンは、母からの手紙で妹の結婚式に出席するように言われ、香港へと戻ってくる。日本人である母との仲は子供のころから上手くいかず、彼女は祖父母にばかり懐いていた。母・葵子はかつて満州で暮らしていた。日本の敗戦後、家族とともに日本への送還を待っているときに、病気の甥を助けてくれたのが、日本通訳の中国人青年将校である父だった。その父も既になく、妹も夫とともにカナダへ移住したため、実家にはヒューエンと母だけが残された。突如、望郷の念にかられた母は故郷である日本の九州・別府に行こうと思い立つ。気乗りのしないヒューエンだったが、妹のいなくなった家で1人泣く母の姿を見て、母の故郷・日本へと同行することを決める……。