宮崎駿の雑想ノート | |
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ジャンル | ラジオドラマ |
放送方式 | 録音 |
放送期間 | 1995年11月5日 - 1996年4月7日 |
放送時間 | 日曜 21:00 - 21:30 |
放送局 | ニッポン放送 |
ネットワーク | NRN |
パーソナリティ | 神山卓三(案内人) |
出演 | #作品一覧参照 |
提供 | セガ・エンタープライゼス |
『宮崎駿の雑想ノート』(みやざきはやおのざっそうノート)は、漫画家・アニメ監督の宮崎駿による、イラストエッセイ及びマンガである。後にラジオドラマ化もされている。
アニメ制作の合間に模型雑誌『月刊モデルグラフィックス』に不定期連載されたもので、作者の趣味である軍事関係の船舶、航空機、戦車等を題材にしている。全13話。
連載初期はイラストのまわりに文章が書かれたエッセイ形式だったが、段々とページの一部がマンガとして描かれるようになり、第9話の後半からは全ページがマンガとして描かれるようになった。絵は鉛筆と透明水彩で描かれている。題材は、史上初の装甲艦同士の対決、特設監視艇となったオンボロ漁船、ポルシェ博士が作ったティーガー戦車Pなどである。雑想の言葉通り、全編にわたって史実とは異なる創作が巧妙に混ぜられている一方、明らかな間違いである記述も存在する[注 1]。
キャラクターは欧米が舞台の場合、擬人化された動物が使われており、おおむねイギリス人が犬(『名探偵ホームズ』と同デザイン)、アメリカ人がゴリラ、ドイツ人が豚とされている。また「豚の虎」と続編「ハンスの帰還」、「泥まみれの虎」ではドイツ人同様、ソ連人が豚として描かれている。一方、日本や中国を題材にした作品では普通の人間である。また、前述の欧米を扱ったパートでも、非戦闘員など人物によっては普通の人間を用いる場合がある[注 2]。
宮崎駿は「雑想ノート」以前に、東京ムービーのファン誌に『ぼくのスクラップ』を連載していた。これは初期の「雑想ノート」に似たスタイルで書かれたイラストエッセイである。このエッセイを見た大塚康生(宮崎駿の先輩アニメーター)が、『月刊モデルグラフィックス』誌の創刊時に連載を持ちかけた[1]。
1998年に『宮崎駿の妄想ノート』というタイトルで連載が再開、オットー・カリウスの戦記を漫画化した「泥まみれの虎」が描かれ「豚の虎」の続編「ハンスの帰還」を収録して2002年に出版された。
サブタイトル | ラジオドラマの出演者[注 3] | ラジオドラマの話数 放送日 |
ラジオドラマのCD化作品ナンバー[注 4] | 主要登場兵器 |
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知られざる巨人の末弟 | 佐野史郎 | 第5話 1995年12月24日・31日 |
#1 | WP-30重空中戦艦[注 5] |
甲鉄の意気地 | 名古屋章 | 第7話 1996年1月21日・28日 |
#7 | 装甲艦モニター、メリマック |
多砲塔の出番 | 桃井かおり | 第6話 1996年1月7日・14日 |
#6 | 悪役1号[注 5] |
農夫の眼 | 天本英世 | 第8話 1996年2月4日 |
#10 | ポテーズ540 |
竜の甲鉄 | 峰竜太 | 第9話 1996年2月11日・18日 |
#2 | 定遠級戦艦 |
九州上空の重轟炸機 | 春風亭柳昇 | 第3話 1995年12月3日・10日 |
#12 | マーチン139W |
高射砲塔 | 大竹しのぶ | 第2話 1995年11月19日・26日 |
#4 | リュースバルク市の高射砲塔[注 5] |
Q.ship | 松尾貴史 | 第4話 1995年12月17日 |
#10 | Qシップ |
特設空母安松丸物語 | 三木のり平 | 第10話 1996年2月25日・3月3日 |
#8 | 特設空母安松丸[注 5]、九六式艦上攻撃機 |
ロンドン上空1918年 | 谷啓 | 第11話 1996年3月10日・17日 |
#9 | ツェッペリン・シュターケンR-IV |
最貧前線 | イッセー尾形 | 第1話 1995年11月5日・12日 |
#3 | 特設監視艇吉祥丸[注 5] |
飛行艇時代 | - | - | - | サボイアS.21試作戦闘飛行艇[注 5] |
豚の虎[注 6] | - | - | - | ポルシェティーガー |
ハンスの帰還 | 西田敏行 | 第12話 1996年3月24日・31日・4月7日 |
#11[3] | IV号戦車J型 |