尿酸排泄促進薬(にょうさんはいせつそくしんやく)とは、血中の尿酸濃度低下を目的として投与される薬物の一群のこと。高尿酸血症の治療薬のひとつで、特に痛風の予防薬として用いられる。
尿酸トランスポーター分子として、URAT1は血管内皮などにも発現しているが、腎臓の近位尿細管で多く発現し、尿酸の再吸収を行う。再吸収された尿酸はヒトの血清尿酸値の約80%を占める。尿酸排泄促進薬はURAT1による再吸収を阻害し、血中の尿酸を減少させる。
尿中の尿酸濃度が上昇するため、尿路結石症(尿酸結石)を誘発する可能性がある。
以下は日本の厚生労働省により認可されている治療薬である。